これだけはおさえておきたい!新生児〜生後3カ月の寝かしつけ

これだけはおさえておきたい!新生児〜生後3カ月の寝かしつけ

育児

目次[非表示]

  1. そもそもパパに知っておいてほしいこと
  2. 寝やすい環境を整える
    1. ①安全性
    2. ②光環境
    3. ③室温
  3. 昼と夜の感覚をつかむ
    1. 日中は明るく、夜は暗くする
    2. 明るく暮らす日中の睡眠環境
  4. お昼寝をたっぷりさせる
  5. 寝る場所を認識させる
  6. 自分を責めがちなママを「泣いても大丈夫」とパパがケアする
寝かせるだけで一苦労な赤ちゃんのお世話。特に生まれたばかりの赤ちゃんは仕草も小さく、表情もまだ読み取りづらいため、何を訴えているのかもわかりづらいですよね。

この記事ではそんな低月齢の0〜3カ月の赤ちゃんにフォーカスして、スヤスヤ眠ってくれやすくなる寝かしつけのポイントについて解説します。

そもそもパパに知っておいてほしいこと

大前提として、産後のママの精神状態は不安定です。それは心が強いとか弱いとかではなく、誰もが不安定になるものです。右も左もわからない中で命を任されるプレッシャーは大きく、力の抜き方もわからないため、産後の傷も癒えない体でママは無理をしてしまいがちです。

まずはママが無理をしすぎないように、パパがしっかりサポートをしてあげてくださいね。

寝やすい環境を整える

赤ちゃんにとって、睡眠環境はとても大事です。どんな環境で寝かせているかで、夜泣きや寝ぐずりなどのトラブルが発生するかどうかにも関わってくるくらい重要なものです。

整えるためのポイントを「安全性」「光環境」「室温」の3つの視点で解説します。

①安全性

■できればベビーベッドを使用すること
最も安全な寝床はベビーベッドです。赤ちゃん専用に作られた場所で、柵もあるので転落の心配もありませんし(つかまり立ちができるようになったら床板を下げましょう)、親との接触で刺激したり起こしてしまったりの心配もありません。
お布団の場合は、大人の掛布団が赤ちゃんの顔にかかったり、敷布団と敷布団の隙間に顔が埋まったりしてしまわないように少し間を空けるなど注意しましょう。

■やわらかいものは寝床にいれないこと
お人形や枕など、かわいくてついつい入れてしまいがちですが、寝るための場所はシンプルにすることが安眠のコツです。窒息の原因になりかねないやわらかいものや、寝ようとしたときに気になるおもちゃなどは置かないようにしましょう。

②光環境

■寝室は遮光する
光は睡眠と深い関係があります。人は明るい時に起きて、暗い時に眠るように体ができているので、光を浴びると眠りづらくなります。そのため、寝室を遮光することは寝やすい環境づくりには大切なポイントになります。

朝、光を浴びて目覚めるのはとても良いことですが、一方で特に夏は日が昇るのが早く、まだ起きてほしくない時間(4時半や5時ごろなど)に起きてしまうということが考えられます。それを防ぐためにも寝室は遮光し、起きる時間になったらカーテンを開けて日光を浴びるようにしましょう。

③室温

■エアコンを使って調節する
エアコンは体に悪いのではないか…?とエアコンを使用することに抵抗のあるパパやママもいらっしゃるのですが、赤ちゃんは体温調節機能がまだ未熟なので、部屋の温度が上がりすぎると体温も上がりすぎてしまい危険です。ぜひ、エアコンを適切に使用し、部屋の温度を調整するようにしてください。

避けたほうが良いのはエアコンの風を直接体に当てることです。必要以上に体温が奪われてしまったり、乾燥してしまったりということにもつながるので、風の向きに気をつけながら暑すぎることのないように室温を調節してください。夏の時期なら室温26℃程度で肌着のみでちょうど良いです。おくるみをしたりするなら、23〜24℃程度まで下げてもよいので汗ばまない程度に調節をしてあげましょう。

昼と夜の感覚をつかむ

赤ちゃんは胎児の頃、ずっと暗いお腹の中で昼と夜なく暮らしていました。そのため、昼と夜をしっかり区別することができずに生まれてきます。夜しっかり寝てもらうためには、ママやパパが主導して昼と夜を教えてあげることが大切です。

