これが基本中の基本!牛革の靴を長持ちさせるお手入れ術

これが基本中の基本!牛革の靴を長持ちさせるお手入れ術

趣味・遊び

目次[非表示]

  1. 革靴のお手入れに必要な道具
  2. 3ステップで覚える、革靴手入れの基本
    1. Step1:最初に汚れ落とし
    2. Step2:次に栄養補給
    3. Step3:お好みならお化粧
  3. 革靴のお手入れに試したい裏技!100円均一でそろう道具も!
    1. シューツリー→新聞紙
  4. 乳化性の靴クリーム→ジョンソンベビーローションかニベアの青缶
    1. 水→ウィスキーやシャンパン
    2. 綿の布→丸めたストッキング
  5. 靴のお手入れを通じて、家族を思いやる

Step3:お好みならお化粧

好みに応じて、油性ワックスを極薄く塗ります。こちらはブラシではなく必ず布で塗りましょう。油性ワックスは缶に入った一種のコーティング剤。光沢と表面保護性、それに防水性には優れますが、通気性は損ねてしまうので、塗るのはキズ防止につま先とかかと(=芯が入っているので曲がらない箇所)、それにコバ(ソールの側面)だけで十分です。
塗って1〜2分放置し、油性ワックスに含まれる溶剤を揮発させ蝋分を固まらせた上で、水をほんの一滴たらします。ワックスの蝋と油分を水で布から分離させ、革により定着させることで輝きを倍増させるひと工夫です。
乳化性の靴クリームの場合とは対照的に、油性ワックスを靴に「乗せる」感覚で優しく、細かいストロークで乾拭きします。この際の布は綿ネルのようなフワッとした感触のものが最適。ここまでの工程を、好みの輝きになるまで気長に繰り返しましょう。
ここまで行えば革の潤いという以上に「蘇生」が見た目も十分伝わって来て、大掃除をやり終えたような達成感が得られますよ。

Step2までで十分な方なら、慣れると片足5分程度で済むので、休日の格好の暇潰しにもなります。乳化性の靴クリームや馬毛や豚毛のブラシは、それぞれ1000円以下の物でまったく構いません。ハマるとついつい高価格のものが欲しくなるのですが(笑)。

写真左が「お手入れ前」、右が「お手入れ後」の革靴。革の潤いとツヤの違いが一目瞭然!

別に靴を履くたびに毎回このお手入れを行う必要はありません。革に気持ち乾燥を感じるようになったらで大丈夫。

日頃は靴を脱いだ後、馬毛のブラシでブラッシングをして、その日に付いた汚れやホコリを掃う程度でOKです。履く環境にもよりますが、大体6〜7回履いたらこのお手入れを。

ただし悪天候の日に履いた際は、履いた頻度にかかわらず、ゆっくり陰干しした後にこれをきちんと行ってください。ひび割れなどのダメージを確実に防げるからです。

また、新品の靴も必ずStep2の「栄養補給」以降を施してから履きおろすのがオススメ。完成時にお手入れは一応なされてはいますが、その後に様々な要因で革が意外と乾燥しているからです。

革靴のお手入れに試したい裏技!100円均一でそろう道具も!

実は前述した基本のお手入れには、身近なもので代用可能な工程もありますので披露しましょう。(※)100円均一で揃えられる道具も!

シューツリー→新聞紙

履きジワを伸ばし底面の反りを回復させる役割のシューツリーは、プラスチック製の安価なものなら千円以下で買えます。ただ、穴が開いて使わなくなった靴下に丸めた新聞紙を入れて代用しても構いません。何も入れないよりは、はるかに効果があります。

乳化性の靴クリーム→ジョンソンベビーローションかニベアの青缶

光沢や補色は正直期待できませんが、水分や油分はしっかり補給できます。一種の樹脂で革の表面を固めて光沢を出す一部の塗るだけ系液体靴クリームよりは、革にはるかにダメージを与えないからです。

毎回これで、はさすがにお勧めしませんが、出張先で応急手入れのような時は十分代用になります。

水→ウィスキーやシャンパン

水と比べて光沢に決定的な差はないのですが…これはもう完全に休日の昼酒モード(笑)。これらを使うのを推奨する靴メーカーもあるぐらいです。ちなみに日本酒やビールだと革の表面がベタベタし過ぎてむしろ逆効果ですので(実験済です…)。

綿の布→丸めたストッキング

これは代用というわけではないですが、いずれも最後の最後、仕上げのひと拭きに用いると革の光沢が明らかに増します。拭く時の摩擦熱で必要十分なクリームやワックスが革に浸透する一方、静電気で余分なそれらが靴から離れるからです。変に思われるのを覚悟の上で(笑)、奥様や恋人の方の使い古しをもらって活用してください。

※これらの裏技は各メーカーの推奨外の使い方となりますので、ご自身の判断に基づいてお試しください。

靴のお手入れを通じて、家族を思いやる

自分の靴をお手入れしてピカピカになると、不思議なくらい気分が晴々とするのを実感し、一気に何足もお手入れしたくなるモードに突入しがち。

そんな時は、どうか自分の靴だけでなく家族の靴、例えば奥様やお子様、それにお父様やお母様の靴もお手入れしてあげて下さい。

「早いもんだ、もう自分と同じ足のサイズになったか…」
「この靴、だいぶ長い間履いているなぁ。いい加減新しいの買ってあげなきゃ…」
「前はこんな所に傷なんか付けなかったのに、足腰大丈夫かな?」

普段なかなか気付けないことでも各自の靴が教えてくれることは、たくさんあるのです。

実は私の父は日曜の昼はたいてい、ゴルフクラブと一緒に本人と家族の靴をお手入れする時間にあてていました。不器用な父なりの家族サービスだったのでしょうが、私はその後ろ姿で「モノを長く大切に扱うこと」だけでなく「家族の絆」の大切さまで教えてくれたのだと、今でも信じています。
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