使用頻度を意識して!押入れ収納のコツは空間を前後に分けて使うこと

使用頻度を意識して!押入れ収納のコツは空間を前後に分けて使うこと

収納

こんにちは! ご家庭の片づけの悩みをズバッと解決する“収納マン”こと、収納スタイルコーディネーターの芝谷浩です。


「暑さ寒さも彼岸まで」と申しますが、さて今年はどうでしょうか。いずれにしても、そろそろ冬布団を出したり、衣替えをしようかという時期です。そのときになってから慌てて押入れから布団や洋服を引っ張り出すよりも、事前に片づけておいたほうが良いに違いありません。


というわけで、今回は押入れの片づけ方のコツを紹介します。まずは押入れが片づかない原因を確認してみましょう。


目次[非表示]

  1. 1.押入れが片づかない原因
    1. 1.1.押入れじゃなくて押し込みという現状
    2. 1.2.奥行の活用が押入れ収納のカギを握る
  2. 2.押入れ収納のコツ①使用頻度を意識し、空間を前後に分けて収納
  3. 3.押入れ収納のコツ② 下段はキャスター付きの収納グッズを活用
  4. 4.押入れ収納のコツ③ 押入れ用引出式衣装ケースは中身を前後に仕切る
  5. 5.押入れ収納のコツまとめ

押入れが片づかない原因


まずは、片づかない原因の3大要素「人、モノ、場所」の観点から、押入れが片づかない原因を改めて分析します。


▼押入れが片づかない原因

一部分を除いて使わないところが多く、不要品を押し込みがち
モノ
押入れに収納するのに適さない小物が多い
場所
奥行が深くて使いこなせない


日本では造り付けの収納スペースと言えばイコール押入れのことであることが多く、たいていのお宅でほとんど毎日のように使われています。


押入れじゃなくて押し込みという現状

しかし、普段そこから出し入れするモノが占めるスペースは一部にすぎず、それ以外の部分は意外と放置されがち。そのため、「ウチのは押入れじゃなくて押し込み」などというあまり笑えない冗談もよく聞きます。


ではなぜそうなってしまうかというと、押入れの中の空間が広いのに対して、そこに収めているモノは布団など一部を除いては小物が多い。そのため、うまく収納グッズを活用しない限りは無理矢理に積み重ねがちだからです。


積み重ねると下の方のモノは出し入れがしにくくなる上に、雪崩も起きやすくなります。その悪循環で余計にアンタッチャブルなゾーンとなっているケースも少なくありません。


奥行の活用が押入れ収納のカギを握る

この高さ方向よりも厄介なのが「奥行」です。


押入れはそもそも布団を収納するのに適した収納スペースなので、それ以外のモノを収納するのには基本的に向いていません。家の中にあるモノのほとんどは押入れの奥行の半分もあれば収まるものばかりですから、この奥行をどう活かすかが押入れ攻略のカギとなります。


▼あわせて読みたい






 


キッチンで快適に料理するためには5つのモノをチェックして収納方法を改善しよう
毎日キッチンを使っていると、多少の不便や散らかり具合につい慣れてしまいがち。そこで今回は、ちょっと離れた視点から行う「5つのチェック」を通じて、キッチンを快適に改造するコツを収納マンが解説します。
家men





押入れ収納のコツ①使用頻度を意識し、空間を前後に分けて収納

家men,収納マン,収納,押し入れ


押入れの奥行は一般的に80cm以上あります。布団や雛人形の大きなダンボール箱などを収納するにはちょうど良いですが、ほとんどのモノは持て余してしまう奥行です。そのため、押入れ収納カートなどを使って奥まで一気に使うという方法も考えられます。しかし、押入れ収納カートにモノを収めると重くて引き出すのが大変で、結局、手前のほうしか使わないということが多くなります。


ですから、押入れは手前と奥に空間を分けて使うというのが基本です。すべてのモノにワンアクションで手が届くようにするのではなく、手前によく使うモノを、奥にあまり使わないモノを配置するようにします。


