
自宅がバーになる!カクテルを作って家呑みをもっと楽しもう【男の趣味活】
カウンターで軽やかにシェイカーを振るバーテンダーの姿を見て、「自分でも作ってみたい」と憧れたことが一度はあるはず。
あるいはアラフォー世代なら、映画『カクテル』でトム・クルーズが魅せた曲芸的なカクテル作りを真似しようとした人も少なくないのではないでしょうか。
どうせお酒を味わうなら、バーテンダーとまではいかなくとも、「飲む」楽しさだけでなく「作る」楽しさも味わってみたいと思いませんか?
というわけで、今回ご提案したい趣味は「カクテル」です。
我が家の晩酌、会社の忘年会や新年会、あるいは気心の知れた仲間と集まる場所で簡単に実践できる、カクテルの作り方を今回はご紹介します。
目次[非表示]
ステップアップと共に道具を増やしていく
一番の理想はバーテンダーのように華麗な手さばきでカクテルを作れることですが、おいしく作ることができたらそれで良し。
それに、自宅でカクテルを作れたらバーに出かける必要がなくなり、コストパフォーマンス面でも断然優れています。
いつもならここで趣味を楽しむための道具を紹介するところですが、まずは道具の準備にも関わる“カクテルの作り方”について触れておきます。
カクテル作りは主に次の3技法が基本となります。
1. シェイク
シェイカーに氷と共に材料を入れて振る方法。ホワイトレディーやサイドカーなどを作ることができます。
2. ステア
ミキシンググラスに材料と氷を入れて、バースプーンで混ぜ合わせる方法。マティーニやマンハッタンなどを作ることができます。
3. ビルド
グラスに材料を直接入れ、バースプーン(マドラーや長めのスプーンで代用可)で混ぜ合わせる方法。ジントニックやモスコミュールなどの“スタンダードカクテル”を作ることができます。
このうち「シェイク」と「ステア」はある程度の技術が必要で、なかなかイメージ通りに味に仕上がらず初心者がつまずきやすい作り方なのです。
その2つと比べたら「ビルド」は“混ぜるだけ”と手間が掛からず簡単。
それに、ビルドで作れるスタンダードカクテルは、ベースになるお酒とジュースを2〜3種類混ぜるだけなので、レシピを覚えやすいというメリットもあります。
なので初心者はまず比較的簡単なビルドからカクテル作りの基本やレパートリーを覚えて、慣れてきたら(そしてカッコよく作りたい!という意欲が芽生えたら)シェイクやステアにステップアップし、必要な道具を増やしていくことをオススメします。
押さえておきたい「ビルド」のコツ
ただし、いくらビルドが“グラスに材料を入れて混ぜるだけ”とはいえ、やみくもにかき混ぜるだけではおいしいカクテルを作ることはできません。
そこで、最低限押さえておきたいビルドのポイントをご紹介します。
かき混ぜすぎない
バースプーンでかき混ぜる回数が多すぎると、グラスの中の氷が溶けてカクテルの味が水っぽいものに。また、炭酸を使うカクテルの場合、勢いよくかき混ぜすぎると炭酸の気泡が壊れ、爽快感を味わえなくなってしまいます。
カクテルの味を損なわないよう混ぜすぎには十分注意し、氷が回転しない程度に軽くかき混ぜましょう。
氷に当てず静かに炭酸を注ぐ
炭酸を勢いよく注いだり氷に当ててしまうと、気泡が壊れてしまいます。氷の隙間からゆっくり静かに注ぐようにしましょう。
材料は冷やしておく
シェイカーの中で材料を冷却する「シェイク」とは作り方が根本的に違うので、材料は冷やしておくことをオススメします。
カクテル作りの始め方をご紹介しましたが、いかがでしたか。
今回は初心者向けということで「ビルド」の説明が中心でしたが、もちろん憧れの「シェイク」からスタートしても大丈夫!
材料と材料を混ぜ合わせれば、それで「カクテル」なのですから。
まずは小難しく考えず「材料を混ぜればいい」ぐらいの気持ちからチャレンジしてみてください。
そのうちに作り方をマスターしてレシピのレパートリーも広がり、毎晩の家呑みがますます楽しくなっていきますよ。
<参考>
4MIX COCKTAIL
http://www.4mix-cocktail.com