共働き夫婦の家事分担は?中々聞けない共働きの子育て・家計・貯金事情まとめ

共働き夫婦の家事分担は?中々聞けない共働きの子育て・家計・貯金事情まとめ

共働き

目次[非表示]

  1. 「共働き」とは
  2. 共働きの理想的な家事分担は?
  3. 共働き夫婦の子育て・育児について
  4. 共働き夫婦の家計について
  5. 家計管理は夫婦のどっちがやる?
  6. まとめ
※2018年5月公開の記事を再編集・再掲載しています。

世の夫婦にとって「家事」「子育て」「家計」「貯金」は、さまざまな人が不安や疑問を持っている身近な話題です。そして、こうした話題に特に敏感なのは共働き夫婦ではないでしょうか?

「家事を分担したのはいいけど、なんだかそのせいで逆にイライラしてしまう」
「夫が単身赴任になり、一人で子どもを見ることに」
「自分一人で家計を管理しているけど、他の夫婦はどうやってるの?」
「頑張っているけど、貯金に回せるだけのお金がなかなか毎月残らない…」

それぞれが仕事を持ち、日々忙しく働く共働き夫婦にとって、家庭と職場の両立はハードルが高くなるもの。だからと言って、今すぐに専業主婦・主夫になれるわけではありません。そうした想いを抱えながら過ごす毎日は、疲れもストレスもたまるでしょう。

そこで今回は、家事・子育て・家計・貯金に悩む方に向けて、これらの事情をまとめた情報をお届けします。他の共働き夫婦はどんなふうに家のことをしているのか?

今の悩みを解決する工夫は? などなど、耳寄りな内容をご紹介していますのでぜひご覧ください。

「共働き」とは

男は外に仕事へ出かけ、妻は家を守る。いわゆる昔ながらの“夫婦の形”は近年になり減ってきているようです。

総務省が実施した「専業主婦世帯と共働き世帯の推移」(※1)によると、平成3年から共働き世帯の数が専業主婦世帯(男性雇用者と無業の妻からなる世帯)と並ぶようになり、平成12年ごろから逆転。平成26年の時点では1114万世帯が共働きという結果に。現在も共働き世帯数は増え続けていると言われています。

一方で、共働き世帯にとって問題になりがちなのが家事の分担です。令和3年度の社会生活基本調査(※2)によると、子どもがいる共働き世帯における1日あたりの平均家事時間は「妻:3時間16分、夫:15分」という結果になっています。こうして見てみると、昔より共働き世帯が増えているわりに、主に女性が家事をするという役割分担はそんなに変わっていないのかもしれません。

共働きの理想的な家事分担は?

最近では男性も家事に参加するという意識や行動の変化が進んでいますが、それでも慣れない作業で上手に家事ができないことも。妻なら簡単にできることも手間取ってしまい、夫婦間にストレスがたまってしまうことも十分に考えられます。

また、明確に家事の役割分担を決めたとしても、仕事が忙しかったり体調が優れないため、やるべきことをできない日もあるでしょう。できないことで自己嫌悪に陥ったり、パートナーから不満をぶつけられることも予想されます。

だからといって家事を分担しないままだと、夫婦いずれかへの集中の負担が変わらず、2人で一緒にのんびり過ごす時間も取れないかもしれません。

明確に役割分担するのが難しくても、少しでも手伝うことでパートナーの負担を減らせて、2人でお茶を飲んだりおしゃべりを楽しんだりする時間も過ごせるようになるでしょう。あるいは、妻が仕事に充てられる時間が増え、収入アップも考えられます。

また、家事を手伝うことでパートナーの大変さを理解でき、感謝の気持ちが芽生えてくるかもしれません。そうした気持ちを相手に伝えられれば、夫婦の関係性も良好になるでしょう。

このように、共働き夫婦が家事分担を行うことには十分なメリットがありますが、デメリット面ばかりが現出するリスクも考えなくてはなりません。家事分担をすると決めたなら、お互いイライラするのは嫌ですよね?

下記ページで、夫婦それぞれが楽しく幸せに毎日を送るためのちょっとしたコツをご紹介しているので、ぜひご参考ください。

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共働き夫婦の子育て・育児について

子どもは夫婦にとってかけがえのない宝物。健やかな成長を祈っているのは、パパもママも同じでしょう。しかし、夫婦2人の生活と比べて日々の支出が当然増えます。さらに将来のことも考えれば、教育にかかるお金なども計算しておかなくてはなりません。そうすると、経済面を考えて共働きに勤しむ夫婦が増えるのはごく自然なことと言えるでしょう。

しかし、ここで問題となるのが育児です。家計の収入をメインで支えるのがパパの場合、毎日遅くまで仕事を頑張り、休日は疲れを癒やすためゴロゴロ過ごしてしまうことがあるかも。もしくは付き合いでゴルフに出かける日もあるでしょう。すると結果的に、悪気はないもののなかなか育児に参加できなくなってしまうことも…。

令和3年度の社会生活基本調査によると、6歳未満の子どもを持つ男性の育児時間は1日あたり平均49分。世界的に見ても短いこの結果は、育児の大部分をママが担当していることを意味します。

もちろん共働き育児は悪いことばかりではありません。例えば小さいうちから子どもを保育園に預けると、社交性や生活力が身につくといったことも考えられます。

また、普段から子どもに家の手伝いをしてもらえば、たくましく、そして頼もしく成長してくれることも。また、ママが家に閉じこもらずに社会に出られることもメリットと言えるかもしれません。

とはいえやはり、夫婦のどちらか一方が家事育児を一人で行う「ワンオペ育児」はかなりの負担。少しでも家事育児の手間や時間を減らせる工夫をしたり、パートナーにできる限り手伝ってもらえるよう働きかけることも重要と言えるでしょう。

下記ページでは、ワンオペ育児に悩むパパママに向けたポイントや工夫についてご紹介しているので、ぜひご参考ください。

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