
夫婦喧嘩をいつまでも引きずらない、上手な仲直りのススメ
夫婦が長年一緒に寄り添っていく秘訣の1つ。それは、互いに不満やストレスをためすぎないためのガス抜きとして、言いたいことを言い合う“喧嘩”を時々することにあります。
とはいえ、喧嘩したその日はピリピリした空気が流れ、その気まずさを翌日以降まで引きずってしまい、なかなか会話できず仲直りできないなんてこともありがちですよね。
喧嘩の度合いにもよりますが、筆者の家でも夫婦喧嘩の後はお互い無言になって重い空気が漂い、気分まで重くなってしまいます。なのでそんな気まずい状態をなるべく早く解消できるよう、仲直りするためのポイントをいくつか心がけるようにしています。
そこで今回は、そうした夫婦喧嘩の後の上手な仲直り方法をご提案します。
仲直りの第一歩は“きっかけ”作りから
夫婦喧嘩の後の冷戦状態が長引けば長引くほど、関係の修復は難しくなります。
まずは冷静になれるよう喧嘩から少しだけ時間をあけ、できればその日のうちに「さっきは言いすぎた。ごめんね」と夫婦どちらかが謝るのが、仲直りへのベストな第一歩に感じます。
冷戦中は一見ムスッとした態度に見えても、心の中では「この気まずい状態から早く抜け出したい」と思っているかも。仲直りしたいという意思表示をどちらかが行えば、案外スムーズに仲直りできるものです。
ここで気をつけたいのは「ケンカのきっかけを作った方から謝るべき」という考えに縛られないこと!
そう考えてしまうと「自分は悪くない」といっそう頑なになってしまい、いつまでたっても仲直りのきっかけを作れません。相手に謝ってほしい気持ちをグッと抑え、2人のうち心の余裕がある方から歩み寄ってみてください。
でも、口もきけないような状態で相手に話しかけるのはなかなか難しいですよね。どのように声掛けを行えばいいのか、筆者が心がけているコツをいくつかご紹介します!
■メールやLINEでメッセージを送る
なかなか口に出せない「ごめん」「仲直りしよう」という思いを、メールやLINEのメッセージで送ってみるのはいかがでしょうか。喧嘩直後に話しかけられてもつい感情的な態度になりがちですが、文字ならある程度冷静に受け止めることができます。
相手を責めたり喧嘩の言い訳をするような内容は避けて、ストレートかつ端的な反省のメッセージを届ければ、読んでいるうちに相手も少しずつ客観的な気持ちを取り戻すことができるはずです。
■メッセージ付きのプレゼントを贈る
美味しいスイーツや花束、または妻が前から欲しいと言っていた物を用意し、「ごめん」と言いながら直接手渡してみませんか。自分の好きな物を受け取った瞬間なら、頑なになった心もスッと和み、相手の言葉を素直に受け止められるはず。
直接声を掛ける心の準備ができない場合は、自分の気持ちを書いたメッセージカードをプレゼントに添えて、机の上にこっそり置いておくといいですよ。
■いつも通りに話しかける
これは筆者がよく使っている手段なのですが、普段通りの平穏な夫婦関係に戻るには、その“普段の行動”を行っていくのも仲直りのきっかけとして有効です。
夕食を食べながら「美味しいね」と話しかけ、家事を行う際に「お皿洗ってくるよ」と声を掛け、「おはよう」「おやすみ」の挨拶をするなど、普段通りの行動を通じて“喧嘩を続けるつもりはないよ”という気持ちを示してみてください。そうすれば、ピリピリした空気が少しずつ和らぎ、いつの間にか喧嘩する前の関係に戻っていくことができるかもしれません。
冷静になれたら喧嘩の原因を解決しよう
こうしたきっかけ作りで仲直りできたら、改めて夫婦喧嘩の原因を見つめ直すことも大切なポイント!
もし、家族で解決すべき問題によって引き起こされた喧嘩なら、その問題を解決しないと同じことが何度も繰り返されてしまいます。お互い冷静になった状態で話し合いの場を設けて、相手の意見にじっくり耳を傾けながら前向きな妥協点を探っていくことをオススメします。
夫婦喧嘩をただの喧嘩で終わらせず、これから円満に暮らしていくための“教訓”としましょう。声掛けのタイミングなど上手に仲直りできるコツを作っていき、今まで以上に夫婦の絆を深めていってください。