
知らないうちにたまっていく家庭内ストレス…その実態と解消方法とは?
ライフスタイル
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境が変わる新年度から1カ月以上経過すると、慣れない環境によるストレスを感じやすくなり「5月病」「6月病」と呼ばれる適応障害を患うことがあります。また、自身の環境に変化がなくとも家族の環境変化に気を使ったり、あるいは日常生活を通じて知らず知らずのうちにストレスがたまっていくことも…。
では、どんな時にストレスが生まれやすく、またどうすれば解消できるのか? そこで今回は、リンナイ株式会社が行った「現代人のストレスの実態」に関する意識調査の結果をご紹介。さらに、家庭でストレスフリーに過ごすためのコツをご提案します。
では、どんな時にストレスが生まれやすく、またどうすれば解消できるのか? そこで今回は、リンナイ株式会社が行った「現代人のストレスの実態」に関する意識調査の結果をご紹介。さらに、家庭でストレスフリーに過ごすためのコツをご提案します。
【調査概要】
調査時期:2018年4月3日〜15日
実施機関:リンナイ公式部品販売サイト「R.STYLE(リンナイスタイル)」
実施方法:インターネット調査
調査対象:4,879名(R.STYLE会員)
調査時期:2018年4月3日〜15日
実施機関:リンナイ公式部品販売サイト「R.STYLE(リンナイスタイル)」
実施方法:インターネット調査
調査対象:4,879名(R.STYLE会員)
何個当てはまる?チェックシートでストレスレベル度を診断
今回の調査にあたって保健学博士の蝦名玲子先生に、心が弱っているサインに気づくための「ストレスレベル度診断チェックシート」を作成いただきました。まずは皆さんも一度確認してみてください。
【ストレスレベル判定条件】
●チェック個数が0個の人=ストレスレベル0
心が元気な状態!ストレスがあっても、うまくつきあえています。
●1~3個の人=ストレスレベル1
心が弱り気味かもしれません。意識して、自分をいたわってあげましょう。
●4~7個の人=ストレスレベル2
心が弱っている可能性が高いです。生活やストレス対処方法を見直し、症状が続くようであれば医療機関を受診しましょう。
●8個以上の人=ストレスレベル3
心がかなり弱っている可能性が高いです。医療機関を受診しましょう。
このチェックシートを元にストレスレベルを調査した結果、チェック数が1~3個の軽度のストレス反応の出ているレベル1、4~7個の要注意レベル2、8個以上の即対処が必要なレベル3に該当する人が合わせて8割以上いることが発覚しました。
●チェック個数が0個の人=ストレスレベル0
心が元気な状態!ストレスがあっても、うまくつきあえています。
●1~3個の人=ストレスレベル1
心が弱り気味かもしれません。意識して、自分をいたわってあげましょう。
●4~7個の人=ストレスレベル2
心が弱っている可能性が高いです。生活やストレス対処方法を見直し、症状が続くようであれば医療機関を受診しましょう。
●8個以上の人=ストレスレベル3
心がかなり弱っている可能性が高いです。医療機関を受診しましょう。
このチェックシートを元にストレスレベルを調査した結果、チェック数が1~3個の軽度のストレス反応の出ているレベル1、4~7個の要注意レベル2、8個以上の即対処が必要なレベル3に該当する人が合わせて8割以上いることが発覚しました。
Q. この2週間を振り返り、よくあった項目をすべてお選びください(複数回答 N=4,879)
Q. この2週間を振り返り、よくあった項目をすべてお選びください(複数回答 N=4,879)
この結果を踏まえて蝦名先生は次のようにコメントしています。
「心が弱る」というと、「気分が沈む」などの抑うつ感をイメージしやすいものですが、「最近イライラしやすい」というのも、実は心が追いつめられているときに出るサインです。また「整形外科で検査を受けても異常は見つからなかったのに腰痛がある」などというのも、心因性である場合が多いものです。ストレス反応は「このままムリをしていてはダメですよ」というサインです。もし不調が2週間も続いている項目が1つでもあったら、軽く考えないで、生活を見直してください。また、身体の不調だけがある場合、別の病気が潜んでいる可能性もあります。不調が続くことがストレスの一因ともなり、症状を悪化させることにもなりかねないので、早めに医療機関を受診しましょう。
3カ月以内に生活環境に大きな変化があった人ほどストレスレベルが高い傾向に
蝦名先生によると、生活環境の変化が引き金となってストレスを感じるケースは少なくないそうです。今回の調査結果からも、「3カ月以内に自身や家族の環境に大きな変化があった」と答えた人の方が、ストレスレベル値が高い人が多い傾向にあることが分かりました。
Q. 3カ月以内に、あなたやご家族の職場環境や学習環境、人間関係の変化等、生活や環境面において明らかな変化がありましたか?
この結果について蝦名先生は次のようにコメントしています。
ストレスをもたらす出来事というと、離婚や失業など悪い出来事をイメージしやすいものですが、結婚や妊娠、入学や卒業、新しい仕事や昇進など幸せな出来事であっても、人はストレスを感じるものです。新しい環境に適応しなくては、と知らず知らずのうちにムリをしてしまうのが原因です。「5月病」「6月病」という言葉ができるほど、節目の季節である春に不調を起こす人が多いことは、ご存知の方も多いと思います。最近、環境に大きな変化があった方は、「自分は気づかないうちにムリをしているかもしれない」ということを忘れずに、通常よりも積極的に自分をいたわってあげることが大切です。