
近所の公園で!自然や生き物を身近に感じるバードウォッチング【男の趣味活】
突然ですが、皆さんは最近、野鳥の姿を見たり鳴き声を聞いた記憶がありますか?
特に、緑の少ない都市部や住宅街に住んでいると、辛うじてスズメ・ハト・カラスを見かける程度という方も少ないかもしれませんね。
でも実は、野鳥は大自然の中でなくとも、身近な生活環境でも出会うことができるのです。
天使のようなさえずり声に耳を澄まし、美しい色・柄・形に見惚れる…そんな癒しの体験を満喫してみませんか?
そこで今回は、バードウォッチングの楽しみ方や野鳥と出会うためのコツをご紹介します。
初心者にオススメの観察スポットはココ!
野鳥なんて郊外の森林や自然公園まで遠出しないと観察できないんじゃないの?と思うかもしれませんが、案外そうでもありません。
実は東京23区などの都市部でも、カワセミやメジロのようなキレイな野鳥たちを見られることがあるのです。近所の公園、池、川沿いをよく観察すれば、想像以上にたくさんの野鳥が生息していることに気がつくはず。
そんな中でもバードウォッチング初心者にオススメの観察スポット、それは水辺です。
森林の中だと野鳥が葉に隠れて見えづらいことがありますが、水辺は障害物が少なく見晴らしがいいので、広い範囲を一度に観察できます。
しかも、水面に浮かんだり岩や杭の上で休んだり、野鳥の動きが比較的ゆったりしているためより見つけやすいのです。
なので、身近な場所でバードウォッチングを始める場合、池のある公園を選ぶといいでしょう。
近所の公園に水辺がない場合は、東京なら上野公園、水元公園、浮間公園、石神井公園、井の頭公園あたりがオススメ。いずれも大きな池があり、なかでも水元公園や石神井公園は“水辺の宝石”と呼ばれるカワセミが観察しやすい公園として愛好家の間でも有名だとか!
趣味としての楽しみが広がるオススメ道具(双眼鏡)
バードウォッチングの目的は「観察する」とシンプルなので、ただ野鳥を見たりさえずり声を聞くだけなら、特に専門道具は必要ありません。歩きやすいスニーカー、日よけ用の帽子、防寒具ぐらいあれば十分です。
ただし、野鳥の細かい柄や表情までじっくり観察したいなら双眼鏡は必須。
一度に広い範囲を見ることができる広視野タイプで倍率は8〜10倍、そして持ち歩きやすいよう重さは300g程度までがオススメです。
また、持ち運びが可能な小型の野鳥図鑑を携帯しておけば、「あの鳥は何だっけ?」となった時にその場ですぐ調べることができ、趣味としてバードウォッチングを深く楽しめますよ。
“水辺の宝石”カワセミを探しに行こう
道具を揃えて観察スポットに着いたら、あとはただひたすら野鳥と出会える瞬間を待つのみ。
野鳥の“姿”だけでなく“声”も探してみると、より見つけやすくなりますよ。特に木々の中で探す場合、“聞く”ことは重要です。
都市部で観察できる野鳥の中でも特に人気なのが、“水辺の宝石”ことカワセミ。
頭から背中にかけてのコバルトブルー、お腹は明るいオレンジというカラフルな体の美しいこと! しかも渡り鳥ではないから、季節を問わずほぼ1年中見られるのも嬉しいところ。
魚やエビなど水中の生物を食べるカワセミは、先ほどご紹介したような水辺のある公園が観察スポットとなります。「キーキー」という甲高い鳴き声が特徴的なので、まずは声に注意してみましょう。
そして、カワセミが獲物を狙う場所として好む、水面に張り出した枝や杭に注目すると見つけやすくなりますよ。
バードウォッチングの魅力や楽しみ方をご紹介しましたが、いかがでしたか。
野鳥を発見するちょっとしたコツとじっと待つ根気さえあれば、バードウォッチングは誰でも楽しむことができます。
たとえすぐに野鳥をと出会えなくても、緑豊かな自然の中を歩き回ったりボーッとするだけでも、心身の癒やしになります。
まずは通いやすい身近な観察スポットを見つけ、「こんなにもいろんな鳥がいたんだ!」という驚きと感動を体験してみてください。
<参考>
■WILD MIND GO!GO!「バードウォッチング入門」
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/128