【育児とペット】子どもがいる家庭でも飼いやすいペットは?わが家に合う種類を選ぶポイント

【育児とペット】子どもがいる家庭でも飼いやすいペットは?わが家に合う種類を選ぶポイント

ライフスタイル

目次[非表示]

  1. わが家に合うペットの種類を「住まい」から考える
    1. 賃貸物件はペットに関する契約内容を確認する
    2. 戸建てはペットを比較的自由に選べる
    3. 集合住宅は鳴き声やマナーに注意
  2. ペットの種類に迷う?子どもの希望やライフスタイルから選ぶ
    1. 子どもの年齢や相性を考える
    2. ライフスタイルで決める
    3. ペットに必要な費用を確認する
  3. 癒やし効果も!子どもの感受性を育んでくれる飼いやすいペット
    1. 犬とは一緒に散歩や旅行を楽しめる
    2. 猫のペースで遊んだりふれあったりできる
    3. ハムスターのかわいいしぐさに癒やされる
    4. 魚(メダカ・金魚)は室内・屋外で飼育できる
  4. ペットは子どもの人生に大きな影響を与える
ペットを選ぶときに気になるのは、家庭での飼いやすさや子どもとの相性ではないでしょうか? 犬や猫は十数年以上、魚(メダカ・金魚)は2〜3年以上を共に暮らすことになるので、仲間意識が芽生える子どもも少なくありません。ペットを迎える前に、人生の一部を共に過ごす大切な命のことを一緒に考えましょう。

今回は、子どもがいる家庭でも飼いやすいペットについて愛玩動物飼養管理士の筆者が解説します。

わが家に合うペットの種類を「住まい」から考える

ペットを飼おうと決めたら、家庭に合う動物の種類を話し合うことから始めましょう。まずは住んでいる家の住環境、留守番の時間、子どもの年齢、家族構成などをもとに、飼いやすいペットを選ぶことが大切です。ペットショップに行って「どれにしようかな」と決めるより、自分たちの条件に合う種類を絞り込んだほうが家族にぴったりのペットに出会えます。

賃貸物件はペットに関する契約内容を確認する

お住まいが戸建て・集合住宅を問わず賃貸物件の場合、まずは賃貸借契約書のペットの飼育を確認することから。「ペット可・相談」でも種類や大きさに制限を設けているケースが大半です。また、ペットの飼育にあたって新たな契約書や1〜2カ月程度の敷金が必要になるので、事前に家主や管理会社に具体的な条件を確認しましょう。「ペット不可」だった場合でも、交渉によって飼育できるようになることもあります。

戸建てはペットを比較的自由に選べる

ペットの種類を比較的自由に選べるのは戸建ての持ち家です。賃貸の場合も集合住宅に比べて条件は厳しくありません。室内のレイアウトを変えたり冷暖房などの設備を整えたりすれば、犬や猫をはじめ、ハムスター、魚(メダカ・金魚)、爬虫類なども飼育できます。広めの庭があれば運動量が必要な犬も飼いやすく、子どもの良い遊び相手にもなってくれます。

集合住宅は鳴き声やマナーに注意

マンションやアパートなどの集合住宅は、持ち家であってもペットを選ぶときは慎重に。平成30年度の国土交通省の調査(※)では、居住者間のトラブルの18.1%がペットの飼育に関することです。主に犬の吠え声や猫の侵入と考えられますが、問題はペットではなく飼い主のマナーです。契約や規約に違反しない動物を迎え、責任をもって飼育しましょう
※国土交通省/平成 30 年度マンション総合調査結果からみたマンション居住と管理の現状

ペットの種類に迷う?子どもの希望やライフスタイルから選ぶ

子どもはペットを飼いたい一心で「ちゃんと世話をするから」と言います。しかしその約束は残念ながら果たされないことが多いものです。年齢的にもできる世話が限られるので、責任を自覚しづらいのかもしれません。そこで子どもに責任感をもたせるため、ペットの種類を決める話し合いにもしっかり参加してもらいましょう。名前を考えたりペットグッズを買ったりする準備段階で子どもの希望を尊重するのも良い方法です。

子どもと意見交換をしながら、最終的には次に挙げるような条件に沿ってパパ・ママが家庭に合うペットを決めましょう。

子どもの年齢や相性を考える

赤ちゃんや小さい子どもは免疫力が低いので、人と動物の双方に感染する「人獣共通感染症」などに注意が必要です。ペットが子どもの口をなめたりしないように、パパ・ママが付き添いましょう。ペットが健康であれば、ふれあいによる病気の心配もほとんどありませんが、目を離すときにはベビーフェンスなどを利用して居住空間を区切ると安心です。

子どもの性格と似ているペットを選んだほうが仲良くしやすいかもしれません。やんちゃな子どもと神経質なペット、おとなしい子どもと活動的なペットでは、ミスマッチによるトラブルが起きる可能性があります。ペットの種類や個体によって変わるので、親子で動物の習性に関する図鑑や絵本を読んでみましょう。ペットショップやホームセンターなどで実際にペットを見て、迎えた後のことを考えることも大切です。

