子どもが車の中でグズる、飽きる…。子連れドライブで子どもの機嫌を保つコツとは?

子どもが車の中でグズる、飽きる…。子連れドライブで子どもの機嫌を保つコツとは?

おでかけ

目次[非表示]

  1. 子どもの機嫌が悪くなる“境界時間”とその原因は?
  2. ドライブ中も子どもの機嫌を保つコツ
    1. ① 動画・DVDを流す
    2. ② 音楽をかけて一緒に聴いたり歌ったりする
    3. ③ お菓子などを食べさせる
    4. ④ 子どもとの会話の時間にする
せっかくの休日を家の中だけで過ごすのはもったいない!と、家族みんなでドライブを楽しんでいる方も多いことでしょう。

休日のドライブには、普段の生活圏内から離れた観光エリアやレジャースポットにお出かけできるのはもちろん、平日なかなか生活サイクルが合わない親子や夫婦が同じ空間で長い時間を一緒に過ごして話せるというメリットがあります。

このように家族の思い出だけでなく絆も育んでくれるドライブですが、パパママにとって悩みのタネとなるのが「子どもの機嫌」。

出発前はお出かけが嬉しくてはしゃいでいたのに、目的地までの道中でグズッたりテンションが下がる──。そうした子連れドライブ問題が決して珍しくないことが、本田技研工業による調査を通じて判明しました。

子どもの機嫌が悪くなる“境界時間”とその原因は?

今回、家族でのおでかけ前とドライブ中における子どものテンションや機嫌の変化を調査したところ、おでかけ前や準備中の子どものテンションが「高い」もしくは「やや高い」という答えが89.1%。

一方、目的地までの道中や車の中で子どものテンションが下がってしまった体験について尋ねたところ、「よくある」(21.6%)「しばしばある」(43.6%)を合わせて65.2%の方が困っている様子。

(データ提供:本田技研工業株式会社)

続いて、子どもの機嫌が悪くなる“境界線”となるドライブ時間の限界を尋ねたところ、「1時間以内」(22.8%)「2時間以内」(43.3%)と半数以上の子どもがドライブ開始から2時間以内に機嫌が悪くなっていることが判明。

また、機嫌が悪くなる原因として「なかなか目的地につかないから」(72.1%)「朝早くから車に乗って疲れてしまうから」(46.3%)「車の中のスペースが充分にないから」(32.4%)などが上位となりました。

(データ提供:本田技研工業株式会社)

(データ提供:本田技研工業株式会社)

【子どものテンション低下エピソード】
「渋滞などにハマってしまうと自分たちも多少イライラしてしまい、それが子どもたちにも伝わってしまう」
「目的地にはまだ着かないの?と最初は笑顔で聞いてくるのですが、聞いてくる回数が増えてきて、徐々に機嫌が悪くなっていく」
「チャイルドシートに乗っていると思うように身動きが取れないため、1~2時間が限界」

ドライブ中も子どもの機嫌を保つコツ

多くの家族がドライブ中の子どものテンションや機嫌の変化に悩んでいることが分かりました。そんな中、パパママたちは子どもの機嫌が悪くならないよう、どんな工夫をしているのか? 回答の多かった順に挙げていきましょう。

(データ提供:本田技研工業株式会社)

① 動画・DVDを流す

今回の調査で過半数の人が実践していた、王道中の王道。

タブレットやDVDプレイヤーを車に持ち込み(あるいはシートに設置して)、子どもが大好きなアニメやキッズ番組の映像をずっと見せておくと、時間が経つのも忘れて目的地に到着することでしょう。

② 音楽をかけて一緒に聴いたり歌ったりする

キッズ番組や保育園・幼稚園で慣れ親しむ機会が多いこともあって、子どもは本当に歌が好き。

お気に入りの音楽が揃ったDVD・スマホ・CD・歌絵本などをあらかじめ用意しておけば、延々とヘビーローテーションになってもご機嫌で聴いたり歌い続けてくれます

③ お菓子などを食べさせる

子どもはお腹が空くと不機嫌になりやすいので、ちょっと小腹を満たすお菓子があると便利。

もし食べられる年齢であれば、あめ・グミ・キャラメルのように口の中で長くとどまり食べこぼしが発生しないものがオススメです

④ 子どもとの会話の時間にする

子どもが長時間のドライブで機嫌が悪くなるのは、ずっと座っているだけだと退屈だから

その点、話をすることによって気を紛らわせる効果が期待できますが、何よりせっかく家族みんなが一緒にいられる時間なのだから、家族団らんとして会話を弾ませるのは良いこと

学校やパパが家にいない間の子どもの様子を知れたり、普段なかなか言いづらい体験や気持ちを聞き出す絶好のきっかけになりそうですね。

調査によると、他にもこんな独自の工夫を実践している家庭もあるそうです。

「こまめにSAや道の駅などに立ち寄ると、気分も紛れていい」
「ハンドルのような円形の筒を持たせて車の運転の真似事をさせると、一緒に運転しているような気になって機嫌がよくなった」
「着いたら何をするか、何がしたいかや、こういった物がある、など具体的なことを伝え想像させた」


ドライブ中に子どもの機嫌を保つためにこれらのアイデアをぜひ参考にし、家族の思い出作りと絆を育む時間として休日のドライブを活用してみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
■調査名 :「家族におけるコミュニケーションについて」
■調査対象:30代既婚男女442名(男性221名/女性221名)
<条件>・家族で車を所有しており、少なくとも週末は車を利用している
    ・2人以上の子供を持ち、長男もしくは長女の年齢が3歳以上9歳以下であること
■対象地域:全国