日中は明るく、夜は暗くする

イメージは「電気のない時代」です。朝〜日中は明るく、夕方には少し明かりを落とし始めて、夜寝るときは真っ暗にしていきます。

朝起きたらカーテンを開けて、窓際で15分以上日光を浴びます。これが体内時計の調節につながります。夕方くらいから少しずつ明かりを落とし(できれば暖色系の照明がおすすめ)、夜寝るときは遮光をして真っ暗なところで寝かせます。オムツ替えなどのお世話に照明が必要な場合は、床置きのナイトライトを使用し、光源が直接目に入らないようにすることが重要です。

明るく暮らす日中の睡眠環境

昼夜の区別がついてくる目安は生後3カ月くらいです。それまでは昼寝も明るいところでさせてあげるとよいです。昼寝のときはテレビなどは消しつつ、生活音(外の車の音やお皿洗いの音)は忍者のように気をつけることなく、普通に聞かせてあげましょう。直射日光のところは避けて、普通の室内の環境で寝かせてあげてください。

生後3カ月くらいになり、昼夜の区別がついてきたら、昼寝も寝室に移動させてあげると長くよく眠ってくれることが期待できます。

お昼寝をたっぷりさせる

「昼寝しすぎると夜寝られない」というイメージがありがちですが、赤ちゃんにとっては大人の常識とは異なります。

赤ちゃんはまだ体力がついていないので、おもちゃをながめたり、ミルクを飲んだりウンチをしたりという活動だけですぐに疲れてしまいます。その疲れた体のまま、寝ずに頑張って起きていると脳がイライラ信号を出し、どんどん眠りづらくなってしまいます。そうなると寝ぐずりしたり、背中スイッチが入りやすくなったりなど睡眠トラブルの元となります。連続で3時間以上お昼寝してしまっているときは、授乳の心配もありますので優しく声をかけて起こしてあげましょう。

寝る場所を認識させる

自分の寝る場所はどこなのか、低月齢のうちから教えてあげることは後の苦労を減らすことにつながります。

例えば、「ベビーベッドに寝かせると泣いてしまうから、まずはお布団で…」という方がよくいらっしゃいます。もちろん、これはお世話のしやすさなどでは一理ある方法です。しかし、月齢が上がってから寝る場所を移動させるのは一手間かかることなのです

月齢が上がってそろそろベビーベッドに…と思っても、そのときにはすでに赤ちゃんの中には“パパやママの隣が自分の寝る場所”という認識が出来上がってしまっていて、ベビーベッドは自分の寝る場所ではないと思っています。そのため、大泣きして移行するのに苦労する…ということがよくあります(もちろん、練習次第で移行できます!)。

もし今できるなら、早いうちから「ここが自分の寝る場所」として、ベビーベッドや親と離れた場所のお布団などを認識させておけると将来のお互いの安眠のためにはおすすめです

自分を責めがちなママを「泣いても大丈夫」とパパがケアする

小さな赤ちゃんはよく泣きます。1日中、起きている間はずっと泣いているような子もいます。

赤ちゃんに泣かれると、ママはものすごく不快に感じるように脳の回路ができあがっています。それは動物的本能で、ママを不快に感じさせて(=早く泣き止ませたい!という気持ちにさせて)赤ちゃんがお世話をしてもらうためなのです。

パパからすると「赤ちゃんなんて、泣くのが仕事でしょ?」とか「泣いてたってかわいいじゃん、そんなにイライラしなくても」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、産後のママは異常に泣き声を不快に感じるのだということを頭に入れて接してあげてみてくださいね

赤ちゃんが泣くことはまったく悪いことではありません。むしろ泣く時間が少しあることで、自分で自分をあやす力が身についたりもします。ママは赤ちゃんが泣いていると自分が責められているような気持ちになりがちですが、泣かせることはまったく悪いことではないので、ママが自分を責めすぎないようにパパが意識的にケアしてあげてくださいね。

<専門家プロフィール>
和氣 春花(わけ はるか)

米国IPHI公認 妊婦と子どもの睡眠コンサルタント。SNSではねんねママの名前で活動。我が子の夜泣きに悩んだ際に睡眠コンサルタントに支えられた経験から同資格を取得し、パパママ向けのコンサルティングやねんねママのブログ・YouTube「ねんねママちゃんねる」での情報発信、「赤ちゃんとママのためのぐっすりねんね講座」の講師を務めている。

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