【第4回】企業の課題をパパ視点でディスカッション!家族も社会もハッピーに変える「家men向上委員会」共創イベントレポート

【第4回】企業の課題をパパ視点でディスカッション!家族も社会もハッピーに変える「家men向上委員会」共創イベントレポート

ライフスタイル

目次[非表示]

  1. 家men向上委員会とは?
  2. 企業とパパが共通の課題をディスカッション
  3. 回を重ねるごとに増していく共創イベントの熱気と密度
日常生活でさまざまな製品やサービスを利用したり、それらの存在を見聞きする中で、家事育児に励むパパたちは「こんな商品があれば便利なのに」「こんなサービスだったら利用したいのに」と感じることはないでしょうか。

そんなパパ視点のアイデアや意見を、生活に役立つ商品やサービスへの改善につなげ、やがて多くの家庭に笑顔が生まれてほしい──。そこで、家menで立ち上がった「家men向上委員会」とパパ友、そして企業が連携する“共創”イベントをオンラインで開催しています! 今回はその第4回となるイベントの模様をレポートします。

▼第1回~第3回共創イベントレポートはこちら

家men向上委員会とは?

家men向上委員会とは、「パパの人生をより楽しく、ハッピーに!」をモットーに、みんなで“パパのカタチ”を考えながら家族や社会に貢献することを目的に設立されたグループ。

家menの読者コミュニティ「パパ友」から、家menの記事やイベントの企画、体験・レビュー記事の執筆、パパ友コミュニティの活性化、企業様への企画提案や社会課題に取り組むことに関心のあるパパを運営メンバーとして募集し、企業との連携を通じて家族や社会を豊かにしていけるよう目指しています。

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企業とパパが共通の課題をディスカッション

共創イベントのコンセプトと全体的な流れは前3回と同じ。まずは各ルームに分かれて企業が抱えている自社サービス・製品の課題をそれぞれ共有し、パパたちと企業を交えて自由にディスカッション。そこで挙がった意見やアイデアを元に、家族や社会を豊かにできる商品・サービスの創出を一緒に目指していきます。

第4回のイベントに参加した企業は、お客様の健康を応援する保険商品(インシュアヘルス)を多数取り揃えている「SOMPOひまわり生命保険」、日本のベビーテックシーンの先端を行く「ファーストアセント」、男性向けビール腹専門パーソナルトレーニングを提供する「sunlight」、空間シェアリング事業と場作りの企画運営を行っている「ベースポイント」の4社。今回は、各社がテーマとして提示した自社サービスや課題に対して、パパたちがそれぞれ興味を抱き自分ごととして考えられるものをセレクトし、企業とパパが一緒に深掘りしていく濃密なディスカッションが展開されました。

■「SOMPOひまわり生命保険」ルーム

<参加パパ>
井上さん:5歳と2歳の女の子を育てるパパ。保育士の経験があり、今は金融業界に勤めている。
井澤さん:11歳と7歳の男の子のパパ。イベント関連の企業に勤めている。

「SOMPOひまわり生命保険」のルームでは、同社のワーク&ライフを応援するコミュニティ(Suketto)から新たに生まれようとしているサービスを紹介。サービスのブラッシュアップや認知拡大を模索している企業から第一印象を尋ねられたパパたちは、「プロが第三者として関わってくれると、思っていることを言葉にしやすいし、家族を交えた将来設計も冷静に考えやすい」「自分の過去を深掘りすることが未来のビジョン形成へとつながるので、新規事業を考えている人には魅力的だと思う」などポジティブな感想を告白。サービスに興味を示したパパから企業に対して、家men向上委員会でのモニター企画を提案する一幕も。

さらに、「事前にサービスのイメージを持ちにくい人向けに、内容を理解してもらうために映像や利用者インタビュー記事で紹介できると興味を持つ人が増えそう」といったユーザー向けアイデアも提言。他にも、「妻が夫の将来設計を知ることができたり、家庭内の課題の可視化もできるニーズの大きいサービスなので、今のコンセプトよりもターゲットを拡げた方が良いのでは」など女性編集部スタッフによるママ目線の意見も参考に、サービスのポテンシャルや潜在的なターゲットの可能性も探っていきました。

■「ファーストアセント」ルーム

<参加パパ>
安平さん:公務員パパ。5歳・3歳・0歳の子を育てている。
真鍋さん:4歳の女の子を育てるパパ。子育てをサポートするベビーテックに関心あり。
木下さん:4歳の女の子のパパ。育児系のアプリやサービス開発を扱う企業に転職したばかり。

