
【子どもを言葉で育てる】子育てに効く「魔法の言葉」で子どもの可能性を伸ばそう
育児
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勉強、習いごと、生活習慣…子どもにやってほしいことがあるのに思うように動いてくれないということは日常生活でよくありますよね。そんな時、つい「なんでやらないんだ?」「早くしろ!」と怒りの感情に任せて叱っていませんか?
本来やるべきことをやっていない時に叱りたくなる気持ちも分かりますが、子どもに限らず人間は理性だけでなく感情によっても動かされる生き物。同じニュアンスの言葉であっても、口うるさく注意されるより、やる気や自尊感情を損なわないよう配慮された声がけの方が、子どもだってポジティブに受け止めて自発的に動いてくれるというものです。
そこで今回は、子どもの心を育んで笑顔にもしてくれる、シンプルだけど子育てに効く「魔法の言葉」をご紹介しましょう。
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本来やるべきことをやっていない時に叱りたくなる気持ちも分かりますが、子どもに限らず人間は理性だけでなく感情によっても動かされる生き物。同じニュアンスの言葉であっても、口うるさく注意されるより、やる気や自尊感情を損なわないよう配慮された声がけの方が、子どもだってポジティブに受け止めて自発的に動いてくれるというものです。
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「頑張ってるね」「頑張ったな」
子どもに対する効果的な声がけの基本は「ほめる」ことと「認める」こと。自分の頑張りを親にほめられたら、それは子どもにとって「次も頑張ろう」という意欲の糧になります。また、現在進行形で頑張っている姿勢を認められたら「この調子で頑張るぞ」とやる気を持続させてくれるはず。
大人の目線では大したことに感じられなくても、子どもにとっては十分頑張ったつもりのことはたくさんあります。例えば、小さい子が一人で服を脱いだり着ることができたら「一人でよく頑張ったね」というふうに、子どもの小さな頑張りに注意を払ってそのつど認めることによって、頑張る気持ちを育んであげましょう。
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大人の目線では大したことに感じられなくても、子どもにとっては十分頑張ったつもりのことはたくさんあります。例えば、小さい子が一人で服を脱いだり着ることができたら「一人でよく頑張ったね」というふうに、子どもの小さな頑張りに注意を払ってそのつど認めることによって、頑張る気持ちを育んであげましょう。
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「やったね」「よくやった」「さすが」「スゴイね」
子どもは親からほめられると「できたこと」への達成感を実感でき、今後のやる気や自信につなげることができます。そうした承認欲求を適度に満たすためにも、子どもが何かをやりぬいた時は、結果を問わず「よくやった」とほめてあげましょう。
こちらのケースにおいても、子どもなりに頑張ったポイントやその過程で発揮された能力をしっかり観察し、「(お絵描きで)別々の花の色をちゃんと塗り分けてスゴイね」「最後まで計画通りにやりぬいて、よくやったな」「(三振したけど)ナイススイングだったぞ」と具体的に指摘しながら声がけしてみてください。すると「パパママはちゃんと見てくれているんだ」と安心感が芽生え、「パパママが認めてくれた能力をもっと伸ばすぞ」という意欲もアップすることでしょう。
こちらのケースにおいても、子どもなりに頑張ったポイントやその過程で発揮された能力をしっかり観察し、「(お絵描きで)別々の花の色をちゃんと塗り分けてスゴイね」「最後まで計画通りにやりぬいて、よくやったな」「(三振したけど)ナイススイングだったぞ」と具体的に指摘しながら声がけしてみてください。すると「パパママはちゃんと見てくれているんだ」と安心感が芽生え、「パパママが認めてくれた能力をもっと伸ばすぞ」という意欲もアップすることでしょう。
「気にするな」「ドンマイ」「次、次」
子どもがせっかく意を決して何かにチャレンジしても、自身の目標や親の期待を達成できないこともあるでしょう。そんな時にNGなのは、失敗を責めること。失敗して一番ガッカリしているのは子ども本人なので、パパママは「気にするな」「次、次」となぐさめながら気持ちを切り替えられるような声がけを意識し、失敗することは悪いことじゃないと教えてあげましょう。
また、失敗の改善ポイントに子どもが気づいていない場合、失敗したその場で「こうした方がよかった」と指摘するのは控えた方がいいでしょう。子どもの気持ちが落ち着いた時や、同じシチュエーションに再トライする時に「こうした方がいいと思うけど、どうかな」と自尊心を損なわない形でアドバイスしてあげてください。
