
子どもの自己肯定感を高めるためには?いますぐ親が実践できること
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実用日本語表現辞典によると、自己肯定感とは次のような意味となります。要するに「自分には長所がある・役立っている・愛されている」と、自分の価値や存在意義を前向きに受け止められる感情や感覚のことです。
【自己肯定感】自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。 自己否定の感情と対をなす感情とされる。
※内閣府「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」(平成30年度)
https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/r01gaiyou/s0_1.html
ウチの子は大丈夫かな…と心配する方も少なくないでしょうが、子どもの自己肯定感を上げるためには、実はパパママの働きかけも大切なのです。
そこで今回はSNSに寄せられた声を交えながら、子どもの自己肯定感低下に影響しがちなNG言動や、逆に自己肯定感アップにつながるアイデアをご紹介しましょう。
子どもの自己肯定感を低くする?NG言動とは
女の子だから、男の子だから、と育てたくない。
— あーちゃん('-' 鮭)з〜 (@aachan_salmon) April 12, 2019
そして、君は出来ないよ、君には無理だよ、という言葉を子どもにかけないようにしたい。
私は、何にもなれない、あなたには出来ない無理、可愛くない、大したことないという言葉ばかりかけられてきたので自己肯定感低く未だに自信がない。
こうした因果関係を親の立場から考えてみると、次のような言動が子どもの自己肯定感を下げてしまう場合もあるかもしれません。
<子どもの自己肯定感を低くする?NG言動>
・「君には無理・まだ早い」と失敗を先回りし、チャレンジの機会を与えない
・失敗した場合に「なんでできないんだ」「ダメな奴だな」とプライドを傷つける言葉をかけてしまう
・本人は一生懸命やったのに、「やって当たり前」「それだけしかできないのか」と頑張りを認めてあげない
・「愛してる」「大切にしてる」という親の愛情を言葉や態度で示さない
子どもの自己肯定感アップにつながるアイデア
ポジティブな声がけを心がける
子どもの時に親からポジティブな言葉や想いを伝えてもらって育った子は
— みっつ @キッズ&ジュニア運動指導者エキスパート (@Welldonekids) March 21, 2020
ポジティブなセルフイメージを持つことができる
自分を好きになれる
これがまさに自己肯定感
一生の財産となる
まずは親が、自分が発した言葉を自分が言われたら
「いい気持ちになるか」と真剣に考えることが大切!
よその大人に我が子をほめられると、つい「そんなことないですよ」とネガティブに返答しがちですが、こうした何気ない卑下は子どもの自己肯定感を損なう可能性があるので注意しましょう。
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パパママの愛情を言葉や態度で示す
『自己肯定感の上げ方』
— ともみん@ママサポ (@mama_supporter) October 6, 2019
大好き
愛してる
あなたのこと応援してるからね
いつも側にいるからね
生まれてきてくれてありがとう
これらを聞いていると
子どもは
「自分は価値がある人間だ」
「自分は愛される人間だ」と
無条件に思えるようになる
「存在」を認める言葉を
どんどん伝えていこう🌸
「大好きだよ」「いつも応援してるよ」という気持ちを言葉や態度でこれでもかとしっかり伝え、「自分は愛されているんだ」という実感を与えてあげましょう。
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頑張ったポイントを認めてほめる
子どもを褒める時は『結果』ではなく『頑張り』を褒めてあげましょう。
— 子どもの自己肯定感の育て方 (@kosodate20) March 27, 2020
結果だけを褒めていると子どもは『結果を出せないと自分には価値がないんだ』と自分を追い込んでしまいます。
子どもの頑張りを認めてあげることで子どもは頑張ることを楽しいと感じ、結果が出ずとも努力する子になります。
ウチの子は特にほめることをしてない…と思う方もいるかもしれませんが、親からすると当たり前のことでも子どもにとって頑張ったことはたくさんあります。それこそ「ゲームの時間の約束を守る」という一見当たり前のことでも、子どもからすれば十分頑張ったこと。そういう時こそ「頑張ったな」とほめてあげましょう。
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失敗しても責めない
子どもの失敗を叱る親がいます。失敗は1つの経験です。励ますべきです。何事も失敗なくして成功はありません。コップを割っても、叱ってはいけない。注意深い扱い方を教えるのです。注意することの繰り返しで滅多に割らない、コップ扱いの名人になるのです。注意する心を教える。これが大切なのです。
— 大きな木@保育士から政治家 (@t_w_n_you) February 9, 2019
そんな時は失敗自体を責めず「よく頑張ったな。次はうまくいくよ」「次はこうやってみよう」と気持ちを切り替えられるよう声がけしてみましょう。そうすれば「失敗したって大丈夫」という安心感が心の中に芽生え、今後の意欲にもつながるはずです。
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他の子と比べない
「他の子と比べない」
— おかぽん@6y🚺3y🚺1y🚺ノルウェー滞在中 (@okapon1979) July 5, 2019
比べられると、他の子のことを気にしすぎる。
自分軸を育てるためには、比べないことが大切。
できなかった子を見下す子どもに育てないようにしよう!
でも、そうやって他の子と比べられてしまうと、子どもは自分の評価基準を「他人の行動や考え」(他人軸)に置いてしまうようになります。またそもそも、他人より劣っていることを認識させられることで、子どものプライドは傷つき劣等感が膨らむばかり…。
子どもが自分の心(自分軸)に従って自分らしく生きられるよう、「君はそのままでいいんだよ」と教えてあげてください。もし比べるなら、他の子とではなく過去の本人と比べるようにしましょう。
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今回ご紹介したポイントを参考に、子どもが自信を得られるポジティブな働きかけを実践し、今後の成長につなげてみてはいかがでしょうか。
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