ネット・動画・ゲームで疲れた“スマホ脳”をリセット!手軽にできるデジタルデトックスのススメ

ネット・動画・ゲームで疲れた“スマホ脳”をリセット!手軽にできるデジタルデトックスのススメ

ライフスタイル

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  1. スマホ脳って?スマホが脳に及ぼす影響とは?
    1. スマホの使いすぎで脳が疲労する
    2. スマホによる脳過労がもたらす弊害・デメリット
  2. 大人だけの問題ではない!子どもの“スマホ脳”リスク
  3. スマホ脳を休ませ活性化できる「デジタルデトックス」の方法
    1. デジタルデトックスとは?
    2. 【方法①】電車やトイレでの「スキマ時間」のスマホ利用を控える
    3. 【方法②】1日の中に「スマホと距離を置く時間帯」をつくる
    4. 【方法③】スマホの代わりに「新しい楽しみ」を習慣化
    5. 【方法④】スマホでやっていることをあえて「アナログ習慣」に置き換える
    6. 【方法⑤】スマホを手放して散歩や日光浴をする
※2021年2月公開の記事を再編集・再公開しています
毎日の暮らしの「困った!」に役立つ技やコツをご紹介する連載「目指せ我が家のHERO!家族を助ける特技を作る」。今回のテーマは「デジタルデトックス」です。

最近、「ずっと眠くて体が重い」「もの忘れが多くなった」「すぐイライラする」と感じることはありませんか? その原因は、スマホやパソコンなどのデジタル機器を長時間利用しすぎて「脳が疲れている」せいかもしれません。なかでもスマホは利便性が高いためつい手に取って利用時間が長くなり、身体的・精神的な疲労の大きな原因になっているそうです。また、そうしたスマホやパソコンの使いすぎが原因とされる疲労の有効な解消法として、一定時間デジタル機器と距離を取る「デジタルデトックス」が注目されています

そこで今回は、スマホやパソコンの使いすぎが心身に及ぼす影響と、その改善策として実践したい「デジタルデトックス」を、菅原脳神経外科クリニック理事長の菅原道仁先生による監修でご紹介します。

スマホ脳って?スマホが脳に及ぼす影響とは?

脳科学的な見地からスマホが脳に与える影響に警鐘を鳴らした、スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン氏の著書『スマホ脳』が昨年に日本でも刊行され、スマホが私たちの生活や健康に及ぼす負の影響が改めて注目されています。

スマホやパソコンなどのデジタルツールは、今や私たちの生活になくてはならない便利な機器。特にスマホは「インターネットを見る」「SNSでコミュニケーションする」「動画を見る」「ゲームアプリで遊ぶ」などさまざまな楽しい機能が集約されているため、つい手に取ってしまうという方も少なくないのでは?

しかし、息抜き程度なら問題ないのですが、暇さえあれば無意識に手が伸びてしまうほどスマホを使ってしまう“依存”状態に陥ると、次のような影響が懸念されます。

スマホの使いすぎで脳が疲労する

人間が受け取った情報を処理する脳の前頭前野には、主に「浅く考える機能」「深く考える機能」「ぼんやりと考える機能」という3つの機能があります。「浅く考える機能」とは、短い時間に心の中で情報を覚え同時に処理する能力のことを指し、会話や計算などの基礎となる私たちの日常生活や学習を支える重要な能力でワーキングメモリ(作業記憶)といいます。

絶えずスマホを見て情報をインプットし続けていると「浅く考える機能」ばかり使って脳が疲れてしまい、一方で「深く考える機能」「ぼんやりと考える機能」が使われず、脳で情報の整理や分析を行う暇がなくなってしまうのです。こうした状態は「脳過労(オーバーフロー脳)」と呼んでいる専門家もいます。また、脳が疲れている時ほど頭を使わず手軽に情報や快楽を得たくなり、スマホの使用時間がさらに長くなるという悪循環に陥りがちです。

ちなみに、ここでいう“スマホからインプットする情報”は文字だけを指すのでなく、光や色なども含まれます。つまり、動画やゲームに延々と夢中になっている状態もインプット過多と言えます。

スマホによる脳過労がもたらす弊害・デメリット

スマホの使いすぎによる脳過労(オーバーフロー脳)が身体やメンタルにもたらす影響として、次のことが挙げられます。

●もの忘れやうっかりミスが増える
前頭前野の「浅く考える機能」が低下すると、もの忘れが激しくなったり、うっかりミスや約束を忘れることが起こりやすくなります。

●意識や感情をコントロールしづらくなる
前頭前野の「深く考える機能」が低下することによって、判断力や集中力が低下。さらに、イライラしたりキレやすくなるなど、感情のコントロールが不安定になりがちです。

●身体全体の調子が悪くなる
スマホの長時間利用が大きな原因となる体調不良といえば、眼精疲労やスマホ首(ストレートネック)が思い浮かびますよね。それ以外にも、前頭前野の機能が低下することによって自律神経の働きも乱れ、慢性的な疲れ・頭痛・不眠といった体調不良を引き起こしてしまいます。
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