ゲスト声優として実感したトーマスの魅力とは?賀来賢人さんが『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』の見どころと吹き替え秘話を語る

ゲスト声優として実感したトーマスの魅力とは?賀来賢人さんが『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』の見どころと吹き替え秘話を語る

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  1. ケンジのような真っすぐなキャラクターに憧れる
  2. 子どもへの絵本の読み聞かせでは俳優の血が騒ぐ?
  3. 子どもに伝えたい「きかんしゃトーマス」の魅力
トーマスと個性豊かな仲間たちが架空の島ソドー島を舞台に繰り広げる大活躍を描き、乗り物好きを問わず小さな子どもたちを夢中にさせる「きかんしゃトーマス」。毎年公開される劇場映画には新キャラクターが登場し、人気の俳優やタレントがゲスト声優を務めて話題になっています。

そして2021年の新作『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』には、世界最速の超特急・ケンジ役で俳優の賀来賢人さんが、悪党2人組にそそのかされて悪たくらみに協力するサニー役でジャルジャル 後藤淳平さんが出演! そこで今回は、3月26日からの全国劇場公開に先駆けて賀来さんにインタビューを行い、我が子だけでなくご自身も子どもの頃に楽しんでいたというトーマスへの思いや声優出演にまつわるエピソードを語ってもらいました。

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ケンジのような真っすぐなキャラクターに憧れる

──今回、「きかんしゃトーマス」の劇場映画最新作の吹き替えオファーを受けた時のお気持ちは?

「僕も小さい頃にトーマスを楽しんで見ていたので、とても嬉しかったです。ケンジは顔が僕に似ているし、勝手にどんどん親近感が湧いてきて(笑)、ぜひやらせてくださいとお受けしました」

──ご家族や知人など周囲の反応はいかがでしたか?

「すごく喜んでくれました。兄の子どもがまさに絶賛トーマスブームで、さらにちょうどウチの子どもがトーマスを見ていた1週間後というタイミングでオファーをいただき、これも何かの縁かなと思いました」

──「世界最速の超特急ケンジ」というカッコいいキャラクターをどのように演じようと思いましたか?

「速く走れる超特急だからといってケンジは嫌みがあるわけではなく、むしろ好青年。特に奇をてらわず、真っすぐな男であることが伝わるように演じました。ただ、クセのあるキャラクターの方が特徴はあって演じやすいので、真っすぐな男というのは逆に難しかったです」

──そんなケンジの真っすぐなキャラクターについてどう感じましたか?

「あれほどの真っすぐさは自分にはないので、『こんないい男になりたかったな』とうらやましかったです。そんな完璧な男がいろんなトラブルに巻き込まれてあたふたする姿は面白いので、そこが今回の映画の見どころにもなっていると思います」

──今回ご自身が演じたシーンでお気に入りはありますか?

「前半では堂々としていたケンジが、線路を走っていて止まらなくなりパニックになる後半のシーンです。前半とは対照的な滑稽さを印象づけるため、思いっきり情けなく叫んでいます。叫び方のバリエーションをいろいろ試し、何度もテイクを重ねて大変でした」

──声優として収録に臨むにあたって、何か特別な準備はしましたか?

「何を準備していいか分からなかったので、事前にトーマスのアニメを見て世界観に馴染んでおく以外は“まっさら”な状態で現場に臨み、監督の説明や指示をスポンジのように吸収することに努めました。収録はわずか1日でしたが、監督が丁寧に説明してくださったおかげで、とても腑に落ちた気持ちで演技できました」

──賀来さんは2019年の映画『ライオン・キング』で声優を経験済みですが、当時と比べて今回の吹き替えはいかがでしたか?

「『ライオン・キング』は本国版のキャストの声質も意識していたのですが、今回の映画では色々な声のトーンを試すことができたので、その意味ではとてもやりやすかったです。でも実は、自分の声を映像で聞くのは今でも違和感を覚えることがあり、特に声優のように声だけフィーチャーされると『これ、ケンジじゃなくて僕だけど大丈夫ですか?』と変な気持ちになってしまいます(笑)」

子どもへの絵本の読み聞かせでは俳優の血が騒ぐ?

