
いびき、物音、エアコンの温度…寝室でパートナーの熟睡を妨げない方法は?
突然ですが、皆さんは夫婦で一緒の部屋に寝ていますか?
以前「夫婦で一緒に眠る人ほど睡眠の満足度が高い!“夜の家庭内別居”とは?」でご紹介したように、夫婦で寝ている人の方が、一人で寝ている人よりも睡眠満足度が高いという調査結果が出ています。(※1)
またピッツバーグ大学の研究によると、パートナーや恋人と同じベッドで寝ると、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が増加することが分かっています(※2)。そうした大切な人と一緒に寝ることによる幸福感に加えて、隣にパートナーがいてくれるという安心感も影響しているのでしょう。
でも、せっかく一緒に寝ていても、何かしらの理由で自分がパートナーの快眠を妨げている(あるいは妨げられている)としたら?
そこで今回は、「熟睡できないから別々の部屋で寝たい」とパートナーに言われる前に実践したい、夫婦が快適に眠れる方法についてご提案します。
パートナーの眠りを妨げる原因とは?
梅雨特有のジメジメした空気で寝苦しい夜を過ごしている方も少なくないと思いますが、それ以外にも快眠を妨げる要因は存在します。
スーモジャーナルの調査によると、夫婦で一緒に寝る時に「何らかのストレスを感じている」と感じている人が挙げた原因のワースト3は、「いびきがうるさい」(47.8%)、「就寝時間や起床時間の違い」(30.0%)、「冷暖房の快適温度が合わない」(28.9%)だったそうです。(※3)
いびき対策:枕を取り替えていびきを改善
就寝中にいびきをかいていると、その音でパートナーが目を覚ましてしまうだけでなく、自身もいびきによって血液中の酸素が低下し睡眠の質が下がってしまいます。さらにいびきが悪化すると“睡眠時無呼吸症候群”に陥り、生活習慣病などを引き起こす確率が高まるおそれも。
いびきの主な原因として、空気の通り道である上気道の一部が、寝ている間に狭くなってしまうことが挙げられています。仰向け寝姿勢だとどうしても気道が確保しづらくなるので、横向き寝姿勢になることでいびきを軽減することができます。
オーダーメイド枕のロフテー株式会社では、睡眠科学の権威である太田睡眠科学センターの千葉先生と共同開発した、安定した横向き寝姿勢をサポートする「ボディピロー いびき」を発売しています。横向き寝で気道を確保することで、いびきをかく時間を減少させ、呼吸が楽になることで質の良い睡眠が期待できます。いびきの改善にぜひ試してみてはいかがでしょうか。
<ロフテー株式会社「ボディピロー いびき」>
http://www.lofty.co.jp/ibiki/
物音対策:部屋やベッドの出入りに気配りを
夫婦の間で生活リズムが異なり、パートナーより後に寝る(あるいは先に起きる)場合、部屋のドアを開け閉めする音やベッドを出入りする際の振動によって、相手の目を覚ましてしまうことがあります。
こうした物音や振動を完全にゼロにするのは難しいですが、眠りの妨げにならない程度には配慮したいところです。あるいは、一緒に寝るベッドをクイーンやキングサイズなど大きめのものに替えると、振動を受けにくくなりますよ。
温度・室温対策:エアコンの除湿機能を活用して“男女に優しい室温”に
女性の快適温度に合わせると男性には暑くて、男性の設定する温度だと女性が寒い…。快適と感じるエアコンの温度差は、男女の間で永遠の対立ごとと言って過言ではありません。
でも、暑いからといって室温を下げすぎると、体温調節がうまくいかなくなり、質の良い眠りを妨げる要因となります。夏の寝つきの悪さは湿気による不快感も影響するので、エアコンの除湿機能を活用しながら部屋の湿度を50%程度にキープし、温度は26〜28℃程度に設定してみましょう。
夫婦が快適に眠れる方法についてご紹介してきましたが、いかがでしょうか。お互いにとって快適な寝室環境を整えることで睡眠の質を高め、夫婦円満の睡眠スタイルを実現してみてください。
※1 セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社「睡眠と「いびき」に関する悩み調査」
https://sevendreamers.com/news_release/180314_nastent/
※2 Mail Online「Why sharing a bed is good for the heart」
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2157837/Why-sharing-bed-good-heart-half-snores.html
※3 スーモジャーナル「夫婦の暮らし方調査」
http://suumo.jp/journal/2017/08/09/139253/