
【インフルエンザ対策2021】最新流行状況と正しい予防法とは?2021年度最新版(症状・潜伏期間・予防接種)
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※2019年1月公開の記事を再編集・再掲載しています。
毎年、冬になると猛威を振るうインフルエンザですが、2021年の12月時点で “全国での定点観測における1週間あたりの患者数は0.01人(引用:http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/flu/2021/Vol24No2.pdf)と例年よりも圧倒的に減少しているといえます。とはいっても、いつインフルエンザが蔓延するかはわからないので事前に対策が必要と見込まれ、厚生労働省ではこうしたインフルエンザの流行に備えて「今冬のインフルエンザ総合対策」を取りまとめ、WEBサイトで情報を随時発信しています。
毎年、冬になると猛威を振るうインフルエンザですが、2021年の12月時点で “全国での定点観測における1週間あたりの患者数は0.01人(引用:http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/flu/2021/Vol24No2.pdf)と例年よりも圧倒的に減少しているといえます。とはいっても、いつインフルエンザが蔓延するかはわからないので事前に対策が必要と見込まれ、厚生労働省ではこうしたインフルエンザの流行に備えて「今冬のインフルエンザ総合対策」を取りまとめ、WEBサイトで情報を随時発信しています。
インフルエンザの流行状況を把握する
厚生労働省では、原則として毎週金曜日に「インフルエンザに関する報道発表資料」を公開。各都道府県が選定した全国約5,000カ所のインフルエンザ定点医療機関から報告されるインフルエンザの発生状況やインフルエンザ入院患者状況などを知ることができます。
■インフルエンザに関する報道発表資料https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
また、こうしたインフルエンザ流行状況の注意報・警報を地図上に表示。自分の住んでいる地域でどれぐらい流行しているか、より分かりやすい形での注意喚起も行っています。
■インフルエンザ流行レベルマップ
http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html
■インフルエンザに関する報道発表資料https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
また、こうしたインフルエンザ流行状況の注意報・警報を地図上に表示。自分の住んでいる地域でどれぐらい流行しているか、より分かりやすい形での注意喚起も行っています。
■インフルエンザ流行レベルマップ
http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html
インフルエンザの症状・潜伏期間を改めて確認
NIID国立感染症研究所のWEBサイトを確認すると、症状は下記と記載があります。
A型またはB型インフルエンザウイルスの感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱(通常38℃以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現われ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続き、約1週間の経過で軽快するのが典型的なインフルエンザで、いわゆる「かぜ」に比べて全身症状が強い。
さらに高齢者や子どもは合併症のきっかけになるリスクも。
とくに、高齢者や、年齢を問わず呼吸器、循環器、腎臓に慢性疾患を持つ患者、糖尿病などの代謝疾患、免疫機能が低下している患者では、原疾患の増悪とともに、呼吸器に二次的な細菌感染症を起こしやすくなることが知られており、入院や死亡の危険が増加する。小児では中耳炎の合併、熱性痙攣や気管支喘息を誘発することもある。(引用:NIID 国立感染研究所https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/219-about-flu.html,IDWR 2005年第8号掲載)
「ただの風邪」と思いこまず、自分や家族の症状に当てはまるものがないか確認し、インフルエンザが疑われる場合は医療機関で診察を受けることが大切です。
インフルエンザの感染防止・予防法について
厚生労働省は、他の人への感染を防ぐため「咳エチケット」をキーワードとした普及啓発活動を実施。マスクの着用や人混みにおいて咳をする際の注意点について次のように呼びかけています。
厚生労働省は、他の人への感染を防ぐため「咳エチケット」をキーワードとした普及啓発活動を実施。マスクの着用や人混みにおいて咳をする際の注意点について次のように呼びかけています。
●咳・くしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
●鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。
●咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
※咳エチケット用のマスクは、薬局やコンビニエンスストア等で市販されている不織布(ふしょくふ)製マスクの使用が推奨されます。
※マスクの装着は説明書をよく読んで、正しく着用しましょう。
※咳エチケットを心掛けることは、周囲にウイルスをまき散らさない効果があるだけでなく、周りの人を不快にさせないためのマナーにもなります。
●鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。
●咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
※咳エチケット用のマスクは、薬局やコンビニエンスストア等で市販されている不織布(ふしょくふ)製マスクの使用が推奨されます。
※マスクの装着は説明書をよく読んで、正しく着用しましょう。
※咳エチケットを心掛けることは、周囲にウイルスをまき散らさない効果があるだけでなく、周りの人を不快にさせないためのマナーにもなります。
引用:厚生労働省「平成30年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」(2018年11月8日時点)
リンク https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/index.html
リンク https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/index.html
【#インフルエンザ の #マメ便り 】
— 厚生労働省 (@MHLWitter) January 25, 2019
インフルエンザの予防には、みんなの「かからない」、「うつさない」という気持ちがとても大切!手洗いで予防、かかってしまったときは、マスクなどで咳エチケットを忘れずに! pic.twitter.com/dIOHmQeimg