──ご家族は賀来さんが吹き替えた今回の映画をすでにご覧になりましたか?

「はい。妻も子どもも僕の声だからどうとか気にならなかったようで、映画そのものを楽しんでくれたので何よりです。子どもには見終わってからケンジがパパの声だと教えましたが、言わなければ気づかないぐらいでした」

──お子さんはパパが俳優の仕事をしているのは知っているのですか?

「子どもには俳優とは言わず、『保育園で〇〇ごっこをするでしょ? その〇〇ごっこをしてお金をもらってるんだよ』と言っていますが、まだよく分かってないですね。僕が出演しているテレビのCMが流れると『あ、パパだ』と気づいているので、テレビに出ている人という認識はあります。そしていつか自分も当たり前のようにテレビに出るんだと思っています(笑)。自分がというか、みんながテレビに出られるものだと思っているようです」

──先ほどオファー前にお子さんがトーマスのアニメを見ていたエピソードを教えていただきましたが、親子で一緒にアニメをご覧になることはありますか?

「『アンパンマン』はひと通り見たし、今は『クレヨンしんちゃん』にハマってます。子どもは『クレヨンけんちゃん』というタイトルで覚えていますが(笑)。他にも『ドラえもん』やディズニー・アニメも好きです。子ども向けのアニメって実はどの世代にもウケるように作られていて、大人が見ても面白くて単純に『スゴイな』と感心します。だから今回のような吹き替えのお仕事もやってみたいと思ったんです」

──普段ご自宅でお子さんとどのように関わっていますか?

「毎日お風呂に一緒に入ったり保育園に連れて行ったり、家にいられる時はひと通り何でもしています。最近、2人目の子どもが生まれてからは上の子と出かける機会が増えて、今まで以上に仲良くなりました。力があってアクティブなパパならではの遊びとして、体をめいっぱい使う公園遊びを楽しんでいます」

──他にもお子さんと楽しんでいることはありますか?

「絵本の読み聞かせですね。『読み聞かせは恥ずかしい』という声を聞くことがありますが、僕は俳優という仕事をしているせいか、けっこう楽しくて。子どもが言葉を分かるようになってきたから、こっちもどんどんノリノリで熱が入っています。子どもも僕も読み聞かせの時間が好きです」

子どもに伝えたい「きかんしゃトーマス」の魅力

──ご自身が子どもの頃に「きかんしゃトーマス」を楽しんでいたと教えていただきましたが、こうして大人になってから再びご覧になって改めて気づいた作品の魅力があればお聞かせください。

「大人が子どもに伝えたいテーマがいろいろ詰まっていることに気づかされました。例えば、個性が豊かでバラバラなキャラクターたちが、いざとなったら支え合い協力し合う。そうした仲間の大切さという普遍的なテーマを、押しつけがましくならず、楽しい物語を通じてやんわり伝えてくれるところが素敵です」

──今回の映画でもそうした魅力は感じられましたか?

「トーマスたちは初めて出会うケンジを仲間としてすんなり受け入れていますが、似たようなシチュエーションは子どもの世界でもよくありますよね。例えば公園遊びとか。もちろんこうしたメッセージ性を子どもたちに感じ取ってほしいですが、まずは純粋に物語としても楽しんでくれたらなと思います」

──今回の映画ではトーマスたちが「人の役に立ちたい」と一生懸命頑張る姿がとても印象的でしたが、ご自身のお子さんにもそうなってほしいと思いますか?

「仕事や何かの役割で役立つというより、周りを明るくしてくれる存在であってほしいです。」

<プロフィール>
賀来 賢人(かく けんと)

1989年生まれ。2007年に映画『神童』で俳優デビューを果たし、2009年に映画『銀色の雨』で初主演。その後もテレビドラマ『Nのために』(TBS/'14)、映画『今日から俺は!!劇場版』('20)、日曜劇場『半沢直樹』('20)など多岐にわたるジャンルの作品に出演し、確かな演技力に裏打ちされた個性派俳優としての地位を確立する。

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