
外出先で汚しちゃった!突然洋服にシミを付けてもあわてない応急処置&仕上げ洗い
こんにちは。サラリーマン時代から京都のシミ抜き技術を学び、実家のクリーニング店では300日以上シミ抜きを行い、ガンプラの他にシミ抜きも趣味と公言している洗濯ハカセの神崎です。
新入社員の歓迎会、新生活でのお祝い事、花見…などなど春になると飲み会が重なり、さらにGWの外出や5月後半の運動会が続き、外出先で食事する機会が増えますよね。そんな時につい食べ物や飲み物をこぼし、洋服を汚してしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、外出中の飲食で服にシミを付けてしまった時の対処方法についてご紹介します。
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「手拭きタオル」や「濡れティッシュ」でシミや食べこぼしを拭くのはご用心!
皆さんは服への食べこぼしにどんな対処をしてますか?
飲食店であれば、配られた手拭きタオルで汚れを拭き取ったり、行楽地であればアルコール類が含まれた濡れティッシュで拭き取ったりと、ひとまず何かしらの拭き物でゴシゴシこすり取っているのではないでしょうか。
でも実は「飲食店での手拭きタオル」「濡れティッシュ」でシミに対処するのは特にNGだったりします!
というのも、飲食店の「手拭きタオル」のほとんどは「塩素」による滅菌処理が行われており、微量ではありますが塩素が付着している場合があります。
ネクタイに垂れた醤油を拭き取ったり、スーツについた食べこぼしを拭き取ったりすると、タオルに残っていた塩素成分がネクタイやスーツの色素を分解してしまい、気づいたら変色していた!というトラブルにつながる可能性がないとは言いきれないのです。
濡れティッシュなどに関しても同じです。
余計な水分で汚れを繊維の中に押し込めたり、生地を食べこぼしの汚れで染まりやすくしたりと、後々の洗濯で汚れ落ちが悪くなることにつながってしまいます。
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では、外出中に付けてしまったシミの応急処置はどうしたらいいのか?
それは、ティッシュなどでシミを上から軽く押さえ、周りに広がらないように汚れを移し取っていくこと。固形物であればティッシュでつまみ、できるだけこすらずに取り除くこと。
これが、後で洗濯する際にシミの汚れを確実に落とすための一番理想的な応急処置になります。
とはいえ、外出先で不意に付けてしまうシミは、油成分が多く混じったタイプであることがほとんど。そのため、応急処置をしただけの状態で普通に洗濯してもシミの汚れが落ちにくい場合も…。
でも心配ご無用! 洗濯前にたった20秒以内で完了できる一手間をかけることで、圧倒的にシミの汚れ落ちを良くできます。
それは、服に付いたシミ部分に食器用洗剤を塗ってから洗濯機に放り込むこと!
数ある家庭の洗剤の中でも、食器用洗剤は油汚れ落としに特化しています。汚れというのは、油の層が汚れを落とさないためのバリアになっているケースがほとんど。つまり、あらかじめシミの部分に食器用洗剤を塗り込めば、その油分を先に分解して汚れ落ちを良くすることができるのです。
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まとめ:外出先でワイシャツや服にシミを付けてしまった時の応急処置法
その1.外出先でシミをつけたら、無理にその場で拭き取ろうとしないこと。
その2.ひとまずティッシュなどでシミを押さえ、水分や固形物を取り除く。
その3. そして外出先から帰ってきたら、シミに食器用洗剤を塗ってから洗う。
食べこぼし程度のシミはまったく怖くありませんので、お気に入りの衣類を汚してもあわてずに対処してみてくださいね!
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