パパに求められるサポートはコレ!知っておきたい「夏休みのママと子どもの過ごし方」

パパに求められるサポートはコレ!知っておきたい「夏休みのママと子どもの過ごし方」

教育

いつの間にか7月に入り、子どもたちが待ちに待った夏休みはもうすぐ! 早い地域だと、海の日の連休明けから夏休みという方もいることでしょう。


子どもが平日・休日問わず家にいる夏休みは、家族の生活パターンが普段とは大きく変わってきます。そしてもちろんパパにも、夏休みだからこそ求められる役割があります!


そこで今回は、小学生の子どもがいる30〜49歳の既婚女性1000名を対象にスカパー!が行った「子どもの夏休みとママの生活に関する調査」の結果を通じて、平日に家にいる機会が少ないパパが知っておきたい夏休み生活事情をご紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.子どもには「家の手伝い」をお願いしたい!でも実際は…
  2. 2.子どもの「テレビ視聴」は普段より平均41分増
  3. 3.ママの自由時間は激減!「子どもの世話」は普段より平均1時間10分増
  4. 4.夏休み中に大変だと感じることの1位は「子どもの宿題のサポート」
  5. 5.子どもの宿題のサポートで最も大変なのは「自由研究・工作」
  6. 6.ママが自由時間を確保する方法&確保するためにしたいことは
  7. 7.自由時間をもっと確保したいママの4割強が「子どもとの外出」を夫に期待


子どもには「家の手伝い」をお願いしたい!でも実際は…

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夏休みの平日、子どもがどのように過ごすことが多いか聞いたところ、「宿題・勉強をする」(76.9%)が最も高く、次いで「テレビを見る」(70.8%)「家の中で遊ぶ」(64.7%)と室内で過ごしている小学生が多いようです。


また、理想的だと思う、子どもの夏休みの過ごし方を聞いたところ、「宿題・勉強をする」(72.6%)が最も高く、次いで「外で遊ぶ」(60.6%)、「家の手伝いをする」(52.9%)となりました。


実際の過ごし方と、ママが理想的だと思う過ごし方を比較すると、「家の手伝いをする」(実際25.1%、理想52.9%)では27.8ポイントの差がみられました。夏休み中、子どもにもっと手伝いをしてもらいたいと思うママが多いようです。


子どもの「テレビ視聴」は普段より平均41分増

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では夏休み中の生活は、普段の生活とどのような違いがあるのか。


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【勉強時間】の平均

普段では75分(1時間15分)、夏休み中では90分(1時間30分)となり、夏休みのほうが15分長くなりました。


【テレビ視聴時間】の平均

普段では98分(1時間38分)、夏休み中では139分(2時間19分)と、夏休みのほうが41分長くなりました。夏休み中は、普段より長い時間テレビを観ている小学生が多いようです。


【インターネット動画の視聴時間】の平均

普段では52分、夏休み中では78分(1時間18分)と、夏休みのほうが26分長くなりました。


【ゲームプレイ時間】の平均

普段では57分、夏休み中は88分(1時間28分)と、夏休みのほうが31分長くなりました。

子どもの性別で分けてみると、男の子では107分(1時間47分)と普段の72分(1時間12分)より35分長く、女の子では68分(1時間8分)と普段の41分より27分長くなりました。男女とも夏休み中のゲームプレイ時間は30分前後長くなるようです。


【学童・塾・習い事・クラブ活動などに通っている時間】の平均

普段では62分(1時間2分)、夏休み中では103分(1時間43分)と、夏休みのほうが41分長くなりました。就業状況別にみると、有職者では134分(2時間14分)と普段の69分(1時間9分)より65分長くなりました。

働くママの場合、仕事をしている間、子どもを学童や塾、習い事などに通わせているケースが多いと考えられます。


ママの自由時間は激減!「子どもの世話」は普段より平均1時間10分増


子どもの過ごし方の変化はわかりましたが、では夏休み中にママの生活はどのように変化するのか。


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【家事時間】の平均

普段では213分(3時間33分)、夏休み中では232分(3時間52分)と、夏休みのほうが19分長くなりました。

就業状況別にみると、有職者では200分(3時間20分)と普段の190分(3時間10分)より10分長く、専業主婦では269分(4時間29分)と普段の241分(4時間1分)より28分長くなりました。


【子どもの世話をしている時間】の平均

普段では175分(2時間55分)、夏休み中では245分(4時間5分)と、夏休みのほうが70分(1時間10分)長くなりました。やはり、夏休み中は、子どもの世話にかかる時間が増えてしまうようです。

就業状況別にみると、有職者では199分(3時間19分)と普段の158分(2時間38分)よりも41分長く、専業主婦では300分(5時間)と普段の196分(3時間16分)よりも104分(1時間44分)長くなりました。


【1人で自由に使える時間】の平均

普段では157分(2時間37分)、夏休み中では110分(1時間50分)と、夏休みのほうが47分短くなりました。

就業状況別にみると、有職者では103分(1時間43分)と普段の114分(1時間54分)より11分短く、専業主婦では118分(1時間58分)と普段の206分(3時間26分)より88分(1時間28分)短くなりました。


