【ゴミ出し担当のパパ必見】“ゴミ袋を出す”だけではない!ゴミ出しの全工程&ゴミ捨てのポイント

【ゴミ出し担当のパパ必見】“ゴミ袋を出す”だけではない!ゴミ出しの全工程&ゴミ捨てのポイント

掃除

目次[非表示]

  1. ゴミ出しの全工程をチェック
  2. ゴミ出しの基本① ゴミを正しく分別する
    1. 捨てる段階でゴミを分別する
    2. 資源ゴミの処理・分解は捨てる時に
    3. ゴミ箱の位置は家事動線&生活動線を意識する
  3. ゴミ出しの基本② ゴミを適切に捨てる
    1. 生ゴミは水気を残したまま捨てない
    2. かさばるゴミは潰して圧縮する
    3. 汚れたプラスチックゴミはキレイに洗ってから捨てる
    4. ダンボールゴミは箱の大きさを揃えて縛る
    5. 雑紙は紙袋にまとめて捨てる
  4. ゴミ出しの基本③ 回収日当日の作業をスムーズ化
    1. 各部屋に置くゴミ箱の数を減らす
    2. ゴミ袋がパンパンになったらゴミを圧縮する
    3. ダンボールは雨の日に捨てない
  5. ゴミ出しの基本④ 新しいゴミ袋をセットする
毎日の暮らしの「困った!」に役立つ技やコツをご紹介する連載「目指せ我が家のHERO!家族を助ける特技を作る」。今回のテーマは「ゴミ出し」です。

前回の連載でテーマに取り上げた「風呂掃除」と同じく、数ある家事の中でも男性が担当している家庭が多いものといえば「ゴミ出し」

その一方、妻のグチとしてよく聞かれるのが「私が玄関に出しておいたゴミ袋を、夫は出勤時にゴミ置き場に持っていくだけ」という声。ゴミ出しにまつわる家事は“ゴミ袋を捨てる”以外にも存在するのに、それに気づかず(あるいはやろうとせず)妻任せにしている男性が少なくないようなのです。

そこで今回は、堂々と「ゴミ出し担当はパパ」と宣言できるよう、ゴミ出しにまつわる家事工程を紐解きながら、各作業のポイントやコツを解説していきます。

▼あわせて読みたい

ゴミ出しの全工程をチェック

「ゴミ出し」というジャンル単位で家事を担当するには、まずはミッション開始から完了までにどのような作業工程が存在するのか理解しておく必要があります。その中には、妻が大きな負担に感じているといわれる“名もなき家事”がズラリ。すでに全工程を実践できている自信があるゴミ出し担当パパも、改めて目を通してください。

<日常(ゴミの回収日前)>
1. 分別するゴミごとにゴミ箱を複数用意する
2. ゴミ袋をゴミ箱に設置する
3. ゴミ捨ての分別が徹底されているか管理する
4. ゴミがキレイにゴミ箱に捨てられているか管理する

<ゴミの回収当日>
5. 各部屋のゴミ箱からゴミを集めて1つの袋にまとめる
6. ゴミ袋の破れや汚れをチェック
7. 中の空気を抜きながらゴミ袋の口をしっかり結ぶ
8. ゴミ袋をゴミ捨て場に持って行く
9. 新しいゴミ袋をゴミ箱に設置する(ゴミ箱が汚れていたらキレイにする)

ゴミ出しの基本① ゴミを正しく分別する

まずゴミ出し担当として最初に把握しておくべきことは、自分が暮らす自治体のゴミ出しのルール。

燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミなど、分別するゴミの種類やそれらの回収日は地域によって異なり、ちゃんと分別できていないゴミは回収業者に置きっぱなしにされてしまいます。
自治体が発行しているゴミ回収の手引書(あるいはホームページ)にしっかり目を通し、ゴミの仕分けをうっかり忘れそうであれば分別表をゴミ箱付近に貼っておきましょう。
そしてゴミ出し当日以外の工程として重要なのが、日ごろの「ゴミの分別」です。
ここでは、ゴミ出し当日が面倒にならないよう、日ごろから実践しておきたい分別の基本ポイントをご紹介します。

捨てる段階でゴミを分別する

例えば、紙くずとペットボトルを同じゴミ箱に捨てておくと、ゴミ出し当日にそれぞれ仕分けする必要があり大変ですよね。
分別の区分に応じてゴミ箱を用意しておき、ゴミを捨てる際はそれぞれの分別用ゴミ箱へ入れるようにするといいですよ。

資源ゴミの処理・分解は捨てる時に

瓶やペットボトルを資源ゴミとして捨てる際、キャップを外したりラベルをはがす必要があります。そうした分別作業をゴミ出し当日に行うのは大変なので、ゴミ箱へ捨てる前に資源ゴミを処理・分解するよう習慣づけましょう。

また、箱ティッシュの取り出し口フィルムや食品用ラップに付いている金属刃など、異なる種類の素材が用いられている商品も捨てる際に各素材を分解してください。

ゴミ箱の位置は家事動線&生活動線を意識する

日々のゴミ捨て&分別を正確かつ楽にするには、それらのゴミが発生しやすい場所にゴミ箱を設置するのがオススメ。
ゴミ箱は大きすぎても置き場所に困るし小さすぎてもゴミが収まらないので、家族の人数や回収日のペースに合ったサイズを選びましょう。

またゴミ箱の置き場所は、例えばキッチンだとシンクの付近(後方やシンクの下)に設置するなど、家事や生活の動線を意識するといいですよ

ゴミ出しの基本② ゴミを適切に捨てる

たとえゴミを種類別に正しく分別していても、ただゴミ箱にポイポイ放り込んでいるだけだと、見た目にも衛生的にも家の中がカオスになってしまいます…。
そこでゴミ出し担当として、ゴミの捨て方においても次のように管理の目を配りましょう。

