勘違いからはじまったDJの仕事~ラジオパーソナリティ光邦インタビュー【Part3】

勘違いからはじまったDJの仕事~ラジオパーソナリティ光邦インタビュー【Part3】

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  1. 全ては勘違いから始まった
  2. とにかく真剣に寄り添うだけ
FMヨコハマの朝の情報ワイド番組「ちょうどいいラジオ」のパーソナリティで二児のパパでもある光邦さんのインタビュー第3弾。今やFMヨコハマの顔として活躍する光邦さんはどのようにしてラジオの道へと入ったのでしょうか?
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全ては勘違いから始まった

―元々ラジオの世界への憧れはあったんですか?

いやいや高校卒業してからです。ラジオはほとんど聞いていませんでした。

最初は役者になりたかったんです。いや、役者というより“ヒガシ”。少年隊の東山紀之さんに憧れていました。元々学芸会とかそういうのが大好きだったんですけど、僕らが育った時代は本当にテレビの世界がキラキラしていて、芸能界に入りたかったんですよね。

ところが、友達に誘われて初めてクラブに行ったとき、音楽とダンスであふれてみんな楽しそうで、なんだこの世界は?って衝撃を受けたことでクラブDJになりたいと思うようになりました。それからは、おばあちゃんからもらったお金で毎日レコードを買いに行ったり、音楽をたくさん聴いて、クラブイベントにも関わるようになって。そこで、DJコースのある専門学校への進学を決めました。

しかし、実際に学校に行ってみてビックリ。授業の最初に先生が言うんです。

「皆さん、ラジオが好きなんですよね?」

あれ? ラジオ?  そうなんです。DJコースというのは“クラブDJ”じゃなくて“ラジオDJ”のことでした。ちゃんと学校見学にも行かないで決めたもんだから完全にやっちゃいました(笑)。

そこで出された課題が、みんなでラジオ番組を作って競うというものだったんですけど、競うことは好きなタイプなもんで、だんだん楽しくなってきちゃって、すっかりのめりこんでしまったんですね。

自分にとって大きかったのは、当時大人気だった赤坂泰彦さんの番組にアルバイトで入ったこと。もちろんラジオでしゃべる仕事ではなくて、リスナーからかかってくるリクエストの電話を受けるオペレーターでしたけど、そこで様々な「ラジオの奇跡」を目撃したんです。生放送の中で赤坂さんのトークとリスナーのメッセージと音楽が絡み合って、もともとあった台本の流れとは違うんだけど、ものすごく面白くなったり、素晴らしい番組がうまれていく姿は今でも忘れられません。

そこから本格的にラジオの世界を目指しました。

とにかく真剣に寄り添うだけ

―ラジオの仕事をしている上で光邦さんが心がけていることや、目指しているモノはありますか?

ラジオで喋る人のことを「DJ」とか「ナビゲーター」とかいろいろな言い方をしますけど、僕は「パーソナリティ」だと思っています。「パーソナリティ」って「個性」のことですよね。だから、個性は絶対に大事にしないといけないと思っています。

ただ、自分には特別な才能はありません。

英語がしゃべれるわけでもないし、学歴があるわけでもない、自分よりいい声の人だってたくさんいる。そんな自分に何が出来るか? 考えてたどり着いたのが、とにかく真剣にリスナーに寄り添うことだったんです。

メッセージをくれた人、聞いてくれている人が、今、どんな状況なのか?どんな気持ちなのか? どんなことを考えているのか? できる限り想像することだけは、自分に何もないからこそやらなくちゃいけないと思っています。

真剣に向き合うことはラジオだけでなく誰に対しても。自分の娘たちに対しても同じです。

20歳でデビューして23年間途切れること無く生放送を続けてこられたのは、ずっと母親に言われてきた人間運の良さがあったと思います。出会いには感謝しかない。そして、その出会ってきた人たちが今、僕の後ろにいて、支えてくれているような感覚があります。

育ててくれた両親や家族に始まって、学生になってからの友達や仲間、先輩や後輩。仕事をしてから出会った人たち。

マイクの前に座っている自分はこんなにちっぽけだけど、その後ろにはたくさんの人たちがいる。そのおかげでいろいろなことができるし、自分の個性を発揮することができる。本当にありがたいことだと思います。
ラジオはまるで自分に向かって話しかけてくれているような感覚があるとても身近なメディアと言われます。そんな中で、光邦さんが誰より寄り添うことにこだわってきたからこそ今、多くの人に支持される存在になったのではないでしょうか? ただ、それがまさか勘違いからスタートしたとは。

次回は、そんな光邦さんが思う今の子育て環境についてを伺います。
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光邦
1976年東京都生まれ。
専門学校を経て20歳の時にラジオパーソナリティとしてデビュー。以来、20年以上にわたってラジオを通じて様々な発信し、リスナーの心に寄り添い続けている人情派。現在はFMヨコハマで朝月曜日から木曜の朝6時から放送中の「ちょうどいいラジオ」でDJを担当する朝の顔。

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