ライフスタイルで決める

現在の育児、家事、仕事などに費やしている体力や時間に、ペットの世話が加わっても無理がないかどうか確認しましょう。たとえば犬は散歩やしつけの時間が必要です。パパ・ママが不在で留守番の時間が長い場合、子どもの遊び相手になってくれるような犬や猫を選ぶのも一案です。成人している家族がいるならお世話のサポートを頼んでおくと心強いと思います。

インドア派なら室内飼育のペット、アウトドア派なら一緒に出かけられるペットを選んでも楽しいのではないでしょうか。

ペットに必要な費用を確認する

最初にペットの住環境を整えるための初期費用に加えて、毎月の食費なども想定しておきましょう。多くの動物は温度管理が必要なので、エアコンなどによる電気料金も加わります。特にハムスターは気温の変化に要注意。

ペットが病気になったときに備え、診察してくれる動物病院と医療費も確保しておきましょう。犬の場合、シニアを除くと1歳未満のけがや病気が多いので、医療費を確保するためにペット保険の加入を検討するのも一案です

癒やし効果も!子どもの感受性を育んでくれる飼いやすいペット

ペットの存在が子どもの感受性や思いやりを育むことはよく知られています。子どもがペットと良い関係を築いたから身についたことで、ひとりよがりの接し方ではむしろ逆効果になりかねません。ペットの種類を問わず、パパ・ママが適切な接し方のお手本を見せてあげましょう。

犬とは一緒に散歩や旅行を楽しめる

犬は人間と同じように社会性がある動物で、子どもと楽しい時間を共有する良きパートナーになってくれるでしょう。散歩や旅行にも一緒に出かけられます。室内で暮らしたほうがコミュニケーションはとりやすいものの、犬種によっては屋外でも飼育可能です。

犬種によって性格の違いがあり、たとえばトイ・プードルは人懐こくてスキンシップが大好き。一方、柴犬は家族を大切にしますが、過剰なふれあいを好みません。ゴールデン・レトリーバーは穏やかで遊び好きなタイプが多く、大型犬でも飼いやすいでしょう。いずれの犬種も咬傷事故が起きないようにパパ・ママが気をつけてください。

さらに犬によって個性もあるため、ペットショップなどでの短時間のふれあいでは性格を把握しきれません。事前に犬種別のメディアを参考に見ておくことをおすすめします

■犬種特化型メディアdot LIFE(ドットライフ)
https://the-dot.life

猫のペースで遊んだりふれあったりできる

猫は完全室内飼育を推奨されているペットです。まずはキャットタワーや隠れ家の設置、脱走対策など、自宅の環境を整えることが重要。猫じゃらしなどで遊んだり寒いときには一緒に寝たりと、適度な距離でふれあいを楽しめるでしょう

猫は毛色で大まかな性格が分かれ、キジトラは遊び好き、茶トラは穏やか、ミケはマイペースといった傾向があります。長毛より短毛のほうが活動的です。純血種ではスコティッシュフォールドが穏やかといわれますが、遺伝性の骨軟骨異形成症の痛みで動けないだけの場合も多いので要注意。

いずれの猫も気まぐれでマイペースなところがあるので、ひとりで過ごせる場所も確保しておくこと。留守番の時間が長くても比較的飼いやすいペットです

ハムスターのかわいいしぐさに癒やされる

ハムスターはケージの中で飼育するペットで、温度管理が特に重要です。安全を確保したうえで部屋の中を散歩させる「へやんぽ」、段ボールやトイレットペーパーの芯で作る迷路など、ハムスターが喜ぶ遊び場を手作りできるのも魅力です

最も大きいゴールデンハムスターは人に慣れやすく、初心者に向いています。対して最小のロボロフスキーハムスターはかわいいしぐさを楽しむ観賞用のペットと考えましょう。

ハムスターは犬や猫と違って家族に「懐く」というより「慣れる」動物なので、世話のときにも怖がらせないこと。20cm程度の高さでも落下するとけがをするので安全面にも気をつけてくださいね。

魚(メダカ・金魚)は室内・屋外で飼育できる

魚の中でも子どもにはメダカ・金魚が人気です。どちらも室内、屋外で飼育でき、世話は数日おきのエサやりと2週間に1回程度の掃除と水換えで済みます。オスとメスをペア飼うと繁殖して増えることがあります。性別や数を考えたり、繁殖しない環境を整えたりしましょう。

メダカは2〜3年、金魚は十数年生きることがあります。世話の手間が少ない分、子どもには命の実感が湧かないかもしれません。パパ・ママが一緒に観察しながら小さな変化を話題にしてみてください

ペットは子どもの人生に大きな影響を与える

ここまで読んで「ペットを迎えるだけなのに慎重すぎる」と感じますか? ペットは子どもの人格や人生に大きな影響を与える存在なので、慎重に考えるに越したことはありません。じつはコロナ禍で癒やし効果を求めてペットを衝動買いしたうえ、「世話が大変で飼えない」と短期間で飼育放棄する無責任な人が増えています。子どもとペットが悲しい思いをしないように、パパ・ママがしっかり考えてあげてくださいね。

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