インフルエンザワクチンの予防接種について
また、インフルエンザの発症をある程度抑えたり、重症化を予防する効果があるワクチンの予防接種回数について、次のように案内しています。
予防接種の接種回数については、13歳以上の方は、1回接種を原則としています。ワクチンの添付文書には「13歳以上のものは1回または2回注射」と記載されていますが、健康な成人の方や基礎疾患(慢性疾患)のある方を対象に行われた研究から、インフルエンザワクチン0.5mLの1回接種で、2回接種と同等の抗体価の上昇が得られるとの報告があります。ただし、医学的な理由により、医師が2回接種を必要と判断した場合は、その限りではありません。なお、定期の予防接種は1回接種としています。なお、定期の予防接種の対象となる方は以下の通りです。65歳以上の方60〜64歳で心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方これらの方は、定期の予防接種として、1回のインフルエンザワクチン接種を受けることが可能です。
(引用:厚生労働省「平成30年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」(2018年11月8日時点)
インフルエンザワクチン・治療薬等の確保の状況
インフルエンザワクチンや治療薬などの、今シーズンの供給予定量は以下のとおりです。
[1]インフルエンザワクチン今シーズンの供給予定量(平成30年8月末現在)は、約5,300万回分(約2,650万本)となります。昨年度の推計使用量は約2,491万本でした。なお、ワクチンの効率的な使用と安定供給を推進するため、今後の対応として、
(1) 13歳以上の者が接種を受ける場合には医師が特に必要と認める場合を除き「1回注射」であることを周知徹底する
(2) 必要量に見合う量のワクチンを購入すること等を徹底することとしています。※1回分は、健康成人1人分の接種量に相当します。
[2] 抗インフルエンザウイルス薬 今シーズンの供給予定量(平成30年9月末日現在)は約2,712万人分で、それぞれについては以下のとおりです。昨シーズン(2017年10月〜2018年3月)の消費量は約1,397万人分でした。
アタミフル(一般名:オセルタミビルリン酸塩 中外製薬)
約420万人分
※タミフルカプセル75及びタミフルドライシロップ3%の合計
イリレンザ(一般名:ザナミビル水和物 グラクソ・スミスクライン)
約212万人分
ウラピアクタ(一般名:ペラミビル水和物 塩野義製薬)
約58万人分
エイナビル(一般名:ラニナミビルオクタン酸エステル水和物 第一三共)
約910万人分
オゾフルーザ(一般名:バロキサビル マルボキシル 塩野義製薬)
約798万人分
カオセルタミビル(一般名:オセルタミビルリン酸塩 沢井製薬)
約314万人分
[3]インフルエンザ抗原検出キット(迅速タイプ)
今シーズンの供給予定量 約5,484万回分で、昨年度と比較して約1,895万回分増となっています。
引用:厚生労働省「平成30年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」(2018年11月8日時点)
リンク:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/index.html
[1]インフルエンザワクチン今シーズンの供給予定量(平成30年8月末現在)は、約5,300万回分(約2,650万本)となります。昨年度の推計使用量は約2,491万本でした。なお、ワクチンの効率的な使用と安定供給を推進するため、今後の対応として、
(1) 13歳以上の者が接種を受ける場合には医師が特に必要と認める場合を除き「1回注射」であることを周知徹底する
(2) 必要量に見合う量のワクチンを購入すること等を徹底することとしています。※1回分は、健康成人1人分の接種量に相当します。
[2] 抗インフルエンザウイルス薬 今シーズンの供給予定量(平成30年9月末日現在)は約2,712万人分で、それぞれについては以下のとおりです。昨シーズン(2017年10月〜2018年3月)の消費量は約1,397万人分でした。
アタミフル(一般名:オセルタミビルリン酸塩 中外製薬)
約420万人分
※タミフルカプセル75及びタミフルドライシロップ3%の合計
イリレンザ(一般名:ザナミビル水和物 グラクソ・スミスクライン)
約212万人分
ウラピアクタ(一般名:ペラミビル水和物 塩野義製薬)
約58万人分
エイナビル(一般名:ラニナミビルオクタン酸エステル水和物 第一三共)
約910万人分
オゾフルーザ(一般名:バロキサビル マルボキシル 塩野義製薬)
約798万人分
カオセルタミビル(一般名:オセルタミビルリン酸塩 沢井製薬)
約314万人分
[3]インフルエンザ抗原検出キット(迅速タイプ)
今シーズンの供給予定量 約5,484万回分で、昨年度と比較して約1,895万回分増となっています。
引用:厚生労働省「平成30年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」(2018年11月8日時点)
リンク:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/index.html
インフルエンザ対策・体調管理レシピ
また日頃から栄養バランスのとれた食事を心がけることもインフルエンザの対策のひとつ。
下記では家族の体調管理にうってつけの「おみそ汁」について、医師考案のレシピと共にご紹介しているので是非合わせてご覧ください。
下記では家族の体調管理にうってつけの「おみそ汁」について、医師考案のレシピと共にご紹介しているので是非合わせてご覧ください。
インフルエンザに感染すると、高熱や全身の痛みが発生して日常生活に支障をきたすだけでなく、気管支炎や肺炎を併発するおそれも。また、小児が重症化した場合は急性脳症などに至る危険性も高くなります。
ご自身はもちろん大切な家族の健康を守るためにも、流行状況を随時チェックしながら、正しい予防法を実践しましょう。
■厚生労働省と国立感染症研究所感染症疫学センター、日本医師会感染症危機管理対策室は、毎年インフルエンザの流行シーズンに寄せられる質問項目の中で、頻度の高いものを整理。これらをQ&Aにまとめ「今冬のインフルエンザ総合対策」ページで公表しています。(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html)
ご自身はもちろん大切な家族の健康を守るためにも、流行状況を随時チェックしながら、正しい予防法を実践しましょう。
■厚生労働省と国立感染症研究所感染症疫学センター、日本医師会感染症危機管理対策室は、毎年インフルエンザの流行シーズンに寄せられる質問項目の中で、頻度の高いものを整理。これらをQ&Aにまとめ「今冬のインフルエンザ総合対策」ページで公表しています。(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html)

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