
睡眠不足による免疫力の低下に要注意!コロナ禍の冬に家族の健康を守る睡眠環境の整え方
ライフスタイル
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コロナ禍で働き方やライフスタイルが変化した影響によって「おうち時間」が長くなり、以前より睡眠時間が増えたという方も少なくないでしょう。その一方、けっこう早く寝て睡眠時間も取れているはずなのに、なんだか体がスッキリしないということはありませんか? それは「質の良い睡眠」が取れていないせいかもしれません。
コロナ禍が続く中、これから寒くなってくると風邪やインフルエンザの流行が本格化し、例年以上にウイルス対策を徹底することが求められます。そんな中、ぐっすり眠れないことで健康が損なわれ、体力や免疫力が下がることは避けたいですよね。では、どうすれば「質の良い睡眠」を得られるのか?
そこで今回は、デロンギ・ジャパンが行った冬の健康管理に関する調査の結果を交えながら、睡眠専門医・坪田聡先生の解説による「質の良い睡眠」を得るためのコツをご紹介します。
コロナ禍が続く中、これから寒くなってくると風邪やインフルエンザの流行が本格化し、例年以上にウイルス対策を徹底することが求められます。そんな中、ぐっすり眠れないことで健康が損なわれ、体力や免疫力が下がることは避けたいですよね。では、どうすれば「質の良い睡眠」を得られるのか?
そこで今回は、デロンギ・ジャパンが行った冬の健康管理に関する調査の結果を交えながら、睡眠専門医・坪田聡先生の解説による「質の良い睡眠」を得るためのコツをご紹介します。
30代〜50代の働き盛りが「質の良い睡眠」を取れていない
免疫力が下がるとウイルスなどの感染症にかかりやすいといわれています。免疫力向上のために大切だと思うことを尋ねたところ、「バランスの良い食生活」(78.2%)に次いで「質の良い睡眠」(71.6%)が挙げられました。しかし、冬に質の良い睡眠が取れているかという質問には61.6%が「取れていない」と回答。特に、30代〜50代の働き盛りが「取れていない」と自覚しているようです。
そこで、現在の睡眠環境を改善したいか尋ねたところ、80.3%が「改善したい」と回答。特に、30代(86.0%)が睡眠環境の改善を望んでいます。仕事でバリバリ働き心身に疲労がたまり、また家庭でも家事や育児に追われる日々が続き、なかなか疲れが取れず睡眠環境の改善をより強く望むのかもしれません。
冬の睡眠環境で悩まされる、暖房器具による「空気の乾燥」問題
部屋が冷えているとぐっすり眠りづらいので、冬になると寝室でも暖房器具を使用している方は多いはず。その暖房器具の睡眠時の不満があるか尋ねたところ、約65%が「不満を感じている」と回答。さらに具体的な不満点としては「空気が乾燥する」が59.0%とダントツのトップに。
さらに、暖房器具の使用にまつわる不満を掘り下げるべく、暖房器具から出る風を不快に感じたことがあるか尋ねてみました。すると、58.8%が「不快に感じたことがある」と答え、30代(71.0%)を中心に20代(66.0%)〜40代(59.5%)に不快に感じている人が多数。
また、不快に感じたことがあると答えた588人に暖房器具から出る風の不快な点を聞くと、「部屋を乾燥させる」(61.9%)が最多。次いで「風が直接体に当たる」(43.0%)、「喉が痛くなる」(39.3%)、「肌がかさかさになる」(36.6%)が上位となりました。
また、不快に感じたことがあると答えた588人に暖房器具から出る風の不快な点を聞くと、「部屋を乾燥させる」(61.9%)が最多。次いで「風が直接体に当たる」(43.0%)、「喉が痛くなる」(39.3%)、「肌がかさかさになる」(36.6%)が上位となりました。
ただでさえ秋冬は空気が乾燥するのに、暖房でさらに空気が乾燥してしまうと、喉や肌の渇きが気になって夜中にふと目が覚めることも…。また、湿度が下がりすぎるとウイルスの活動が盛んになりやすいため、健康リスクになりかねない空気の乾燥は対策が必要でしょう。
