「~していい?」の一言が夫婦関係に与える効果とは?家庭円満につながる「小さな承認行為」のススメ

「~していい?」の一言が夫婦関係に与える効果とは?家庭円満につながる「小さな承認行為」のススメ

夫婦円満

目次[非表示]

  1. 最も多い家庭の承認行為は「買い物」。承認を求める基準は?
  2. 実体験の声から浮かび上がる「小さな承認行為」のメリット
  3. 「小さな承認行為」から始まる家族の意見交換
生活必需品や趣味の買い物、毎日の食事の献立、休日の過ごし方やお出かけ先…家庭生活ではあらゆるシーンで意思決定を迫られますよね。そんな時、皆さんは家族やパートナーにそのつど「~していい?」「これでどうかな」と確認していますか?

会社であれば機器の選定・購入から企画の決裁に至るまで、ワークフローの一環として責任者に申請し承認を得る必要がありますが、会社のような上下関係のない家庭だと「大したことじゃないから事後報告でいいや」「絶対に必要なものだから確認しなくていいや」とわざわざ承認を求めないケースも珍しくないと思われます。しかし、実務的にはそれで支障がないとしても、家族間の小さな承認行為にそれ以上のメリットがあるとしたらどうでしょうか?

そこで今回は、株式会社エイトレッドが運営するワークフロー総研による「夫婦間における承認行為の実態把握調査」の結果を交えながら、家庭内での承認行為の効果や必要性について考えてみましょう。

最も多い家庭の承認行為は「買い物」。承認を求める基準は?

まずは「普段夫婦間において相手から「承認」を得ることを意識していますか」という質問に対して、「強く意識している」「意識している」を合わせた回答が62.4%と過半数越え。続いて、夫婦間でよく「承認」を得る・行うことを尋ねたところ、「買い物」が59.0%、「休日の使い方」が42.1%、「食事のメニュー」が30.8%という結果になりました。

(画像提供:株式会社エイトレッド)

そして、前問で「買い物」と回答し、なおかつお小遣い制を実施している方に「お小遣いの範囲外の買い物について、承認を得る・もしくは承認を行う金額帯を教えてください」と質問したところ、日用品や家具などすべての項目において、約4割が「1万円以下でも承認行為を行う」と回答。自分で自由に使えるお金以外の買い物は、やはり値段にかかわらず相手の承認を求める傾向にあることが分かりました。

(画像提供:株式会社エイトレッド)

他にもフリーアンサーで家庭の承認行為として挙がったのが、
「コロナが流行したことで外食や人と会うことの一つ一つの承認を得るようになった」
「クルマのメンテナンスについて趣味性が高くなってきたので、小遣いから分割払いする事で、部品交換実行の了承を得た」
など。
さまざまな形で承認を得ることが、家庭生活の円滑化に役立っていることが伺えますね。

実体験の声から浮かび上がる「小さな承認行為」のメリット

こうした「小さな承認行為」の積み重ねによって夫婦間の関係が良好になると思うかどうか尋ねたところ、「強く思う」「思う」を合わせて約8割という結果に。

(画像提供:株式会社エイトレッド)

さらに前問で「小さな承認行為の積み重ねによって夫婦間の関係が良好になると思う」と回答した方にその理由を尋ねたところ、次のような意見が寄せられました。
「事の大小は関係なく、家族に関することはお互いに何でも相談することで夫婦の溝ができないと思うから。コミュニケーションは何よりも大切」(36歳)

「小さい不満の積み重ねが大きなケンカに繋がるから」(39歳)

「お互いの価値観が違うのは当然として、それをどう折り合いをつけるかということは、他の問題が発生したときにも、参考になると思う」(37歳)

「二人で一つのことを決断していくというプロセスを普段から行っていると、大きな決断の時の準備にもなるし、互いの志向がよくわかると思うから」(41歳)
たとえどんな些細なことであっても確認し合う(承認を求める)ことは事務目的にとどまらず、夫婦間の意思疎通や相互理解につながると考えられているようです。

逆に、家庭内で承認行為を得なかった人からは「自分が承認を得なかったら相手も聞いてこなくなってしまった」という体験談も。夫婦間のコミュニケーション不全は、日々の小さな承認行為の不足に原因があるという可能性が伺えます。

「小さな承認行為」から始まる家族の意見交換

会社では承認行為が組織システムの前提として組み込まれているのに対して、ルールに縛られない家庭では暗黙のまま物事を進めてしまうことは少なくないでしょう。

しかし承認を求めたり与える行為は一種の「主張」であり、相手と考えを交換する場でもあります。つまり、日々の小さな承認行為を大切に積み重ねていけば、家族や夫婦間のコミュニケーションも増え、相互理解が深まるのではないでしょうか。逆に、小さなことだからといって家庭の意思決定プロセスで承認行為を怠れば、家族やパートナーに「自分はないがしろにされている」と誤解を与えるおそれも…。

もちろん、相手に承認を求めても「そんなもの必要ない」「〇〇する方がいい」と折り合いがつかず、もめてしまうこともあるでしょう。しかし、家族といえど一人ひとり別の人間。小さな承認行為をきっかけに、それぞれの異なる価値観をすり合わせていくことこそが、良好な関係や円滑な生活へつながっていくのかもしれませんね

テレワークや外出自粛によって家族みんなが自宅で一緒に過ごす時間が増えた今だからこそ、「~していい?」「~はどうかな?」というひと声を意識的にかけ、家庭円満につなげてみてください。

<調査概要>
調査期間:2020年9月8日〜同年9月9日
調査方法:インターネット調査
調査目的:夫婦間における承認行為の実態把握
有効回答:既婚男女213名(男性:107名 女性:106名)


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