また、失敗の改善ポイントに子どもが気づいていない場合、失敗したその場で「こうした方がよかった」と指摘するのは控えた方がいいでしょう。子どもの気持ちが落ち着いた時や、同じシチュエーションに再トライする時に「こうした方がいいと思うけど、どうかな」と自尊心を損なわない形でアドバイスしてあげてください。
「そうなんだ?」「面白そうだね」「パパにも教えてよ」
「子どもは好奇心の塊」とよく言われますが、一方で子どもの関心はあっという間に別の何かに奪われてしまうもの。せっかく芽生えた好奇心を子どもがさらに探究したいと思えるよう、パパママもすかさず「それ、面白そうだね」と一緒になって興味を示してあげてください。
そして運良く子どもが何かに夢中になり、自分で吸収した知識を嬉しそうに披露してきたら「へえ~、そうなんだ?」「もっと教えてよ」と食いついてみましょう。すると子どもは「よし、もっと詳しく調べるぞ」とさらなる意欲を高め、そうして育まれた探究心は趣味や遊びにとどまらず幅広い分野に生きてくることでしょう。
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「いい質問だね」
かつて流行語大賞にもなったジャーナリスト・池上彰さんのキラーフレーズですが、これも子育てに効く魔法の言葉です。
小さな子どもに物心がつき始めると「どうして〇〇なの?」と質問攻めするようになりますよね。あまりにもしょっちゅう質問されたり、明らかに親の気を引くための荒唐無稽な質問ばかりだとウンザリするかもしれませんが、これも子どもに好奇心が芽生えたことの表れ。
どんなに突飛な質問でもまずは「いい質問だね」と受け止め、好奇心を抱くことは良いことなんだと子どもに確信させてあげましょう。その後の答えは、質問内容の難しさや本気度に応じて臨機応変に対応してみてください。
小さな子どもに物心がつき始めると「どうして〇〇なの?」と質問攻めするようになりますよね。あまりにもしょっちゅう質問されたり、明らかに親の気を引くための荒唐無稽な質問ばかりだとウンザリするかもしれませんが、これも子どもに好奇心が芽生えたことの表れ。
どんなに突飛な質問でもまずは「いい質問だね」と受け止め、好奇心を抱くことは良いことなんだと子どもに確信させてあげましょう。その後の答えは、質問内容の難しさや本気度に応じて臨機応変に対応してみてください。
「これやってくれるかな」「これできるかな」
しつけで子どもに否定的な言葉をかけ続けると、たとえそれが正しい内容でもやる気や自尊心を損なってしまいます。また「〇〇しちゃダメ」と禁止を言い渡すだけだと、親に「やっていい」と言われたことしかやらない“指示待ちっ子”になるおそれも。
「やってほしいこと」「やってほしくないこと」がある場合、まずは「これやってくれるかな」「これできるかな」と行動につながるオプションを提示するようにしてみましょう。「やってほしくないこと」から子どもをうまく避けさせると同時に、強制力の伴わない提案スタイルによって子どもの自発心に働きかけることができ、何事においても自主的に行動を起こす子に成長してくれることでしょう。
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「ありがとう」「大好きだよ」
子どもの心を動かす声がけとして「ほめる」「認める」以外にも重要なものがあります。それは「パパママの愛情や感謝を伝えること」です。
子どもは親から愛されていることを実感することによって自己肯定感を育むことができ、また感謝を伝えられることによって「他人に良い行いをする意義」を身をもって学んでいくのです。愛情や感謝に言いすぎということはないので、「今日もお帰りって迎えてくれてありがとう」「いつも笑顔でいてくれるところが大好きだよ」と日々の何でもない瞬間に“魔法の言葉”を投げかけていきましょう。
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大人がそうであるように、子どもも何気ない言葉で傷ついたり気分を損ねることはあります。特に小さい子は「そういう言い方は〇〇だから嫌」というふうに自分の感情をうまく表現できません。だからこそ大人が子どもの気持ちに寄り添って、言葉を吟味した声がけを心がけるべきではないでしょうか。
言葉にはネガティブな力もあればポジティブな力もあります。認め、ほめて、愛情と感謝を伝える「魔法の言葉」を意識して使い、子どものポテンシャルや感受性をぐんぐん伸ばしてあげてください。
言葉にはネガティブな力もあればポジティブな力もあります。認め、ほめて、愛情と感謝を伝える「魔法の言葉」を意識して使い、子どものポテンシャルや感受性をぐんぐん伸ばしてあげてください。