
【エアコンと換気の正しい知識】エアコンをつけたまま換気してOK?コロナ禍の夏を健康かつエコに乗り切るためのエアコンの使い方と換気の方法
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新型コロナウイルス感染拡大防止の基本は、「3密(密閉・密集・密接)」を避けること。家庭におけるこれらの対策の一つとして、部屋のこまめな換気が求められています。
しかし、猛暑でエアコンがフル稼働する夏だと、窓を開けて換気すると外の温かい空気が部屋の中に入り、室温が上昇してしまいますよね。換気しないわけにはいかないけど、エアコンにかかる負荷が大きくなり電気代が高くなってしまう…。夏の換気エアコンをどう両立させればいいのか?
そこで今回は、ダイキンが行ったセミナー(※1)から「上手な換気」と「電気代を抑えるエアコンの冷房運転」のポイントを紹介します。
しかし、猛暑でエアコンがフル稼働する夏だと、窓を開けて換気すると外の温かい空気が部屋の中に入り、室温が上昇してしまいますよね。換気しないわけにはいかないけど、エアコンにかかる負荷が大きくなり電気代が高くなってしまう…。夏の換気エアコンをどう両立させればいいのか?
そこで今回は、ダイキンが行ったセミナー(※1)から「上手な換気」と「電気代を抑えるエアコンの冷房運転」のポイントを紹介します。
「エアコンは換気もしている」は誤解!換気の基本と窓開け換気のコツ
エアコンは、部屋の中の空気を吸い込んでその空気を冷たくしたり温かくしたりした後に、部屋の中に戻すことで快適な環境をつくります。ということは、エアコンを稼働していると部屋の空気の入れ換えになる──と思う方もいるでしょうが、実は誤り。エアコンは部屋の中の空気と外の空気を入れ換えてはいないため、エアコン以外の方法で換気をする必要があります。
そこでまずは、換気方法の基本を押さえておきましょう。ポイントは次の3つです。
①24時間換気システムをきちんと正しく使う
②対角線のふたつの窓を開けて空気の通り道を作る
③1時間ごとに10分よりも、30分ごとに5分の方が効果的
“空気の通り道を作る”などの基本ポイントを踏まえ、窓開け換気のコツもご紹介しましょう。
①風の入口は小さく、出口は大きく
②開けるふたつの窓が近すぎると非効率
③窓がひとつの場合、扇風機などを室外に向けて
④風の通りが悪い時は、レンジフードの活用も
空気を効率的に換気するためサーキュレーターや扇風機を使う際、部屋の外側から中に向けてしまっていませんか? 外から新鮮な空気を取り入れるのも大事ですが、汚れた空気が室内にとどまってしまうことがあるので、室内の空気を外に出すことを意識するのが重要なのだとか。
窓がない部屋の場合は、まず部屋のドアを開け、サーキュレーターや扇風機などを置いて部屋の外に空気が流れるようにするといいそうです。
そこでまずは、換気方法の基本を押さえておきましょう。ポイントは次の3つです。
①24時間換気システムをきちんと正しく使う
②対角線のふたつの窓を開けて空気の通り道を作る
③1時間ごとに10分よりも、30分ごとに5分の方が効果的
“空気の通り道を作る”などの基本ポイントを踏まえ、窓開け換気のコツもご紹介しましょう。
①風の入口は小さく、出口は大きく
②開けるふたつの窓が近すぎると非効率
③窓がひとつの場合、扇風機などを室外に向けて
④風の通りが悪い時は、レンジフードの活用も
空気を効率的に換気するためサーキュレーターや扇風機を使う際、部屋の外側から中に向けてしまっていませんか? 外から新鮮な空気を取り入れるのも大事ですが、汚れた空気が室内にとどまってしまうことがあるので、室内の空気を外に出すことを意識するのが重要なのだとか。
窓がない部屋の場合は、まず部屋のドアを開け、サーキュレーターや扇風機などを置いて部屋の外に空気が流れるようにするといいそうです。
換気しながらエアコンを使う際の節電ポイント
真夏の熱中症対策のためにエアコンは不可欠。では、換気をしている間はエアコンをつけたままがいいのか、切った方がいいのか? ダイキンが行った調査(※2)でも、窓開け換気時のエアコンは「つけっぱなし派」と「一時停止派」がほぼ同じ割合で、多くの人が迷っている現状が伺えます。
ダイキンでは、換気の際のエアコン節電方法のポイントとして次の4つを挙げています。
①こまめにオンオフよりも、つけっぱなし
エアコンは電源を入れた直後に電力を多く消費するため、窓を開けて換気するたびにこまめにオンオフすると、かえって電気代が上がってしまう可能性があります。
また、夏に窓を開けて換気すると、外から入ってくる温かい空気により、どうしても室内の温度が上昇してしまいます。夏本番になると30度以上の気温の日が続きますので、室温が急激に上がる可能性もあり熱中症のリスクとなります。
「節電のため」と「室内で健康で快適に過ごすため」。この2つの理由から、換気中もエアコンをつけっぱなしにするのがオススメなのだそうです。
「節電のため」と「室内で健康で快適に過ごすため」。この2つの理由から、換気中もエアコンをつけっぱなしにするのがオススメなのだそうです。
②室内機から遠い窓を開けてエアコンの負荷軽減
室内機(エアコン本体)から近い窓を開けて換気すると、外から入ってくる温度の高い空気をエアコンが直接吸い込んでしまいます。するとエアコンに負荷がかかり、消費電力が大きくなるため、電気代が上がる原因になります。換気の際は室内機から遠い窓を開けるようにしましょう。
③室外機の周りに物を置かずに風通しよく
室外機のまわりに障害物があると空気の流れが滞ってしまい、吹き出し口から上手く室内の熱を逃がせなくなります。するとその分、たくさんの電力を使ってしまうことに。室外機のまわりは整理整頓し、風通しの良さを確保しましょう。
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④2週間に1回のフィルター掃除
エアコンは部屋の暖かい空気を吸いこんで、冷たい空気にして吐き出すことで部屋を涼しくしています。その際、エアコン内部のフィルターが汚れなどによって目詰まりすると、吸いこむ空気の量が少なくなり部屋を冷やす力が小さくなるため、部屋を冷やすのに多くの電力が必要になるのです。ちなみに1年間フィルター掃除をしないと、消費電力が約25%も増加するのだとか。
面倒に思えるかもしれませんが、フィルターの掃除はこまめに、2週間に1度は掃除するように心がけましょう。まずは掃除機でほこりを丁寧に吸い取り、汚れがひどい時には中性洗剤をとかしたぬるま湯で洗い、日陰でよく乾かしてください。
コロナ渦の新しい生活様式において、こまめな部屋の換気は重要な役割を果たします。今回ご紹介した「上手な換気」と「電気代を抑えるエアコンの冷房運転」のポイントを実践し、家族の健康を守りながらエコに乗り切りましょう。
※1【ダイキン】 WEBセミナー「コロナ禍における“熱中症対策”と“上手な換気の方法”」を開催
※2 夏に窓開け換気をしているときのエアコンの使い方「つけっぱなし」と「スイッチOFF」はどちらが正解?
※1【ダイキン】 WEBセミナー「コロナ禍における“熱中症対策”と“上手な換気の方法”」を開催
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