
秋といえば「芸術の秋」!夫婦でアート展を鑑賞して感動を分け合おう
昔は都心の賑やかなスポットで遊ぶのが楽しかったけど、今ではそうした空間が騒々しく感じられ、逆に疲れてしまう…という方も少なくないのではないでしょうか(私もそうです)。
そんな大人の夫婦にオススメしたいのが、芸術の秋にふさわしい「美術館巡り」です。
テレビやスマホから絶え間なく情報が発信される今、静けさが保たれた落ち着いた雰囲気の中、自分のペースでゆったりアートの世界に浸れるのは、ある意味とっておきの贅沢かもしれません。あわただしい日常から解放されることで癒し効果も期待できますよ。
「アートは一人で見に行きたい」という方もいるでしょうが、パートナーと一緒に鑑賞すれば、芸術美によって涌き上がる刺激と感動を共有することができ、いつもと違った会話で大いに盛り上がるはず。
もちろん、2人バラバラで気になる作品を見て回り、鑑賞後に合流してカフェでゆっくり感想を語り合うのもいいですね。
そこで今回は、ディープな専門知識が不要で気軽に鑑賞できる、この秋オススメのアート展をご紹介します。
専門知識は不要!夫婦で気軽に行けるアート展3選
■モネ それからの100年
瞬間ごとに変幻する光や空気への“印象”を明るい色彩で表現する手法を特徴とし、日本でも人気の高い「印象派」。
その中でもとりわけ愛されている芸術家が、「睡蓮」などの風景画で知られるモネ。モネは理想の絵を描くために“理想の庭”を自ら造ったというスゴイ人なんです!
今回の展覧会では「モネは、いまも生きている」をテーマに、モネの初期から晩年までの絵画25点と、モネの影響を受けた後世代の絵画や映像など66点を一堂に展示。両者の時代を超えた結びつきを浮き彫りにし、モネに対する新しい発見を与えてくれます。
会場:横浜美術館
会期:開催中〜2018年9月24日(祝・月)
■AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展
絵画はちょっと難しそう…と尻込みしがちな人にオススメしたいのが、普段何気なく親しんでいる「音楽」をテーマにしたこちらの展覧会です。
本展ではミュージシャンの小山田圭吾(Cornelius)が音楽の構造に着目して書き下ろした新曲『AUDIO ARCHITECTURE』を、気鋭の作家たちがそれぞれの視点から解釈し、映像作品を制作します。
映像・アニメ・ダンスなど多彩な表現スタイルによる現代アートを、とっつきやすく体感することができますよ。斬新なアプローチの数々に触れるうちに、音楽への新たな視点が芽生えるかも。
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン内)
会期:開催中〜2018年10月14日(日)
http://www.2121designsight.jp/program/audio_architecture/
■デザインあ展
NHK Eテレで毎週土曜の朝に放送されている番組「デザインあ」。
子どものデザイン的思考を育てることをテーマとした番組ですが、当たり前のように存在している身の回りのモノを観察・分解(分類)・再構築する思考プロセスは大人が見ても面白く、ハマっている人が続出しているとか。
そんな人気番組がリアルな空間へと表現の場を移し、3次元で体感できるようにしたのが今回の展覧会。へぇ〜と驚く仕掛けが隠された体験型展示作品、オリジナル音楽と映像を用いた体感型インスタレーション、来場者も創造に参加する参加型作品など、肩の力を抜きながら楽しめます。仕事に活きるクリエイティブな知的刺激が得られるかも?!
会場:日本科学未来館
会期:開催中〜2018年10月18日(木)
https://www.design-ah-exhibition.jp/
夫婦の芸術館巡りにピッタリな話題のアート展をご紹介しましたが、見に行ってみたい展覧会はありましたか。
アートといっても身構える必要はありません。芸術作品には決められた解釈があるわけではないので、アーティストたちが「美しい」と感じて表現したものに、心をまっさらにして触れればいいのです。
秋は暑さも少しは和らぎ、スポーツ、読書、芸術などいろいろなことに打ち込みやすくなる季節です。美術館という非日常めいた創造空間に身を置き、充実した秋の一日を夫婦でお過ごしください。
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