共働き夫婦の家計はどうしてる?口座やお金の管理方法

共働き夫婦の家計はどうしてる?口座やお金の管理方法

共働き

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  1. 共働き夫婦の家計管理は難易度が高い!
  2. 片方が生活費を出して、もう片方が貯蓄を担当
  3. 共通の口座で生活費・貯蓄を一括管理
  4. 共働きの家計簿に役立つアプリ
  5. 生活費を半分ずつ負担し、残りの金額は自由に
  6. 状況に即した管理方法を選択しよう
共働き夫婦というのは、単純に考えると収入源が2つあることになります。それでいて、生活費などの支出は1つにまとまることになりますから、お金の管理が少しだけ複雑になるかもしれません。

そこで今回は、共働きの夫婦の家計管理方法についてご紹介します。

共働き夫婦の家計管理は難易度が高い!

「はい、今月のお給料」。そう言って夫が妻に給料袋を渡し、受け取った妻は生活費や貯金の金額などを踏まえてお金を分け、銀行に持っていく──。今はなかなか見られなくなりましたが、昭和の日本では給料日ともなるとこうした光景が日常でした。

しかし、その頃に比べて現代は専業主婦の数が減り、共働き夫婦が増えている傾向にあります。そこで起こる問題が「家計管理」。どちらか一方の収入がすべてではない状態だと、それぞれの給料をどのように分けるべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか? また、お金に対する考え方が夫婦で異なれば、それが原因となってもめ事に発展する可能性もないとは言えません。

「夫婦のお金なんだから、まとめるのが当たり前」
「自分が稼いできた給料だから、それぞれで管理したい」

などなど、それぞれに言い分があるはずです。こうして考えると、昔に比べて現代は家計管理の難易度が高く、そして複雑になっているとも言えるでしょう。

そこで、いくつかの家計管理のアイデアをご紹介していきます。

片方が生活費を出して、もう片方が貯蓄を担当

まずは、生活費と貯蓄の担当を夫婦で分ける方法です。

例えば、夫の給料は家賃・ローン・光熱費・食費といった生活に関わる出費に回し、お互いが好きに使えるお金もその中から捻出。一方、妻の給料のほとんどを貯蓄に回します。

この方法の優れている点は、限られた金額の中で生活をやり繰りするために、節約などの意識が高まること。残金を見ることで「今月はちょっと使いすぎたかもしれない」といったことも分かるでしょう。

加えて、妻の口座には毎月同水準の給料が貯金として入金されます。この口座の現金には一切手をつけないというルールがあると、およそどれくらいの貯金があるかも夫婦で共有しやすくなるでしょう。

ただし、この方法はどちらかの収入がある程度のになっていることが条件とも言えます。自由に使える金額があまりにも少なすぎると、それが大きなストレスになることも。結局、貯蓄用の口座から都度お金をおろすことになる可能性もあるのでご注意ください。

共通の口座で生活費・貯蓄を一括管理

つぎに、夫婦の財産を完全に1つにし、どちらか片方が一括管理するという方法です。家賃・ローン・光熱費・食費などの必要な生活費はもちろん貯金も、夫婦の給料を合算した中からやり繰りしていきます。そして、お互いが好きに使えるお金は、小遣い制という形で毎月決まった金額を振り分けます。

この方法のメリットはなんと言っても明瞭な家計簿が作成できる点です。夫婦の口座は基本的に1つとなるのでシンプル。また、収支のバランスを見ながら、それに応じた生活レベルを調整することもできます。同時に貯蓄もしっかりできるので、将来設計なども立てやすくなるでしょう。

一方で、小遣い制については不満を漏らす方も少なくないかもしれません。給料が上がればその分小遣いも増やしたくなるでしょうが、その額については都度家族会議を行ってください。

また、年末など物入りな時期ともなると、毎月の小遣いだけでは足りなくなることも。夫婦それぞれがお互いの金銭感覚を理解し合い、柔軟に対応しましょう。
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