
映画館の興奮を自宅で!休日の映画鑑賞が楽しくなるホームシアター【男の趣味活】
梅雨の時期は雨の日が続き、外出できず自宅で過ごす機会が多くなりがち。
せっかくの休日、ただのんびりとリラックスするのもいいですが、映画鑑賞などで有意義に過ごしたいですよね。
そんな休日の映画鑑賞の満足度をアップさせるためにオススメなのが、映画コンテンツが本来持つサラウンド再生や重低音を忠実に再現し、まるで映画のシーンにいるかのような音の臨場感を楽しめるホームシアターです。
とはいえ、「自宅にホームシアターシステムを設置できるか?」「製品のラインナップが豊富すぎてどれを選べばいい?」などのハードルを感じている方もいることでしょう。
そんな悩みを解消すべく今回は、自宅のテレビを使って気軽に始められるホームシアターシステムの基本から、製品選びのポイント、さらにホームシアターで体験したいオススメ映画までご紹介しましょう。
ホームシアターシステムの基礎知識
ホームシアターシステムとは、複数のスピーカーをテレビと接続することで、臨場感のあるサウンドを体験できるオーディオ機器。1つのキャビネットに複数のスピーカーを搭載し、テレビ画面の前などに手軽かつコンパクトに設置できるサウンドバータイプが近年は人気です。
ところで、ホームシアターシステムの製品説明で「2.1ch」「5.1ch」といった表記を見たことはありませんか?
これはスピーカーシステムの構成を表わしていて、最初の数字がステレオスピーカーの数、小数点以下の数字はサブウーファーという重低音専用スピーカーの数を示します。
ホームシアターシステムの種類は、主に「2.1/3.1chフロントサラウンドホームシアターシステム」と「5.1/7.1chホームシアターシステム」に分かれます。
■2.1/3.1chフロントサラウンドホームシアターシステム
ヤマハ フロントサラウンドシステム「YAS-108」
左右それぞれにスピーカー1本と、さらにサブウーファーを設置するタイプが2.1ch。先ほど紹介した一体型サウンドバータイプも2.1ch(あるいはサブウーファーも内蔵した2.0ch)が主流です。
3.1chは、セリフがより聞き取りやすくなるセンタースピーカーを2.1chに追加したシステムです。
いずれも前方のスピーカーからのみ音を出す“フロントサラウンドシステム”ですが、前後左右の立体的な音響を疑似体験できるサラウンド技術に秀でているのが特長。
また、テレビ周りに収まるため置き場所に困らず、省スペース性・コスト面を含めてホームシアター初心者が気軽に導入しやすいのがメリットです。
■5.1/7.1chホームシアターシステム
ヤマハ スピーカーパッケージ「NS-P41」
高音・低音を出力するスピーカー5本(一体型のサウンドバータイプもあり)とサブウーファー1本で構成されるのが5.1ch。視聴者の前面左右と中央にスピーカー3本&サブウーファー、そして後方左右に各1本ずつ配置します。
さらに視聴者の左右にもスピーカーを設置するのが7.1ch。映画館で導入されている最新サラウンド規格「Dolby Atmos」対応の7.1.2ch(天井にスピーカーを2つ設置)というタイプもあります。
2.1/3.1chとは違って実際に前後左右から音が出力されるので、本格的なサウンドを楽しみたい音質重視派にオススメです。
ホームシアターシステムの選び方
■部屋の広さに合わせて選ぶ
ワンルームや6畳程度の部屋に設置するなら、場所を取らない2.1chがオススメ。
5.1chなら部屋の広さは8畳ぐらい欲しいところ。
また、12畳以上の広い部屋や360度から音を楽しみたいなら7.1chと、目的や部屋環境に適したシステムを選ぶといいですよ。
■サブウーファーの有無で選ぶ
メインスピーカーでは出せない低音域を強調するサブウーファーは、アクション映画の爆撃音や怪物の足音といった重低音を迫力満点に響かせる、ホームシアターシステムに不可欠なアイテム。
お求めのホームシアターシステムにサブウーファーが含まれているかどうか確認しましょう。
■対応サラウンドフォーマットで選ぶ
見たい映画コンテンツのサラウンドフォーマットにホームシアターシステムが対応していないと、せっかくの迫力サウンドを体感できないので要注意。
ちなみに5.1chの対応フォーマットは「Dolby Digital」「DTS Digital Surround」、7.1chの対応フォーマットは「Dolby Digital PLUS」「DTS-HD High Resolution Audio」などがあります。
■入出力端子で選ぶ
映像機器と接続するホームシアターシステムの入出力端子には「HDMI」「光デジタル」「同軸」などがありますが、ケーブル1本で接続できるHDMIタイプが簡単でオススメ。
さらに「HDMI 4K/60p」と記載されたタイプだと4K放送も楽しめますよ。
■音の出力で選ぶ
ワット数で表記されるホームシアターシステムの出力は、音の迫力に直結するバロメーター。
