【妻の“帰省ブルー”解決策?】父子の絆が深まりママも自由!「父子帰省」の実態とメリット・デメリット

【妻の“帰省ブルー”解決策?】父子の絆が深まりママも自由!「父子帰省」の実態とメリット・デメリット

おでかけ

目次[非表示]

  1. 帰省ブルーへの嘆きと一緒に注目された「父子帰省」とは
  2. 30~40代夫婦の4家族に1家族が父子帰省の経験あり
  3. パパにとって、ママにとっての「父子帰省のメリット」
  4. いいことばかりじゃない!父子帰省にはトラブルや不安も

帰省ブルーへの嘆きと一緒に注目された「父子帰省」とは

正月やお盆、あるいは長期間の休暇を利用して実家に帰省する家庭は多いことでしょう。そうした恒例行事のあり方を問うワードとして、「♯帰省ブルー」というハッシュタグがSNSで大きな話題を呼んでいるのをご存じでしょうか。

帰省ブルーとは、長期休暇に義実家で気を遣って過ごさなければいけなかったり、勝手が分からない環境で家事を手伝わなければならないことに対して「帰省が憂鬱」「休んだ気がしない」「気が進まない」という気持ちを表した言葉。正月やお盆には次のような声が多く挙がっているのです。
一方で、そうした帰省ブルーを回避する1つの選択肢として注目されているのが、ママは家に残ってパパと子どもだけで実家に帰省するという「父子帰省」

SNSでは次のように、パパ側・ママ側からも「メリットを感じる」という投稿があり、話題と支持を集めています。

<パパ側の意見・体験>
<ママ側の意見・体験>

30~40代夫婦の4家族に1家族が父子帰省の経験あり

実際のところ、どれぐらいの家庭が父子帰省を実践しているのでしょうか?

株式会社パートナーエージェントが行った意識調査によると、「父親だけで子どもを連れて外出したことはありますか?」という質問に対して「父親と子どもだけで父親の実家へ帰省(父子帰省)」したことのある人が26.5%。つまり4家族に1家族が実際に父子帰省をしたことがあるようです

(データ提供:株式会社パートナーエージェント)

パパにとって、ママにとっての「父子帰省のメリット」

では、父子帰省にはどんなメリットがあるのか?

父子帰省を経験したことがあると回答した男性300人に尋ねたところ「子どもと過ごす時間を満喫できた」が68.0%で1位。普段、仕事優先で子どもと過ごす時間が少ないパパにとって、父子帰省はコミュニケーションを育んだり親子の思い出を作る絶好の機会になるようです。

実際、父子帰省経験者からは「父子の距離が縮まった(38歳・男性)」「一緒にいた時間が長かったせいか普段聞かない話をしてくれて、より子どものことが理解できた(34歳・男性)」というメリットの声が挙がったようです。

(データ提供:株式会社パートナーエージェント)

続く2位は「妻が自由な時間を持つことができた」で42.3%。「誰も気を使わずにすんだ(38歳・男性)」という帰省ブルーの回避策として、そして「妻をゆっくり休ませることができた(36歳・男性)」といった、パパや子どもが不在の間にママが休息できるというメリットもあるようです。

それ以外で興味深いのが、5位の「父親として成長することができた」と6位の「子育てに対する責任感が持てた」。

いつも妻がしている世話を経験し、子どもも慣れないからか誘導してくれてお互いの成長につながった(39歳・男性)」など、一人で子どもの面倒を見られるかどうかという不安を乗り越えることで、子育ての経験値や親としての責任感がランクアップする効果があるようです。

いいことばかりじゃない!父子帰省にはトラブルや不安も

意識調査ではこうしたポジティブな意見以外にも、父子帰省での困りごとの体験談も多く寄せられたよう。子どもの年齢や普段の親子関係によっても、父子帰省の難易度は変わってくるようです。

親に会ったときに子どもが馴れていないのでずっと泣いていて大変だった(38歳・男性)」
父親にはいつも甘えてばかりなので、叱るタイミングが分からなかった(35歳・男性)」
意外と娘の好みの食べ物が分からなかった(45歳・男性)」
なんでも言うことを聞いてしまったので我儘になり、帰ってから妻に叱られた(39歳・男性)」
大泣きしたときに、通常は妻と自分とで対応を変えて気分を変えるが、それができないのが難点だった(33歳・男性)」

なお、SNSではママたちからもこうしたトラブルを心配する声が挙がっていて、自分のケアが及ばない父子帰省をポジティブにとらえられない人たちも存在するようです。
パパとの関係性や育児への慣れ具合によっては、このように困りごとも発生しうるようです。

でも、数々の不安や試練を乗り越えさせすれば、パパは子どもと一緒の時間を濃密に過ごすことができ、ママはしばしの休息を取ることができるといった、夫婦双方にメリットが父子帰省にはあるはず。

さらに父子帰省の意義を考えるにあたって、「帰省ブルー」という大人の都合だけでなく、パパと子どもの絆、そして祖父母と子どもの絆をより深められるという側面も見逃せません。

親として子どもと向き合い、子どもの面倒を見て、子どもとたくさん話をする──そうすることで、パパと子どもの絆はよりいっそう深まるはず。次の長期休暇の際には、ぜひ父子帰省を検討してみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
調査方法:インターネット調査
<調査1>
調査対象:30~49歳の既婚で子どもがいる男女 2,380名
集計期間:2019年12月6日~11日
<調査2>
調査対象:「父子帰省を経験したことがある」と回答した30~49歳の既婚で子どもがいる男性 300名
集計期間:2019年12月13日~20日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000411.000006313.html