食中毒から家族を守る!我が家の除菌マスターになろう

食中毒から家族を守る!我が家の除菌マスターになろう

掃除

目次[非表示]

  1. 食中毒予防の3原則「つけない」「増やさない」「やっつける」
    1. 1. つけない
    2. 2. 増やさない
    3. 3. やっつける
  2. こんな場所に潜んでいる!場所別の除菌ガイド
    1. ■まな板は洗って・拭いて・除菌
    2. ■包丁は“柄”も除菌しよう
    3. ■流し台はこまめに洗って除菌
    4. ■食卓・調理台は見えない汚れにも要注意
    5. ■冷蔵庫・電子レンジも“ひと拭き”する習慣を
    6. ■“食卓汚染の隠れた犯人”布巾とスポンジのお手入れも
※2018年5月の記事を再編集・再掲載しています。

すっかり暖かくなり過ごしやすい季節になりましたが、それと同時に健康を脅かす心配の種も…そう、食中毒です。

食中毒の主な原因となる細菌は、暖かく湿気が多くなると活発に増殖していきます。つまり、ジメジメとする梅雨シーズンから注意が必要となります(ただし、冬でも暖房で部屋が温かいと細菌が増えやすく、またノロウイルスなどウイルス性の食中毒が発生しやすいので、年間を通じて油断は禁物です)。

食中毒は飲食店や学校の給食など、不特定多数の人が多く利用する外出先で発生するイメージがありますが、「家庭では起きないだろう」なんて油断してはいけません。厚生労働省の平成28年度の統計(※1)によると、食中毒の10.4%が家庭で発生していて、場所別では飲食店に次ぐワースト2。つまり、家庭のキッチンやダイニングでも、食中毒の原因となる細菌が繁殖するおそれがあるということです。

毎日の暮らしの「困った!」に役立つ技やコツをご紹介する連載「目指せ我が家のHERO!家族を助ける特技を作る」
今回は、All About「家事・掃除・子育て」ガイドの藤原千秋さんに監修いただき、知っておきたい食中毒予防の原則や、自宅の食事・生活環境で使える除菌ワザをご紹介します。家族を細菌から守るために必読ですよ!

食中毒予防の3原則「つけない」「増やさない」「やっつける」

まず最初に、食中毒の根本的な対策を押さえておきましょう。厚生労働省では、食中毒予防、つまり原因となる細菌やウイルスの感染を防ぐガイドラインとして、3つの原則を掲げています。

1. つけない

日常生活でいろいろな物に触れた手には、細菌やウイルスが付着していることがあります。その状態のまま食材や食器などに触れると、二次汚染が発生するおそれも。調理前、生の肉や魚を扱う前後、調理中に身の回りの物に触れた際など、手をこまめに洗い、清潔な布やペーパータオルなどで拭き取ることが基本中の基本です。
また、まな板や包丁から食材に菌が移らないよう、肉や魚を扱った調理器具は使用するごとに洗剤で洗い、除菌もしておきましょう

2. 増やさない

高温多湿な環境で増殖しやすい細菌は、10℃以下で増殖のペースがダウンし、マイナス15℃以下で増殖が停止します。肉や魚などスーパーで買った生鮮食品は、自宅に持ち帰ったら常温で放置せず、すぐ冷蔵庫・冷凍庫に入れてください(冷蔵庫のドアを頻繁に開けたり食品を詰め込みすぎると、庫内の温度が上がるので要注意)。また、調理後の料理も早めに食べるか冷蔵庫で保存しましょう。

3. やっつける

ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。肉・魚・野菜・卵を調理する時はしっかり加熱し、料理を温め直す時も食品全体に熱が行き渡るまで十分に加熱しましょう。また調理器具においても、洗剤でよく洗った後に熱湯をかける処理が有効です。

>次ページへ キッチンの場所や調理器具ごとに除菌のポイントを紹介!

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