2.1chなら定格出力100W、5.1chなら最大出力400W以上に対応した商品もありますが、あまりにも大音量で鳴らすと壁が振動したりすることもあるので、マンションで導入する際は近所迷惑にならない範囲のタイプを選びましょう。
タイプ別オススメのホームシアターシステム
【2.1chサウンドバー】ヤマハ フロントサラウンドシステム「YAS-108」
原音の忠実な再生にこだわったオーディオ機器が人気のヤマハは、サウンドバーにおけるバーチャルサラウンド環境の構築にも定評があります。
こちらの商品はサブウーファー内蔵のスリムなワンボディでありながら、前方・左右・上下の音場もバーチャルで再現する3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に対応。映画のシーンと音声の一体感をよりいっそう楽しめますよ。
■商品URL
https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/sound_bar/yas-108/index.html
【2.1ch】オンキヨー2.1chシネマパッケージ「BASE-V60」
ホームシアター環境構築の要となるAVレシーバー、テレビ周りに設置しやすい小型フロントスピーカー2本、ワイヤレス対応サブウーファー1本がセットに。
オンキヨー独自のサラウンド技術によって、2.1chとは思えない自然な音の広がりを体感できます。また、AVレシーバー部分が6chになっているので、将来的に5.1chにステップアップすることも可能です。
■商品URL
https://www.jp.onkyo.com/audiovisual/hometheater/basev60/
【5.1ch】ヤマハ スピーカーパッケージ「NS-PA41」「NS-P41」
フロントスピーカーがスリムなフロアスタンディング型の「NS-PA41」(写真左)とブックシェルフ型の「NS-P41」(写真右)。
洗練されたグロスブラック仕上げでリビングのインテリアに馴染み、幅広い音域をバランス良く響かせるクリア&ナチュラルなサウンドも特長。ブルーレイディスクなどのHDオーディオコンテンツの音質を損なうことなく再生し、映画鑑賞に最適です。
※AVレシーバーが別途必要です
■商品URL
https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/speaker_systems/ns-pa41/index.html
https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/speaker_systems/ns-p41/index.html
ホームシアターでこそ鑑賞したいオススメ映画
【パパ一人なら】血湧き肉踊る戦闘映画『エクスペンダブルズ』
© 2010 ALTA VISTA PRODUCTIONS, INC
ホームシアターの醍醐味を満喫するなら、やっぱりアクション映画がオススメ。
シルヴェスター・スタローンら新旧アクション・スターが傭兵軍団に扮してド迫力バトルを魅せる『エクスペンダブルズ』なら、まるで耳の横を通るような銃弾音や、体の芯まで響くような爆発音を全身で浴びることができますよ。
【夫婦で見るなら】豪華絢爛なミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
ホームシアターに向いているもう1つの映画ジャンルといえばミュージカル。
なかでも、気分が上がるキャッチーな名曲が満載な『グレイテスト・ショーマン』は、音響に秀でたホームシアターでこそ鑑賞したい作品です。ライブステージを最前列で鑑賞しているような音の迫力に、夫婦揃って我を忘れること間違いなし。
【家族で見るなら】手に汗握るアドベンチャー『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
© 2017 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
ゲームの世界に取り込まれた高校生たちがジャングルでダイナミックな冒険を繰り広げる『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』も、圧倒的な臨場感のホームシアターで鑑賞すれば興奮が倍増!
まるで自分も冒険世界の中に飛び込んだような気分になり、子どもが想像の翼を存分に広げることでしょう。
ホームシアターシステムの基礎知識から製品の選び方、さらにオススメ映画までまとめてご紹介しました。
クリエイターの意図を再現したサウンドを体感すれば映画の世界にいっそう没入でき、お気に入りの作品の満足度がもっとアップすること間違いなし! もちろん映画だけでなくスポーツや音楽ライブの映像もぜひお楽しみください。
音だけでなく映像の迫力も追求したくなったら、思いきってプロジェクターと大型スクリーンを導入しても良いでしょう。
ホームシアターで我が家を映画館に変え、自宅で過ごす時間を充実させてみませんか。