どこでも遊べる!パックラフトで川を旅しよう【男の趣味活】

どこでも遊べる!パックラフトで川を旅しよう【男の趣味活】

趣味・遊び

昨今話題のSUPやカヤックなど、ボードやボートに乗って涼みながら水上を漕ぎ進むパドルスポーツは、暑くなってくるこれからの季節がベストシーズン。


  初心者でも楽しめる!いま注目の SUP(スタンドアップパドルボード)って? マリンスポーツに興味があるけど、なかなかきっかけが…という方にオススメしたい、気軽に始められるスポーツ。それは、サーフィンのような板の上でパドルを漕ぐ、その名も「スタンドアップパドルボード(Stand Up Paddleboard=SUP)」です! 家men


とはいえ、パドルスポーツの道具はいずれも重くて大きいため、準備や持ち運びが大変でなかなか気軽に楽しみづらい一面もあります。


そんな中、ひそかに人気を集めているのが、持ち運び(=パック)できるゴムボート(=ラフト)で川下りなどを楽しめるリバースポーツ「パックラフト」なのです。

そこで今回は、まだあまり広く知られていないパックラフトの特徴や魅力をご紹介します。


パックラフトに必要な道具&服装


パックラフトとは、空気を充填することで膨らませるアラスカ生まれの一人乗りボート

アラスカの大自然を進んで行く際に携帯しやすいボートの必要性に迫られ、開発されたものと言われています。


パックラフトの最大の魅力は何といっても、ボートの重量が約2〜3kgと軽く、また空気を抜いて折りたためばコンパクトになり、持ち運びや収納に困らない扱いやすさ


空気で膨らませるボートというと安定性に不安を抱くかもしれませんが、付属品のパックバッグで空気を注入すると、厚いチューブに囲まれたような形状になるため水上での安定感は抜群

小回りが利く形状・サイズなので、川のカーブに応じて曲がったりするのも比較的スムーズです。


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また、前述のような誕生のルーツとも関係あるのですが、パックラフトはボート以外の道具が最小限。必要なものすべてをザックに収納でき、長時間の持ち運びも苦になりません


服装も速乾性のウェアとウォーターシューズを揃えておけばほぼ十分です(風が冷たい季節は防寒着とパドリンググローブも推奨)。


ちなみにパックラフト本体以外の道具は、最低限次のものを揃えておきましょう(パックラフトの付属品は除く)。


●パドル

軽量で分割可能なタイプが原則。長さは210〜220cm程度が扱いやすくなっています。


●ライフジャケット(PFD)

パックラフトの安全性を確保するために必須。値段が高い商品ほどサイズ調整のしやすさなど快適性に優れていますが、激流の川下りに挑むのでなければ、一定の浮力が保証されている安価な商品でも支障ありません。


コースの制約なし!パックラフトの楽しみ方


先ほど説明したようにパックラフトは軽量かつコンパクトに道具を持ち運びできるため、車がなくても電車・自転車で目的地までアクセス可能。あるいは徒歩登山と組み合わせて、道から外れた奥まった地点から川下りをスタートすることだってできます。


そしてどこへでも道具を持ち運び&撤収できるから、スタート地点とゴール地点の制約がなく、自分の思い通りにコースを設定できるのも大きなメリット

つまり、ボートに乗って延々と川を下らなくても「ここはキレイだ!」というお気に入りスポットだけを転々と進み、この写真のように観光客があまり立ち寄らない秘境で冒険気分を独り占めすることだって可能なのです!


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このように制約なく気軽に楽しめるのがパックラフトの醍醐味ですが、パドリングの操作やバランスの取り方などある程度の技術が求められるので、いきなり激流をコースに選ぶのは危険。


なので最初のうちは川の流れが緩やかな場所を「のんびり旅する」ぐらいの気持ちで下り、流れの激しい場所はボートを背負って徒歩で迂回するのがオススメ。そして慣れてきたら激流にも果敢にチャレンジし、ダイナミックなスリルを追求すると良いでしょう。


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気軽に川下りを楽しめる「パドルスポーツ」の楽しみ方についてご紹介しました。

安全性にさえ配慮しておけば、コースも楽しみ方も自由自在。ゆったりとした川の流れに身を任せながら美しい大自然の景色に浸る、川下りという新しい旅のスタイルを満喫してみてください。


※当日の天候、川の流れや水位の状態については事前に情報を収集し、川の流れに十分注意してお楽しみください


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※参照:BEST BUY GEAR「さあ、川旅の世界へ!〜パックラフトの始め方」

http://bbg-mountain.com/2017/04/28/packraft1/