クリスマス・冬限定の体験型アートで遊ぼう!お台場「チームラボボーダレス」を親子で楽しむための最新ガイド

クリスマス・冬限定の体験型アートで遊ぼう!お台場「チームラボボーダレス」を親子で楽しむための最新ガイド

おでかけ

目次[非表示]

  1. チームラボボーダレスとは?子ども連れで行くなら運動の森・未来の遊園地を攻略!
  2. 手元の器で繰り広げられる鮮やかなお茶のアート
  3. みんなで遊びながらアート作品を作り上げる共創体験
  4. 「お絵かきクリスマス」で自分の描いた絵がアート作品の一部に!
テクノロジーを駆使した斬新なアートの数々で日本のみならず世界中から注目を集める、アート集団チームラボの常設ミュージアム「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」。ここでは10,000㎡という広大で複雑な空間にさまざまな体現型アート作品が展示されており、大人からも子どもからも絶大な人気を博しています。

そんなチームラボボーダレスに11月13日(金)から12月31日(木)まで、クリスマスをテーマにした「お絵かきクリスマス」等、冬限定アートが登場! 冬のお出かけにピッタリなこのイベントの見どころを含めて、子ども連れでチームラボボーダレスを楽しみ尽くすためのポイントを家men編集部スタッフがレポートします。

チームラボボーダレスとは?子ども連れで行くなら運動の森・未来の遊園地を攻略!

まだ足を運んだことがない方のために、まずはチームラボボーダレスの基本構成を説明しましょう。

チームラボボーダレスは「Borderless World」「ランプの森」「運動の森」「学ぶ!未来の遊園地」「EN TEA HOUSE 幻花亭」という、それぞれコンセプトの異なる5つの展示空間で構成されています。それらがそれぞれ境界を設けることなく続いていて、館名どおりボーダレスな1つの世界に自分が溶け込んでいく没入感を味わえます。

2018年6月のオープン以来、カップルからファミリーまで連日多くの人々が訪れ、週末ともなると入場で1時間待ち、また人気の展示作品には長い待機列ができるほどだったチームラボボーダレス。現在は新型コロナウイルス感染防止のため、「滞在人数の制限(通常の半分程度)」「日時指定チケット(※)の販売」などの対策が取られ、ソーシャルディスタンスを保った状態、つまり混雑を気にせず楽しめるようになっています。
※館内の滞在時間は自由です

呼応するランプの森(氷洞(アイスケイブ))
「エプソン チームラボボーダレス」 東京 お台場 © チームラボ

チームラボボーダレスの展示作品といえば、入口からすぐの壁や床一面に色彩鮮やかな花が映し出される「花と人の森、埋もれ失いそして生まれる」や、一面に広がるランプの色や音色が人の動きに応じて変化する「呼応するランプの森」などが真っ先に思い浮かぶ方も多いでしょう。もちろんどの展示作品も年齢世代問わず楽しめるのですが、前述のアートの展示は1階に、子ども連れで体を使って楽しめる展示作品は2階に分かれています。遊びとなれば子どもの元気と集中力は無限大ではありますが、ミュージアムはとても広いので、お目当ての展示作品で楽しむために時間とエネルギーをセーブしておくことをオススメします

ちなみに館内には授乳室があり、おむつ交換台も男女それぞれのトイレ内に設置されています。また、ベビーカー置き場やリターン式のコインロッカーも完備しているので、荷物がかさばりがちな小さな子どもがいる家族も快適に滞在できますよ。

手元の器で繰り広げられる鮮やかなお茶のアート

運動の森・未来の遊園地エリアへ向かう途中に、真っ先に目に入るのが、お茶をテーマにした「EN TEA HOUSE 幻花亭」。香り高い佐賀県嬉野のオーガニック茶と凍結玉緑茶(玉緑茶のアイスクリーム)がいただけるのですが、真っ暗な和の空間でお茶が点てられると、このように器の中に花が咲きます。なお、花は季節ごとに変化し、12月までは菊やシクラメン、1~3月は水仙や梅の花が登場するそうです。

凍結玉緑茶(玉緑茶のアイスクリーム)はドリンクセットで1,200円(税込)

器の中に咲く花につい見入ってしまいますが、驚くのはここから。器を手に取って動かすと、花が散って器の外へと広がっていき、種類や形を変えて咲き続けるのです。目の前で動き続けるアートの美しさに、つい飲食を忘れてしまいそう! ちなみに12月までは、写真のように凍結玉緑茶から茶の木が花咲く瞬間も楽しめるので、この機会を逃さず体験したいですね。

