『ドクター・ドリトル』 | 動物と話せる名医と一緒に、想像を絶する大冒険へ!

『ドクター・ドリトル』 | 動物と話せる名医と一緒に、想像を絶する大冒険へ!

趣味・遊び

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  1. 「動物と話したい」と夢見る子どもと見たい王道アドベンチャー大作
  2. ドリトル先生と個性豊かな動物たちのやり取りが楽しい!
  3. 迫力の映像で魅せる大海原のアドベンチャー

「動物と話したい」と夢見る子どもと見たい王道アドベンチャー大作

動物と話してみたい──幼い頃にそう夢見たことはありませんか? きっと現代の子どもも同じような空想を思い浮かべているはずです。

そんな空想を胸躍る冒険物語へと昇華させたのが、動物と話せるドリトル先生を主人公に描いたヒュー・ロフティングによる児童文学「ドリトル先生」。100年以上も愛読されている人気シリーズで、近年だと1998年にエディ・マーフィ主演で映画化されましたね。ただし、アフリカへ船で旅に出るという原作小説の冒険テイストはバッサリとカットされ、“動物と話せる名医が主役”という基本設定以外は舞台も内容も現代的にアレンジされていました。

あれはあれでストーリーが身近に感じられて面白かったけど、小説版のようにワクワクできる王道アドベンチャーを子どもと一緒に楽しみたい──。そう願うパパたちにピッタリな作品として、ロバート・ダウニー・Jr.主演の映画『ドクター・ドリトル』をご紹介します。

ドリトル先生と個性豊かな動物たちのやり取りが楽しい!

動物と話せるドリトル先生は、名医だけどちょっといいかげんな変わり者。世間とは距離を置いて動物たちとひっそり暮らしていたある日、女王が重い病に倒れてしまいます。ドリトル先生は女王を救うことができる唯一の治療法を求めて、助手のスタビンズ少年と信頼できる親友──そう、個性的な動物たちと伝説の島へと旅に出るのです。

© 2020 UNIVERSAL STUDIOS and PERFECT UNIVERSE INVESTMENT INC. All Rights Reserved.

本作の妙味は何と言っても、動物と話せるドリトル先生と個性豊かな動物たちとのやり取り。

頑固なオウム、臆病なゴリラ、おしゃべりなダチョウ…ドリトル先生の家に集まった動物たちはクセのある変わり者ばかりで、しかもドリトル先生もかなりのひねくれ者だから、何でもない会話を聞いているだけでも楽しくて笑いが止まりません。字幕版ではエマ・トンプソンやラミ・マレックらアカデミー賞受賞歴を誇る名優たちが、吹替版でも石田ゆり子や八嶋智人ら人気俳優たちが声優として動物に愉快な個性を宿しているので、子どもの年齢に応じてどちらを見るか選ぶといいでしょう。

もちろん注目すべきは動物の声優だけではありません。ドリトル先生に扮するロバート・ダウニー・Jr.もまた、いいかげんでだらしないけど“やる時はやる男”という、代表作『アイアンマン』に相通じるハマリ役。以前から「自分の子どもと見られる作品をやってみたかった」という思い入れがあったそうで、動物たちを相手に飄々としたやり取りを応酬するドリトル先生をイキイキと魅せてくれます。

迫力の映像で魅せる大海原のアドベンチャー

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ユーモラスで愛嬌タップリな動物たちを見ているだけでも心が躍りますが、さらに原作小説の醍醐味だったアドベンチャー要素がタップリ詰まっているのも大きな見どころです。

動物たちと船に乗って大海原を航海したり、海賊船の砲撃を受けて遭難しそうになったり、伝説の手掛かりを探るため海賊の島に潜入して思わぬピンチに陥ったり…。テーマパークのアトラクションのように波乱万丈で、冒険のテイストもスケールも『パイレーツ・オブ・カリビアン』のようにハチャメチャかつ迫力満点なので、子どもはもちろん大人が見ても最後までハラハラドキドキすること間違いなし! お出かけやアウトドアレジャーを気軽に体験しづらい今だからこそ、こうした映画で子どもと冒険気分を味わって、パッと明るい気分になりたいですね。

幼い頃に誰もが思い描く夢を、ハリウッド最高峰の映像技術で遊び心タップリに具現化し、想像力を無限にかき立てる壮大なアドベンチャー。冒険小説のページをめくる手が止まらなくなるように子どもを飽きさせずワクワクさせる『ドクター・ドリトル』を、パパも童心に帰って親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。

『ドクター・ドリトル』(2020年) /アメリカ/ 上映時間:101分
配給:東宝東和
DVD&ブルーレイ発売中