【自宅待機やテレワーク】一緒にいる時間が長すぎると喧嘩が起きやすい?大切にしたい家族との距離感

【自宅待機やテレワーク】一緒にいる時間が長すぎると喧嘩が起きやすい?大切にしたい家族との距離感

ライフスタイル

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  1. 家族の関わり合いや距離が密接になりすぎることの弊害
  2. 子どもが自分の行動に責任を持てるよう“見守り”に徹する
  3. 夫婦が自分のペースで動けるようお互いを尊重する
※2020年3月公開の記事を再編集・再掲載しています。

家族の関わり合いや距離が密接になりすぎることの弊害

不要不急の外出自粛、学校の臨時休校、企業のテレワーク…新型コロナウイルス感染拡大による影響は、家族の生活のさまざまな面に及んでいます。

その余波を受けて、ここ最近一般家庭で多発しているという問題が「家族の喧嘩」。家にいる時間が増えた夫婦や親子が、長く一緒に過ごしているせいで衝突したと思われるさまざまなケースが、SNSにもたびたび投稿されています。「そういえば最近ウチも喧嘩が増えたような気がする…」と思いあたる方も少なくないのではないでしょうか?
各家庭で起きる喧嘩はケースバイケースで、一概に「これが原因」と言えるものではありません。ただ、今回のように“一緒に過ごす時間が増えたこと”が多少なりとも喧嘩の背景にあるなら、家族同士の関わり合いや距離が密接になりすぎていることが要因となっているのかもしれません。

そうした関係性を見直し改善できるよう、夫婦間、親子間それぞれの距離感を見直すためのコツをご提案します。

子どもが自分の行動に責任を持てるよう“見守り”に徹する

臨時休校で毎日朝から晩まで家にいる子どもと一緒に過ごしていると、普段はあまり気にしない(あるいは目にしない)子どもの振る舞いが何かと気になってしまうもの。子どもが規則正しく生活して勉強や家のお手伝いに積極的だといいのですが…もしテレビやゲームに夢中になりダラダラ過ごしていると、パパママは小言の一つも言いたくなるでしょう。

怒りの取り扱いアドバイザーの稲田尚久先生によると、のようにパパママがイライラしてしまう原因は、本来なら“子どもにとっての課題”なのに大人が首を突っ込んでしまうからだそうです。どういうことかというと、仮に子どもが“するべきこと”を怠けた場合、それによって後々困るのはパパママではなく子ども。つまり、怠けることで自身が困ったり不利益を感じる経験をしなければ、子どもは自らの行動を変えようとしないので、親の関与にも限界があるということです。

子どもの人生は子どものもので、将来を決める選択の自由も責任も子どもにあります。パパママはSOSを受けた時に手を差し伸べられるように身構えておき、基本的には子どもの行動を見守ることに徹してはいかがでしょうか。そうやって子どもの課題に口出しをしないよう意識を切り替えて“親子の適度な距離感”を保つことができたら、大人による過剰な干渉やイライラを防ぐことができるはずです。また、自主性を尊重されることによって子どもも心が安定し、必要以上にピリピリしなくなることでしょう

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