専業主婦のママは夏休みになると家事や子どもの世話にかかる時間が大幅に増えるため、自分の自由時間がかなり圧迫されているようです


夏休み中に大変だと感じることの1位は「子どもの宿題のサポート」

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子どもの夏休み中の生活で自身が大変だと感じることを聞いたところ、1位は「子どもの宿題のサポート」(64.7%)、2位は「食事の準備(弁当作り除く)」(52.5%)、3位は「子どもの生活リズム管理」(42.7%)。子どもは“夏休みは長い”と油断してか、なかなか宿題に取りかからず、宿題の内容が難しいとママが宿題のサポートに苦慮するシーンが多いのではないでしょうか。


就業状況別にみると、「食事の準備(弁当作り除く)」(有職者47.3%、専業主婦58.6%)や「自分の自由時間の確保」(有職者21.4%、専業主婦34.4%)では、専業主婦のほうが10ポイント以上高くなりました。


専業主婦ママは、日中子どもと一緒に家にいることが多いため、食事の準備や自由時間の確保が大変になると考えられます。また、「子どものお弁当作り」(有職者35.5%、専業主婦8.7%)では、有職者のほうが26.8ポイント高くなりました。

一方、働くママは夏休み中に学童などへ子どもを預けている場合が多く、忙しい朝の時間を使ってお弁当を準備することを大変と感じているようです。ママの就業状況によって、大変だと感じることが異なっていることが分かりました。


子どもの宿題のサポートで最も大変なのは「自由研究・工作」

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夏休みの宿題の面倒をみることの大変さの実態を、宿題の内容別に聞きました。


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『大変だと感じる』(「とても大変だと感じる」「やや大変だと感じる」の合計・以下同)の割合をみると、【自由研究・工作】では86.0%、【読書感想文・作文】では81.3%、【日記・絵日記】では62.0%、【植物栽培・観察】では56.5%、【ドリル・ワーク】では48.1%となりました。


自由研究や読書感想文のように自由度が高い宿題は、自分で考えたり調べたりすることが必要になるため、サポートする大人の負担がより大きいのではないでしょうか。


ママが自由時間を確保する方法&確保するためにしたいことは

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夏休み中に自分の自由時間をどのように確保しているか聞いたところ、1位は「自分が夜遅くまで起きている」(34.8%)、2位は「子どもにテレビ・映画を見せる」(25.5%)、3位は「自分が朝早く起きる」(24.4%)となりました。

ママの多くが、自分の就寝・起床時間を調整して、自由時間を作っていることがわかりました。また、子どもがテレビや映画に夢中になっている間に、自由な時間を過ごすというママも多いようです。


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続いて、夏休み中に自分の自由時間を確保するためにしたいことを聞いたところ、1位は「夫に子どもを見てもらう」(26.4%)、2位は「自分が夜遅くまで起きている」(21.7%)、3位は「自分が朝早く起きる」(21.4%)となりました。夫にもっと子どもを見てもらいたいと考えているママが多いことが伺えます。


自由時間をもっと確保したいママの4割強が「子どもとの外出」を夫に期待

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子どもの夏休み中、夫にやってほしいことを聞いたところ、1位は「子どもとの外遊び」(50.6%)、2位は「子どもと夫での外出」(41.1%)、3位は「家族でのレジャー」(41.0%)となりました。夫に子どもを連れ出してもらうことで、自由な時間を確保したいと考えているママが多いのではないでしょうか。


また、夫が実際にやっていることと、ママが夫にやってほしい希望を比較すると、「子どもとの外遊び」(実際31.2%、希望50.6%)、「子どもと夫での外出」(実際27.1%、希望41.1%)、「子どもとの室内遊び」(実際21.7%、希望32.0%)、「家事(掃除、洗濯など)」(実際19.0%、希望32.8%)、「宿題・勉強のサポート」(実際15.2%、希望34.0%)、「子どものしつけ」(実際12.8%、希望23.6%)。

いずれも「やっていること」より「やってほしいこと」の方が10ポイント以上高くなりました。子どものことや家事に関して、夫にもっと積極的に関わってほしいと思うママが多いことが伺えます。


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最後に参考までに、ママが夫に言われたらイライラするセリフを自由回答形式で答えてもらいましたのでご紹介します。


1位から順に

「ご飯まだ?/ご飯作って」

「今日のご飯は何?」

「部屋が散らかっているよ/片付けて」

「疲れた/疲れているんだよ」

「休みでいいね」

ママの事情や気持ちを配慮しない一方的な言葉は控えたほうが良いかもしれませんね。


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子どもとママの夏休みの過ごし方の実態についてご紹介しました。


夏休みというと“ママも子どもも時間に追われず、家でのんびりモードの生活”をイメージしがちですが、実際は子どもが家にいる時間が長くなることで家事や育児の時間も長くなり、普段よりママに掛かる負担が大きくなってしまいます。


そんな生活パターンが激変する夏休みだからこそ、パパも普段以上に家事育児に参加し、ママの自由時間を作るためにも子どもを積極的に外へ連れ出しましょう

そうしたアクションが家族みんなの笑顔につながり、夏休みを楽しいものにしてくれるはずですから。