
貯めたポイントで投資!資産運用の練習にオススメの「ポイント投資(ポイント運用)」サービス比較
買い物の購入金額に応じてポイントが与えられる「ポイントプログラム」。今ではすっかり生活に定着し、皆さんも効率的にポイントを貯めるため各社サービスを日々使い分けながら活用していることでしょう。
貯まったポイントの使い道といえば、景品との交換や新たな商品の購入代金に割り当てることが一般的ですが、お金ではなくポイントで資産運用を行う「ポイント投資(ポイント運用)」が静かなブームとなっているのをご存じですか?
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ポイント投資とは?概要とメリット解説
ポイント投資とは、各企業がサービスの利用者に還元しているポイントを使って投資ができるサービスです。
ポイント投資の最大のメリットは何と言っても、家計をやりくりしたり貯蓄を切り崩して資金を捻出することなく、日々の生活で貯まったポイント(=余った資産)で無理せず投資を始められること。
投資に詳しくない方でも気楽に投資にチャレンジすることができます。
夏にボーナスが出るし、家庭の将来のために資産運用をそろそろ始めようかな…と考えているパパにピッタリなポイント投資の特長と、代表的なサービスをご紹介します。
オススメのポイント投資サービス
ポイント投資は、貯めたポイントを現金と交換して金融商品を購入・運用する「現金運用型」と、ポイントのままで運用する「ポイント運用型」に大きく分けられます。
現金運用型は運用によって得た利益も現金で受け取れるのが魅力ですが、現金でやり取りするために証券口座を新たに開設する必要があり、さらに運用の手続きにあたってそのつど手数料も発生します。
一方のポイント運用型は投資の結果によってポイントが増減する、いわば“疑似投資”。逆に、現金の増減が不安という方や投資初心者が練習感覚でスタートするのにピッタリ。
取引用の証券口座を開設する必要もなく、コストも手間もかからないのも魅力です。もちろん運用がプラスに転じたら、ポイントとして使うこともOK!
ドコモが2018年10月に実施したアンケートによると、ポイント運用型の代表格であるdポイントによる投資体験サービス利用者のうち42%が「投資を開始したくなった」と回答。
その理由として「投資を身近に感じるようになった」「投資を面白いと感じるようになった」など、ポイント投資で投資体験を行った後、実際の投資への感覚に変化が生じたそうです。
そうした敷居の低さが嬉しいポイント運用型の中から、ユーザーの多い大手ポイントプログラムが実施している人気のポイント投資サービスをご紹介します。
dポイント ポイント投資(NTTドコモ)
dポイントクラブ会員なら誰でも利用でき、2018年5月のサービス開始以来、1年間で利用者数が50万人超と好評を集めています。
dポイントクラブのアプリまたはWEBからポイント投資サービスサイトにアクセスし、運用するポイント数と運用コースを選択するだけで即日開始可能。
投資中のポイントは株式会社お金のデザインが設定・運用する投資信託の基準価額に連動して増減。ポイントは1ポイント単位でいつでも引き出すことができ、dポイントとして実際に利用できます。
運用サービスは、「おまかせ」運用のアクティブコース(債券より株式に大きく比重を置いたハイリターン重視型)とバランスコース(株式より債券にやや比重を置き安定したリターン重視型)、さらにテーマに沿った世界の複数企業の株式に分散投資する「テーマ」運用の3種類。
練習の一環として投資の目利き力を鍛えたい人は、どの業界が伸びそうか?という予想が必要なテーマ投資がオススメです。
■dポイント「ポイント投資」
ポイント運用 by 楽天PointClub(楽天)
普段からネット通販などでポイントを貯める機会が多い楽天でも、2018年10月からポイント投資サービスがスタート。積極的な運用を目指す「アクティブコース」と安定的な運用を目指す「バランスコース」の2コースからお好みの運用タイプを選択し、ポイント数を設定するだけで開始できます。
設定した楽天ポイントは、楽天証券で購入可能な投資信託の基準価額に原則連動して日々増減。運用で増加した楽天ポイントは、いつでも1ポイント単位で引き出し可能で、楽天のサービスや提携店舗で利用できます。
※期間限定ポイントや他ポイントから交換した楽天ポイントは利用できないためご注意ください
■ポイント運用 by 楽天PointClub
https://point.rakuten.co.jp/invest
Tポイント投資(SBI証券 / ネオモバ)
SBI証券とTポイント・ジャパンが提携し、2019年4月から始まったポイント投資サービス。こちらはSBI証券の口座開設が必要ですが、口座開設料・管理料は無料。
Tポイント投資は、通常なら100株単位でしか買えない国内企業の株をポイントによって1株単位で購入でき、さらに配当金を実際に受け取れるのが最大の特長。本格的な株式投資に興味がある人にピッタリ!
他にも、投資信託の買付代金にTポイントを利用でき、また対象となる取引やサービスの利用によってTポイントを貯めることも可能です。
■SBI証券
■SBIネオモバイル証券
https://www.sbineomobile.co.jp/
Pontaポイント運用
Ponta会員なら誰でも個別企業の株式銘柄へポイント投資・運用できる「Pontaポイント運用」が2019年4月からスタート。
個別企業の株式・ETF・REITから銘柄を選ぶことができ、リアルな投資体験が可能となっています。口座開設不要、わずか20Pontaポイントから始められる手軽さも魅力です。
■Pontaポイント運用
ひと口にポイント投資といっても、それぞれ可能なサービスや特長がかなり異なることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
普段利用しているポイントサービスから投資を始めるも良し。あるいは好みに応じた投資が可能なサービスを選ぶも良し。
何はともあれ、懐の痛まないポイントが元手なのでまずは気軽にスタートしましょう!
そして投資に慣れ親しむことができたら、夏のボーナスを軍資金にして、より本格的な資産運用にチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。