
【男の育休ファイル】7種類+α!家庭に合った育休取得タイプを考えよう
もうすぐ待ちに待った子どもの誕生。できれば出産に合わせて育児休暇を取得し、自分もしっかり子育てして子どもの成長を見守りたい!と思っているけど、経験者が周りにいないので分からないことだらけ。
どうやって育休を申請すればいいの? 育休で何カ月間休めるの? 育休中はどんな生活に?
そんなパパたちの尽きない不安を解消できるよう、育休取得経験のある先輩パパたちの頼もしい経験談をお伝えしていきます。
第1回は、「夫婦de育休戦略プロジェクト」を推進するNPO法人ファザーリング・ジャパンが、多くのパパたちの声を集めて分類した育児休業取得タイプをご紹介します。まずは自身の家庭生活を振り返りながら、「どの時期に育休を取得し、どのようにサポートするのが家族にとってベストか」を考えるところから始めましょう。
育児休業取得タイプ①バトンタッチ型
ある程度子どもが大きくなってから、家事育児のメイン担当をママからパパにバトンタッチ。共働き家庭の場合、出産直後はママに育休を取ってもらい、ママの職場復帰と入れ替わりでパパが育休を取得します。
育児休業取得タイプ②引き継ぎ型
ママ→パパの順に交代して育休を取得する流れは「バトンタッチ型」と同じ。ママが職場復帰する直前に一定期間だけパパの育休を重ね、その間に家庭で家事育児の引き継ぎを行います
育児休業取得タイプ③産後サポート型
子どもを産んだばかりの大変な時期にママをしっかりサポートするため、出産するタイミングに合わせて育休を取得します。
育児休業取得タイプ④産後サポート併用型
ママの産後と職場復帰をトータルでサポートするため、出産時期・職場復帰それぞれのタイミングに分散して育休を取得します。
育児休業取得タイプ⑤期間内取得型
ママの育休期間内にパパも育休を取得し、2人で一緒に育児。出産直後など特定の時期ではなく、取得可能な期間のうちに自分の仕事のタイミングに合わせて育休に入ります。
育児休業取得タイプ⑥妻サポート型
ママが出産を機に退職したり働いていない家庭でも、パパが育児をしっかりサポート。実家から産後のサポートが得られない場合や、幼稚園の夏休み期間など、家庭の事情のタイミングで育休を取得します。
育児休業取得タイプ⑦第1子&第2子制度併用型
子どもが満3歳になるまでに育休を取得できる制度が勤務先にあれば、第2子の出産に合わせて第1子の育休を取得することも可能。きょうだいの世話を夫婦で分担するのに有効なタイプです。
【番外編】それでも育休取得は難しいパパ向けの裏技
会社で育休取得の前例がない、または育休に対して職場の理解が得にくい場合は、有給休暇などを利用して産後や育児をサポートする、いわゆる「隠れ育休」という裏技があります。ファザーリング・ジャパンの調査によると「乳幼児を持つ父親の46%」が隠れ育休取得経験があり、半数以上が産後1週間(入院中)に取得し、取得期間は「3日以内が7割程度」という統計が出ています。
(参考)NPO法人ファーザーリングジャパンによる、各種調査・研究結果はこちら
全部で7タイプ&裏技をご紹介しましたが、あなたの家庭にピッタリの育休取得タイプは見つかりましたか? パパ、ママ、子どものみんなにとってハッピーな子育て体制を早いうちから準備し、充実した育休ライフを過ごしてください。
次回から、育休取得経験のある先輩パパたちの声をご紹介していきます。お楽しみに!
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