まわりの男性はどのくらい家事をしている?1万人が答えた「令和の最新家事事情」

まわりの男性はどのくらい家事をしている?1万人が答えた「令和の最新家事事情」

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家事育児に積極的に参加するパパが増えている中、「自分は他のパパと比べてどれぐらい家事ができているのか?」「他のパパはどのように家事をしているのか?」と気になったことはありませんか。


マイボイスコム株式会社では約3年ごとに『家事』に関するインターネット調査を行い、今年は10,116人もの男女から回答が集まりました。今回はその調査結果を通じて、男女それぞれの最新家事事情をご紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.日常の家事についての調査
    1. 1.1.■普段自分で行っている家事(複数回答)
    2. 1.2.■平日の1日あたりの家事時間
    3. 1.3.■平日の家事時間帯(複数回答)
    4. 1.4.■休日の1日あたりの家事時間
    5. 1.5.■休日の家事時間帯(複数回答)
    6. 1.6.■できればもっと手間をかけたい家事(複数回答)
    7. 1.7.■やらなくて済むならやりたくない家事(複数回答)
    8. 1.8.■日常の家事を負担に感じる度合い
    9. 1.9.■家事をする時に心がけていること(フリーアンサー)


日常の家事についての調査


■普段自分で行っている家事(複数回答)

男性の上位項目をみると「ゴミだし・分別」「食品の買い物」「日用品の買い物」「風呂掃除」「食後の食器を洗い場に運ぶ」などが各4割強〜5割強。

一方、女性の上位は「食品の買い物」「洗濯物を干す」「日用品の買い物」「洗濯物をたたむ」「洗濯物をしまう」「料理、食事の支度」などで各9割弱。女性は洗濯物に関する項目が上位に挙がっています


女性より男性の方が上位なのは「ゴミだし・分別」「風呂掃除」「掃除機をかける」など、反対に男性より女性の方が上位なのは「洗濯物をたたむ」「料理、食事の支度」「台所の掃除」などでした。


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■平日の1日あたりの家事時間

全体では「30分程度」「1時間程度」がボリュームゾーンで、これらを合わせた比率は全体の4割強(男性6割強、女性約25%)です。

男性では「0分(平日に家事は行わない)」が2割強、「30分程度」が4割弱。女性では「2時間程度」「3時間程度」がボリュームゾーンです。「3時間以上」の人は男性は約6%ですが、女性40・50代で4〜5割、女性60・70代で6割と、女性高年代層での家事時間が長い傾向がみられます。


■平日の家事時間帯(複数回答)

「19時台〜22時台(夜)」に家事をする人が54.6%で最多。「朝5時台〜8時台(早朝)」「16時台〜18時台(夕方)」に家事をしている人もそれぞれ全体の4割存在し、女性高年代層での比率が高い傾向でした。


■休日の1日あたりの家事時間

全体では「1時間程度」「2時間程度」がボリュームゾーン。男性では「30分程度」「1時間程度」がボリュームゾーンで、合計すると6割弱。また「0分(休日に家事は行わない)」が1割強と平日より低く、休日の方が家事をしている人が多いことがうかがえます。

なお女性では「3時間以上」が4割強で、女性50〜70代に限定すると各5割。女性高年代層での時間が長い傾向がみられます。


■休日の家事時間帯(複数回答)

「9時台〜11時台(午前中)」が57.4%、「16時台〜18時台(夕方)」「19時台〜22時台(夜)」が各4割。平日と比べて早朝・夜の比率が低く、午前中・昼・午後などの比率が高くなっています。ちなみに女性30代以上では「9時台〜11時台(午前中)」が7割弱と高くなっています。


■できればもっと手間をかけたい家事(複数回答)

「できればもっと手間をかけたい家事がある」と答えた人は全体の5割強で、男性5割弱、女性6割。

具体的な項目として、全体では「室内の整理整頓」「料理、食事の支度」「風呂掃除」「雑巾がけ、拭き掃除」「台所の掃除」などが上位で、男女とも「室内の整理整頓」が1位。「料理、食事の支度」などは過去調査と比べて減少傾向に


■やらなくて済むならやりたくない家事(複数回答)

「やらなくて済むならやりたくない家事がある」と答えた人は全体の約65%で、男性5割強、女性8割強。

全体では「風呂掃除」「トイレ掃除」「台所の掃除」「料理、食事の支度」「アイロンをかける」「雑巾がけ、拭き掃除」「窓拭き」などが各20%台で、掃除関連の項目が上位に挙がりました


■日常の家事を負担に感じる度合い

日常の家事を負担に感じる層(「負担に感じる」「やや負担に感じる」の合計)は4割強。負担に感じない層(「負担に感じない」「あまり負担に感じない」の合計)は3割弱です。

負担に感じる層の比率は、男性3割弱、女性6割弱(30〜50代では各6割強)で、男女差が大きくなっています。


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■家事をする時に心がけていること(フリーアンサー)

・効率的に終わらせるために、優先順位をつけて行っている(男性 22歳 2時間程度)

・運気を下げないように、水回りだけはいつも綺麗にしておきたいと思っている(男性 34歳 30分程度)

・妻ばかりにさせてストレスを溜めさせないように気をつける(男性 40歳 30分程度)

・手をかけるところとそうではないところを分ける(男性 72歳 4時間程度)

・毎日すべての家事をこなさなくても週・月単位で一通りこなせるように分担してる(女性 24歳 4時間程度)

・小さい子どもがいるので、あまり丁寧にやることにこだわらず、ざっくりとだが毎日必ず掃除機をかけるようにしている(女性 29歳 3時間程度)

・常日頃からこまめに掃除をすることであまり汚れないようにすること(女性 36歳 30分程度)

・洗濯機はお急ぎで回したり、料理は週末に作り置きを作ったり、なるべく時短できるように工夫する(女性 30歳 3時間程度)

・食事は食器を納め、生ゴミの整理まで、入浴は最後の掃除まで、外出日は早起きして掃除を済ませて支度は早めに始めてできるだけ整理して外出する、と心がけている(女性 70歳 無回答)

※カッコ内は平日の家事時間


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今回の調査を通じて浮かび上がった「令和の家事事情」について、皆さんの感想はいかがでしたか?


もちろん、よその家庭と比べて時間や量ができているから良い(できていないからダメ)というわけではありません。今回の調査結果をご自身の“気づき”や“振り返り”として、皆さん一人ひとりにとってベストな家事参加のカタチを模索・構築してはいかがでしょうか。


【調査対象】「MyVoice」のアンケートモニター

【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)

【調査時期】2019年08月01日〜08月05日

【回答者数】10,116名

【設問数】 7〜9問(テーマによって異なります)

【属性情報】32項目

【調査機関】マイボイスコム株式会社