専門家が解説する「冬の睡眠環境を整えるコツ」
多くの人が冬の睡眠不足と健康リスクにさらされている状況が分かりましたが、ではどのように過ごすことでより健康的な冬が過ごせるのか? 睡眠専門医の坪田聡先生は、今回の調査結果を踏まえながら、寝室の睡眠環境の整え方を次のように解説しています。
質の良い睡眠のためのポイントは「明るさ」「温度」「音」「気流」
寝室はなるべく暗めにし、寝ている間の部屋の温度は16℃ぐらいで、ナイトウェアの上に1枚羽織るぐらいが適温。リビングと寝室に寒暖差があると交感神経が刺激されて寝つきが悪くなるので、寝る1時間ほど前には暖房のスイッチを入れて、寝室を暖めておきましょう。
また布団の中と部屋の温度にも大きな差があると、布団を出たときに血圧が急上昇し、脳卒中や心筋梗塞の危険が高くなりますので室温も暖かく保てることが理想です。
人の五感は寝ている間も働き続けているので、寝室の音もできるだけ静かであることが理想です。寝ている間に風(気流)を受けると体がストレスと感じ、体温調節がしにくくなり、睡眠の質を低下させることがあります。
音も風も静かな“ゼロ風暖房”で質の良い睡眠を
上記のとおり、人の睡眠と体温には深い関係があります。寝ている間は体温が上がらない方がぐっすり眠れるため、室温を一定にキープできる暖房器具を選ぶことをおすすめします。
音が気になって眠れないということもありますから、就寝中の暖房機は、より音の小さいものを選ぶ方が良いでしょう。今回の調査でも、約6割の人が暖房器具から出る風を不快と感じていました。風が出る暖房器具は、肌の表面から水分を奪い、乾燥感を高めます。快適な睡眠のためには、暖房器具の風が体に当たらない方が望ましいといえるでしょう。
坪田先生がアドバイスしたように「暖房器具の風が体に当たらない」ようにするには、カーボンヒーター、オイルヒーター、パネルヒーターなど「輻射式」の暖房器具を活用するのも有効な選択肢の一つです。
輻射式とは外線や熱を放出するタイプのことで、空気を直接暖めるのではなく、赤外線が当たった対象物を暖める仕組みとなっています。つまり、温風が出ないので空気が乾燥しづらく、また風の音や気流の受けを感じさせることなく、静かに優しく部屋を暖めてくれるというわけです。
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就寝前に“湯冷め”しないよう入浴時間にも要注意
また坪田先生によると、内臓や脳など体の深いところの「深部体温」が下がってくると眠気が強くなるので、お風呂から上がって汗が引いた頃に寝床に入ると、ちょうど就寝時に眠くなりやすいそうです(※)。逆に、入浴から時間が経って深部体温が下がりすぎると眠気が弱くなるので、入浴後の用事が重なって就寝時間が遅くならないよう、夫婦間でうまく家事育児を分担しながら時間を管理したいですね。
※家men「冬にぐっすり眠れない原因は、湯冷めしているからだった!睡眠の専門家が解説する「快眠のコツ」を実践しよう」
コロナ禍で迎える今年の冬は、ウイルス感染予防の観点からも質の良い睡眠がより重要となります。質の良い睡眠をサポートする暖房器具の導入を検討しながら、家族みんなの健康につながる睡眠環境を整えてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
●調査時期:2020年9月11日(金)~9月13日(日)
●調査手法:インターネット調査
●調査対象:全国の20代~60代男女1,000人(男女各500人)
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【調査概要】
●調査時期:2020年9月11日(金)~9月13日(日)
●調査手法:インターネット調査
●調査対象:全国の20代~60代男女1,000人(男女各500人)
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