一般的に家の中にあるモノのうちよく使うモノはごく一部で、大半は時々使うか、年に1~2回出番があるかどうかという程度です。こういったモノはツーアクションで取り出せれば十分ですので、使用頻度が低いモノは割り切って奥に収納するようにしましょう。


▼あわせて読みたい






 


寝室の収納のコツ!ベッド下の引出しには何を入れれば良い?収納は適材適所が決め手
寝室の収納スペースで意外と見落としがちなのがベッド下。備え付けの引出しなどをどのように有効活用すればいいか? 家庭の片づけの悩みをズバッと解決する“収納マン”がアドバイスします。キーワードは「適材適所」です。
家men





押入れ収納のコツ② 下段はキャスター付きの収納グッズを活用

家men,収納マン,収納,押し入れ


押入れ下段にはキャスター付きの収納グッズを使うのがオススメです。奥のモノが取り出しやすくなるだけでなく、スノコを使わなくても通気を確保することができるからです。


上の写真のように前後でキャスター付きのチェストを並べ、手前にオンシーズンの洋服、奥にオフシーズンの洋服を収めれば、衣替えはチェストを前後で入れ替えるだけで完了します。


なお、手前にキャスター付きの収納グッズを使えば、奥はダンボール箱を積み重ねたりカラーボックスを置く形でも構いません。手前をキャスター付きにして、少しでも楽に奥のモノに手が届けば十分です。


▼あわせて読みたい






 


玄関の収納は3つの壁面の活用がポイント!原因と対策をわかりやすく解説!
毎日通っている場所なのに、来客が真っ先に入る場所なのに、散らかっても気づかないまま過ごしてしまいがち。そんな玄関の収納のコツを、家庭の片づけの悩みをズバッと解決する“収納マン”がアドバイスします。
家men





押入れ収納のコツ③ 押入れ用引出式衣装ケースは中身を前後に仕切る

家men,収納マン,収納,押し入れ


一方、押入れ上段の場合はキャスター付きの収納グッズを使うことができません。仮に使ったとしても左右方向への移動ができるだけだし、落下の危険もあります。


押入れ上段には、奥行が70cm以上の押入れ用引出式衣装ケースを使いましょう。上写真のように引出しの手前に普段着を入れ、奥にはオフシーズンの洋服を入れると良いでしょう。引出しの中の前後を入れ替えるだけで衣替えが終わりますし、急に暑くなったり寒くなったりしたときも、オフシーズンの洋服にすぐに手が届きます。


ただし、この方法は洋服や軽い雑貨にしか使えません。本などの重いモノを収めると引出し式衣装ケースが変形してしまいます。

本は押入れ用収納カートに収めても重くて動かしづらいですから、基本的には読まない本だけを押入れの奥に収めるか、別の場所に収納することを検討したほうが良いでしょう。


押入れ収納のコツまとめ

・空間を前後に分けて考え、あまり使わないモノは奥に、よく使うモノは手前に収める

・下段にはキャスター付きの収納グッズを活用

・上段には押入れ用引出式衣装ケースを活用


押入れは貴重な収納スペースですが、不要品が多かったり、普段あまり手を付けていなかったりして、片づけ甲斐があります。


そのため、押入れを片づけてスペースに余裕が生まれると、他の場所に置いてあったモノを収めることができ、部屋がスッキリすることが多いです。劇的に収納が改善される可能性がありますから、気合いを入れて片づけてみてください。


>その他「収納マンが教える!快適な暮らしをつくる片づけ・収納術」の記事はこちら






 


【連載】「収納マンが教える!快適な暮らしをつくる片づけ・収納術(芝谷浩)」記事一覧
収納マンこと芝谷浩さんによる連載「収納マンが教える!快適な暮らしをつくる片づけ・収納術」記事一覧ページです。リビングから寝室、クローゼットや引き出しなど、今日から使える収納術が満載です。
家men