親が知らないことも…子どもが陥りやすいスマホの「ネットトラブル」リスクとは

親が知らないことも…子どもが陥りやすいスマホの「ネットトラブル」リスクとは

ライフスタイル

目次[非表示]

  1. SNSトラブル
    1. ケース① 個人を特定できる情報を投稿
    2. ケース② チャットグループやコメントで悪口
    3. ケース③ 不快なコメントの被害者&加害者になる
    4. ケース④ SNSで知り合った人と実際に会う
    5. 子どものSNSトラブルを避けるためには?
  2. ネットショッピングトラブル
    1. ケース① 親に内緒でネットで買い物
    2. ケース② フリマアプリでお小遣い稼ぎ
    3. 子どものネットショッピングトラブルを避けるためには
  3. ネット詐欺(フィッシングメール、架空請求)
    1. 子どもがネット詐欺に遭わないために
  4. ネットトラブルに巻き込まれたら誰に相談するか?
    1. 親子でできるネットトラブル対策は?
最近では高校生はもちろんのこと、中学生や小学生でも携帯電話・スマートフォンを持つ割合が高まっています。内閣府の2018年度調査(※)によると、小学生の35.9%、中学生の78%、高校生の99.4%が自分専用のスマホを所有しているそうです。
※内閣府「平成30年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」
https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h30/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf


塾に通う子どもの連絡道具として必要に迫られたり、あるいは友達とのコミュニケーションや部活動の連絡網(最近はLINEで連絡事項を一斉送信するケースも多いのだとか)など、交友関係に影響を及ばないよう許可した…。

スマホを買い与えた動機は家庭によってさまざまでしょうが、実際に子どもがどのようにスマホを使っているか十分に把握・管理できていない方も少なくないのではないでしょうか。そして一方の子どもも、ネットやSNSのリスクを理解しないままスマホを持ち、トラブルに巻き込まれる例が増えているそうです。

そこで今回は、スマホを所有する全国の中高生200名を対象にNTTドコモが行った調査結果や専門家の解説を交えながら、子どもたちが巻き込まれやすいネットトラブルの事例や対策法をご紹介します。

SNSトラブル

ケース① 個人を特定できる情報を投稿

(データ提供:株式会社NTTドコモ)

「これまでに、SNSに顔や制服のうつった写真・動画を投稿したことがありますか?」と聞いたところ、全体の42%が「ある」と回答。顔や制服など、個人情報の特定につながる写真を投稿している中高生は少なくないようです

さらに、「SNSに自分の学校名を書いて投稿したことがある」人も全体の約7人に1人(15%)となりました。

ケース② チャットグループやコメントで悪口

(データ提供:株式会社NTTドコモ)

学校のクラスのチャットグループ(メンバーでやり取りできるSNS内のグループ)は約9割が「ある」と回答するほど、中高生にとってごく身近な存在。

しかし「チャットグループに悪口が書かれているのを見たことがある」と答えた人も約7人に1人(14%)いて、クラスメイトとの関係悪化やいじめにつながりかねない使い方をしているケースも。ちなみに悪口の目撃経験は、高校生(8%)より中学生(20%)の方が多いそうです。

ケース③ 不快なコメントの被害者&加害者になる

(データ提供:株式会社NTTドコモ)

SNSで知らない人からコメントをもらったことがある人は約7割。そのうち30%が、例えば「ゲームに関する投稿をしたら“下手だから”やめろと言われた」などの“不快な気持ちになるコメント”をもらったことがあるそうです。

その逆に、約3割が「SNSで他者への批判・文句を投稿したことがある」と回答。つまり子どもたちは、SNSでの誹謗中傷の被害者にも加害者にもなりうる状況にあるようです

ケース④ SNSで知り合った人と実際に会う

(データ提供:株式会社NTTドコモ)

見ず知らずの人とSNSでつながり、その後実際に会うケースも少なくないようです。女子中高生の48%が友人の体験として「ある」と回答(男子中高生は25%)し、さらに自分自身も25%(男子中高生は8%)が体験ありと回答したのだとか。

子どものSNSトラブルを避けるためには?

ITジャーナリストの鈴木朋子さんによる中高生のSNS利用の注意点とは?
中高生のSNS利用が大人ともっとも異なる点は、現実の知り合いとのコミュニケーションがメインであることです。学校の友人や部活の仲間、小学生時代の同級生など、気の知れた人達と近況をシェアすることが一般的と言えるでしょう。しかし、インターネットにつながっている以上、投稿は多くの人の目にさらされます。中高生たちが、そのリスクをあまりわかっていないことから、トラブルに発展する事例が多く見られます。

例えば、昨今問題になっている、制服姿のままアルバイト先でふざけた行為を動画に撮る「バカッター」騒ぎは、内輪に見せるために投稿していたものが拡散されたことで炎上しました。中には偽計業務妨害の疑いで書類送検された高校生もいます。

さらに、最近は友人のIDとパスワードを推測して乗っ取り、本人になりすましてSNSに投稿することもおふざけのひとつとしてよく行われているようです。しかし、こちらも不正アクセス禁止法で禁止されている行為。その状態で他人への誹謗中傷を行えば、名誉毀損に問われる可能性もあります。こうした事例は仲間うちで軽い気持ちで行われているため、被害に遭う可能性だけでなく、加害者になってしまうことも考えられます。

そして、SNSにおいて、他人の悪口や批判をするのもNG。本人としてはなにげなく投稿したつもりの内容でも、誹謗中傷として名誉毀損罪、侮辱罪、脅迫罪、業務妨害罪などの罪に問われる可能性や、慰謝料を請求される可能性があります。

そのほか、SNSで繋がった人に対する警戒心も大人より低いため、DMで会話を交わしているうちに仲良くなり、実際に会いに行った結果、性被害にあってしまうこともあります。高校生以下のお子様を持つ親御さんは、知らない人に会いに行かないことを、今からでも約束しておくべきです。また、自身の制服姿、学校名など、個人の特定につながる行為も危険ですのでやめましょう。
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