みんなで遊びながらアート作品を作り上げる共創体験

さらに歩みを進めると、未来の子どもたちに必要な共創(共同的な創造性)を遊びながら育める「学ぶ!未来の遊園地」と、運動を通じて立体的思考と空間認識能力を鍛えられる「運動の森」のエリアへ。いずれの空間もボーダレスに構成されていて、好きなアート作品から体験できるようになっていますが、なかでも小さな子どもが間違いなくハマりそうなのが「すべって育てる! フルーツ畑 」と「マルチジャンピング宇宙」でしょう。

すべって育てる! フルーツ畑

入ってすぐの場所にある「すべって育てる! フルーツ畑」ではすべり台の坂にさまざまなフルーツが育っていて、すべる時に体がボールにぶつかると、そのボールがさらにフルーツへとぶつかることで花火のように新たな種がまかれ、花や実がどんどん育っていきます。

おそらく子どもはすべり台で遊ぶことに夢中になると思うので、すべり終わった子どもにパパママが「見てごらん。すべった後にフルーツが育ったよ。もっと作って(すべって)おいで」とフルーツ畑の変化に気づくよう声がけし、さらに体験が深まるよう促してあげましょう。

マルチジャンピング宇宙

その隣の「マルチジャンピング宇宙」では、空間全体が宇宙空間になっており、小さな星がたくさん見ることができます。トランポリンのように飛び跳ねると、星屑が足元にどんどん集まり、やがて惑星に成長する等、宇宙の光景が次々と変化していきます。こちらは作品を体験しながら変化を感じることができるので、「次はどう変わるんだろう?」とワクワクしながら延々とジャンプし続けてみましょう!

裏返った世界の、つながる!巨大ブロックのまち

赤ちゃんスペース

他にも、家や駅などの巨大ブロックをつなげて置くと街が出来上がっていく「裏返った世界の、つながる!巨大ブロックのまち」や、ハイハイできるクッションマットの上に柔らかい発光ボールが置いてある2歳児までのスペースなどがあり、乳幼児連れでもゆっくり遊べるようになっていますよ。

「お絵かきクリスマス」で自分の描いた絵がアート作品の一部に!

最後に紹介するのが、みんなでクリスマスの街を創造していく「お絵かきクリスマス」。自分で描いた海の生き物を壁一面の水槽に泳がせることができる「お絵かき水族館」が、クリスマスシーズン限定で変身したものです。
ここには、ソリに乗ったサンタクロースや車などの用紙とクレヨンが置いてあります。色・模様・文字などを自由に描いた絵をスタッフにスキャンしてもらうと、サンタクロースとプレゼントを乗せたソリが巨大スクリーンに広がるクリスマスの街で躍動! 自分の描いた絵に命が吹き込まれるという不思議な体験に子どもたちが興奮し、街の中を動き続ける絵を延々と追いかけたくなるはず
しかも、サンタクロースに触るとプレゼントを配ったり、車に触るとウィリーしたりスピードが変わるなど、ただ眺めるだけではない楽しい仕掛けが施されています。ぜひパパママも子どもと一緒に絵を描き、童心に返って楽しんでください。
「さまよい、探索し、発見する」というコンセプトに基づき、順路がなく、自由な発想で堪能できる、境界なきアートを楽しむことができるチームラボボーダレス。ほぼ高い確率で「今、自分はどこにいるんだ?」「どう進めばいいんだろう?」という迷子状態になりますが、順路などの固定概念は放棄して、直感のおもむくままに探検気分で進んでいくのが正しい楽しみ方といえるでしょう。

自分の働きかけで展示作品がインタラクティブに変容するという日常生活では得られない刺激的な体験を、デジタル遊園地に訪れるような感覚でぜひ子どもと一緒に体験してみてください。

■施設概要
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
住所:東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン2階
開館時間:11月…平日 11:00 -17:00 土・日・祝 10:00 -18:00
     12月…平日 11:00 -17:00 土・日・祝 9:00 -18:00
     ※12月24・25日 11:00-20:00、12月28日~2021年1月5日 9:00-18:00
     ※いずれも最終入館は閉館の1時間前
休館日:11月17日・24日、12月1日・8日・15日・22日
料金:大人(高校生以上)3,200円、子ども(4歳〜中学生)1,000円、障がい者割引 1,600円
※現在、新型コロナウイルス対策により、入館チケットは日時指定予約制
公式HP https://borderless.teamlab.art/jp/

©チームラボボーダレス