「ファーストアセント」のルームでは、フィールドであるベビーテックのターゲットとなる赤ちゃんの生活リズムにまつわる苦労や心配ごとについてヒアリング。赤ちゃんの寝かしつけをサポートするスマートベッドライト「ainenne(あいねんね)」を3/29から先行予約販売を開始しており、子どもの睡眠リズムや寝かしつけに関しても話が盛り上がりました。特に大変な夜泣きに話題が及ぶと、過去および現在進行形で赤ちゃんを育てるパパたちから「真夜中に夜泣きで起こされても、なぜ泣いているか分からないため要望に応えられず、大人も赤ちゃんもストレスがたまった」「夜泣きで夫婦の睡眠リズムも乱れ、早く泣き止ませる方法があればいいのにと思った」と終わりの見えない辛さへの本音がポロリ。

そうした生活リズムにまつわるお悩み解決につながるベビーテック製品が企業から紹介されると、パパたちは「こういう製品がもっと早くあるとよかった」「対象年齢は何歳までですか?」「大人の生活リズム改善にも使えそう」と興味津々。その上で製品の改善ポイントやプロモーションのアイデアをファミリー目線で提案していました。さらに「ベビーテックでこんな悩みを解決できたらいいのに」という率直な要望も次々と挙がり、製品開発を通じて子育ての知識を蓄積してきた企業担当者とのトークが大いに盛り上がりました。

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■「sunlight」ルーム

<参加パパ>
橘さん:9歳と6歳の男の子のパパ。テレワーク生活による運動不足が悩みのタネ。
鴨川さん:2歳の女の子を育てるパパ。最近は仕事帰りの徒歩距離を延ばして運動不足解消を図っている。

「sunlight」のルームでは、オンライントレーニングサービスのターゲットとなるパパたちが、ワークアウトを継続していける方法について議論。まず企業担当者が運動にまつわるパパたちの課題を整理すると、テレワークやステイホームの影響で運動不足を痛感している参加者から「まさに自分に当てはまる!」という共感の声が。そうした課題を踏まえた上でオンライントレーニングのポイントやメリットを提案されると、「ガチ勢が多いジムにいきなり行くのはハードルが高いし、オンラインだとコロナ禍でも安心して参加できる」「正しいトレーニング指導を手軽に受けられるのは魅力的」と好反応が続々。

その一方、「家で誰にも邪魔されずワークアウトできる時間と場所を確保できるか不安」「モデルケースがないとサービス利用を躊躇してしまう」といった懸念の声も。その解決策として、家族の時間を優先したいパパからの「妻や子どもと一緒に受けられるプログラムがあると参加しやすい」という要望や「痩せた分だけポイントや賞品として還元されたら、家族が応援してくれるかも」といった具体的なアイデアが次々と挙がりました。

■「ベースポイント」ルーム

<参加パパ>
竹村さん:小4と小1の男の子を育てるパパ。自分を高めるための学習意欲を常に絶やさない。
高橋さん:福岡にUターンした一児のパパ。地域のシェアハウス事業に精力的に携わっている。

「ベースポイント」のルームでは、新規の事業として取り組もうとしている学習サービス事業がテーマに。会員の利用継続サポートにつながる支援サービスなど、さまざまなアイデアが募られました。企業担当者が分析する“学習を習慣化づける際のハードル”に対して、習慣の継続が得意というパパが「仲間がいた方が続けられる」「週1回より毎日する方が無意識に継続しやすい」などの持論を展開。また「学習をフェーズごとに分け、継続の挫折が生まれやすいポイントごとにチューターがサポートできると効果的だと思う」という意見も挙がりました。

さらに話題は学習のモチベーションへと展開。「オン・ボーディング(組織に参加した人への定着支援)も大事だけど、その人が本当に勉強したいテーマへのターゲティング支援やコンテンツ提案も必要」という指摘や、「“頭がいい”ってカッコイイから、モテたいという男性の根源的な欲望に訴求するのも面白いかも」というユニークな観点の提案も寄せられました。

回を重ねるごとに増していく共創イベントの熱気と密度

第4回共創イベント参加者の集合写真

約1時間設けられたディスカッション・タイムはあっという間に終了。パパも企業担当者もまだまだ議論し足りない様子で、全グループが集合してからのレポートでもさらなる意見交換や共創の場を求める声が挙がっていました。

もちろん今回の共創イベント自体も、企業側から「具体的に進めようと思うアイデアがもらえた」「社内だけでは挙がってこなかった意見を聞けて良かった」、パパからも「自分自身にも周りの人にも共通する悩みで、真剣にディスカッションできた」「ルーム内の人数は限られていて緊張はする一方で、話をさせていただける時間が多いのが良かった」などのアンケート回答が寄せられ、濃密かつ有意義な体験だったようです。

イベントへの参加回数を重ねるごとに家men向上委員会メンバーとパパ友たちの意見出しがますます積極的かつ熱を帯び、その効果で企業側の満足度も高くなった「家men向上委員会」第4回共創イベントでした。今後も、企業の課題をパパが一緒に話し合い、解決する共創イベントを開催していく予定です。お楽しみに!