生ゴミは水気を残したまま捨てない

可燃ゴミの約40%が生ゴミで、さらに生ゴミの約80%が水分と言われています。生ゴミはなるべく濡らさないようにし、捨てる前には水切り道具でギュッと絞るようにしましょう(吸水性の高い新聞紙に包んでから捨てるとなお良し)。

生ゴミの水切りを習慣づけておくと、ゴミの重量・容量が減ってゴミ出しが楽になるし、ゴミ箱の悪臭防止にもなりますよ

かさばるゴミは潰して圧縮する

空のペットボトルや缶などはかさばりやすく、捨てる量が多くなるとゴミ箱からあふれ出してしまうことも…。手や足の力で潰すことができるゴミは小さく圧縮するようにしましょう

また、卵パックなどのプラスチックゴミや燃えるゴミも、かさばった状態でためると1つのゴミ袋に収まりきらなくなるので、小さく圧縮したりハサミで細かく切って捨てるのがオススメ。
ゴミ袋は単価が安いとはいえ有料なので、ゴミ出しで捨てる袋の数はなるべく少なくするのが原則です。

汚れたプラスチックゴミはキレイに洗ってから捨てる

食品を包装していた発泡スチロールトレーなど、肉汁や調味料のついたプラスチックゴミをそのまま捨てて回収日まで保管しておくと嫌なニオイの発生源になります。

あとでゴミ箱をキレイにする手間を省くためにも、汚れたプラスチックゴミは生ゴミのようにビニール袋に密封したり、食後の食器洗いと一緒にシンクで洗ってから捨てましょう

ダンボールゴミは箱の大きさを揃えて縛る

ダンボールゴミの回収ルールは自治体によって異なりますが、おおむね平らな状態に分解してから紐で縛って捨てることになります。

その際、ダンボールの大きさがバラバラだと紐で縛りづらいし回収もしづらいので、なるべく大・中・小の大きさを揃えるようにしましょう。ダンボールに付いている粘着テープや留め金を外すこともお忘れなく。

雑紙は紙袋にまとめて捨てる

自治体の回収ルールにもよりますが、新聞(折込みチラシを含む)・雑誌・ダンボール・紙パックのいずれにも区分されない雑紙(DM、パンフレット、包装紙など)は、古紙としてリサイクルの対象となります。

雑紙をゴミ箱に直接捨てるとかさばるので、紙袋に集めておいて回収日にそのままゴミ出しすると便利ですよ

ゴミ出しの基本③ 回収日当日の作業をスムーズ化

これまで挙げたゴミ出しの基本1&2を日ごろから実践しておけば、回収日当日の工程が格段に減り、忙しい朝のゴミ出し作業がかなり楽になるはず!
さらに続いて、回収日当日に待ち受けるゴミ出し作業を楽にする方法をご紹介します。

各部屋に置くゴミ箱の数を減らす

回収日当日の作業でけっこう面倒なのが、家じゅうのゴミ箱のゴミを1つにまとめること

その手間をなるべく省くには、リビングとダイニングのゴミ箱を1つに集約したり、寝るだけの寝室にゴミ箱を置かないなど、各部屋のゴミ箱の数を減らすのがオススメ
ゴミ箱の数が少ないと最初は不便かもしれませんが、次第に“ゴミ箱がある場所に捨てに行く”という生活習慣がつきますよ。

ゴミ袋がパンパンになったらゴミを圧縮する

家族の人数や回収日のペースによっては、1つの回収袋にゴミが入りきらなかったり、パンパンで袋の口が縛れない…なんてことがありますよね。

そんな時は、ゴミ袋の口を手で軽く締めて空気だけが出るようにしてから、片方の膝で体重をかけながらゴミ袋を潰して圧縮しましょう

ダンボールは雨の日に捨てない

ダンボールは水を含むと持ち運ぶ際に重くなり、また濡れてしまうと資源ゴミとしての価値がなくなってしまいます
ダンボールをゴミ捨て場に出すのは、雨の日を避けるようにしましょう。

ゴミ出しの基本④ 新しいゴミ袋をセットする

ここまで紹介してきた一連の家事は、「ゴミ出し」という分類名のせいもあって、“ゴミ出し担当パパ”がつい見落としがちなものばかり。
ゴミ出し当日にゴミ袋を取り出した後、空いたゴミ箱に新しいゴミ袋をセットする作業もその一つでしょう。

ゴミ袋がセットされていないことに家族が気づかずゴミを捨ててしまうと、後からゴミを出してゴミ袋をセットするという手間が発生するので、出勤時にゴミ袋を捨てに行く場合は、家を出る前に新しいゴミ袋を忘れずセットしておきましょう。

新しいゴミ袋のセットを忘れないためには、ゴミ箱の近くにゴミ袋を収納することがコツ。ゴミ箱にタオルハンガーやツッパリ棒を付けてゴミ袋をかけたり、ゴミ箱の底にゴミ袋をたたんでストックしておくのも効果的です。
“ゴミ出し担当パパ”が知っておきたいゴミ出しの基本工程と、各作業のポイントをご紹介しました。

一言でゴミ出しと言っても、実はやらなければいけない“名もなき家事”がいっぱい! でも、日々の生活の中で家族みんなが習慣として行っていけば、家事タスクとしての負担は自然と減っていきます。

ゴミ出しにまつわるひと通りの工程ポイントを自らの主導で管理・実践し、「ゴミ出しはパパに任せて!」と胸を張って言えるようにしましょう。

連載『目指せ!我が家のHERO-家族を助ける特技を作る-』記事一覧