
【妻の“帰省ブルー”解決策?】父子の絆が深まりママも自由!「父子帰省」の実態とメリット・デメリット
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帰省ブルーへの嘆きと一緒に注目された「父子帰省」とは
帰省ブルーとは、長期休暇に義実家で気を遣って過ごさなければいけなかったり、勝手が分からない環境で家事を手伝わなければならないことに対して「帰省が憂鬱」「休んだ気がしない」「気が進まない」という気持ちを表した言葉。正月やお盆には次のような声が多く挙がっているのです。
帰省ブルー。そりゃあ他人の家に何泊もしてただでさえ気を使うのに忙しなく動かなきゃいけないとか嫌だよ。
— あーか®11m♂ (@HARUGONNU) December 24, 2019
旦那のご両親だし敬う気持ち、仲良くしたい気持ちは勿論MAXある。
でもお嫁さんはお姑さんの娘ではない。他人だよ他人。
世の旦那さんには是非とも自分の家族は誰なのか今1度考えてほしい。
私が帰省ブルーになったのは、子どもが生まれてから。倍以上に増えた荷造りから始まって、渋滞の中のギャン泣き対応、子どもを見るようにできていない仕様のお家で、子どもに細心の注意を払いながらずっと付いてまわり、その間親族の会話からも取り残されての疲労感、疎外感は辛かった。
— 生姜ライダー (@ridinginger) December 25, 2019
#帰省ブルー
SNSでは次のように、パパ側・ママ側からも「メリットを感じる」という投稿があり、話題と支持を集めています。
<パパ側の意見・体験>
父子帰省。親孝行できる喜び#父子帰省#育メン#子育て#じぃじ#ばぁば pic.twitter.com/GTPWCcrmhu
— パパこい (@UgXIeTwRX6Rvn2A) December 10, 2019
妻が急遽体調を崩したので、子供2人を連れて「父子帰省」です
— リンスカ🌲腰痛パパの子育て日記 (@yo_tu_papa) January 1, 2020
実際やってみて、これが1番理想の形なのかもしれません
妻も気を使わず、私の両親も気を使わず
最初は「父子帰省」に自由過ぎるのではないかと抵抗ありましたが、今は自由な時代だと受け入れてもいいのかもしれません#父子帰省
夫と義実家帰省中の1歳児、庭になる真っ赤なトマトをもいだり、いとこ2人とおもちゃで遊んだりして楽しそう。パパも故郷で遊べて楽しい。じじばばも楽しい。ママもひとり時間楽しい。父子帰省、みんなハッピーになれる最高の形では。普及させたい。
— ラララ(母) (@lalaladolce) August 8, 2018
仕事納め年末!🎍
— 手作り餃子 (@kakotowa1) December 30, 2019
我が家は夫婦別々の帰省。
嫁としての年末年始のストレスが無くなり本当にありがたい。
お盆、年末年始、連休が来るたびに#帰省ブルー でしたが、解放!✌️
義実家の嫁#帰省されブルーも無くなっててWIN-WINと思います
#父子帰省#帰省ブルー#帰省されブルー
30~40代夫婦の4家族に1家族が父子帰省の経験あり
株式会社パートナーエージェントが行った意識調査によると、「父親だけで子どもを連れて外出したことはありますか?」という質問に対して「父親と子どもだけで父親の実家へ帰省(父子帰省)」したことのある人が26.5%。つまり4家族に1家族が実際に父子帰省をしたことがあるようです。
パパにとって、ママにとっての「父子帰省のメリット」
父子帰省を経験したことがあると回答した男性300人に尋ねたところ「子どもと過ごす時間を満喫できた」が68.0%で1位。普段、仕事優先で子どもと過ごす時間が少ないパパにとって、父子帰省はコミュニケーションを育んだり親子の思い出を作る絶好の機会になるようです。
実際、父子帰省経験者からは「父子の距離が縮まった(38歳・男性)」「一緒にいた時間が長かったせいか普段聞かない話をしてくれて、より子どものことが理解できた(34歳・男性)」というメリットの声が挙がったようです。
それ以外で興味深いのが、5位の「父親として成長することができた」と6位の「子育てに対する責任感が持てた」。
「いつも妻がしている世話を経験し、子どもも慣れないからか誘導してくれてお互いの成長につながった(39歳・男性)」など、一人で子どもの面倒を見られるかどうかという不安を乗り越えることで、子育ての経験値や親としての責任感がランクアップする効果があるようです。
いいことばかりじゃない!父子帰省にはトラブルや不安も
「親に会ったときに子どもが馴れていないのでずっと泣いていて大変だった(38歳・男性)」
「父親にはいつも甘えてばかりなので、叱るタイミングが分からなかった(35歳・男性)」
「意外と娘の好みの食べ物が分からなかった(45歳・男性)」
「なんでも言うことを聞いてしまったので我儘になり、帰ってから妻に叱られた(39歳・男性)」
「大泣きしたときに、通常は妻と自分とで対応を変えて気分を変えるが、それができないのが難点だった(33歳・男性)」
なお、SNSではママたちからもこうしたトラブルを心配する声が挙がっていて、自分のケアが及ばない父子帰省をポジティブにとらえられない人たちも存在するようです。
私なら…何食べさせられてるかわからないとか、チャイルドシートにちゃんと乗せてから移動してるかとか、向こうで病気しても普段の子供のことを医師に説明できる人がいないし、不安しかないので父子帰省なんて考えられない!
— 櫂流(カイル) (@kyle0529) August 10, 2018
父子帰省はさ、よっぽど義実家信用していないと無理だよ。
— もちこ (@mochiko_sss) December 24, 2019
それぐらい信用できてる義実家ならそもそも良い関係だよ。
私には恐ろしくてできない。
一緒に行った方がマシだ。#帰省ブルー#父子帰省
でも、数々の不安や試練を乗り越えさせすれば、パパは子どもと一緒の時間を濃密に過ごすことができ、ママはしばしの休息を取ることができるといった、夫婦双方にメリットが父子帰省にはあるはず。
さらに父子帰省の意義を考えるにあたって、「帰省ブルー」という大人の都合だけでなく、パパと子どもの絆、そして祖父母と子どもの絆をより深められるという側面も見逃せません。
親として子どもと向き合い、子どもの面倒を見て、子どもとたくさん話をする──そうすることで、パパと子どもの絆はよりいっそう深まるはず。次の長期休暇の際には、ぜひ父子帰省を検討してみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
<調査1>
調査対象:30~49歳の既婚で子どもがいる男女 2,380名
集計期間:2019年12月6日~11日
<調査2>
調査対象:「父子帰省を経験したことがある」と回答した30~49歳の既婚で子どもがいる男性 300名
集計期間:2019年12月13日~20日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000411.000006313.html