赤ちゃんの睡眠に悩むパパママをテクノロジーでお助け!起床就寝のリズム形成をサポートする新開発デバイス「ainenne(あいねんね)」とは?

赤ちゃんの睡眠に悩むパパママをテクノロジーでお助け!起床就寝のリズム形成をサポートする新開発デバイス「ainenne(あいねんね)」とは?

育児

目次[非表示]

  1. 子育ての最初の難関「寝かしつけ」に困ってませんか?今注目のベビーテックで悩みを軽減!
  2. 子育ての課題を科学で解決できる?IT系ベンチャー企業の挑戦
  3. 数々のテクノロジーで赤ちゃんの睡眠リズム形成をサポートする「ainenne」開発秘話&パパママに嬉しい機能とは?
※この記事は2021年4月に公開された記事を再編集・再公開しています

子育ての最初の難関「寝かしつけ」に困ってませんか?今注目のベビーテックで悩みを軽減!

生まれて間もない赤ちゃんのお世話で大きな悩みとなるのが「寝かしつけ」。特に新生児期は大人のように規則正しく寝たり起きたりすることが難しく、昼夜問わず対応に追われるうちに疲労がたまるばかり…。そんな大変なパパママのために、ベビーテック企業のファーストアセントが赤ちゃんの入眠・起床をサポートするベッドライト型スリープトレーナー「ainenne」を開発。2021年3月29日からクラウドファンディングサイトMakuakeにて予約販売を開始しています。

ベビーテック/ベビテック(BabyTech)とは、出産前後のママやパパを中心に、新生児から6歳までの未就学児の育児と保育に関わるすべての人をターゲットにしたテクノロジーのこと。子どもの授乳・食事の記録や安全・健康管理、さらに学びや遊びなどの幅広い領域を、ICTやIoTを活用したサービス/製品でサポートするものです。この概念が誕生した欧米ではすでにベビーテックが広く普及しており市場が確立され、日本でも数々の創意工夫あふれるベビーテック製品が次々と開発されています。なかでも、ファーストアセントは「パパっと育児@赤ちゃん手帳」など子育てアプリの開発を手がけ、「ainenne」で世界最大級のコンシューマエレクトロニクスショー・CES2021のInnovation Awardsを受賞した注目のベビーテック企業です。

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「ainenne」は太陽光を模したLED光による目覚まし時計機能、AI解析で赤ちゃんの起床時間を推奨表示する機能などを備え、さらに同社が独自開発した赤ちゃんの泣き声解析機能も搭載(赤ちゃんが泣いている時にボタンを押すと泣き声を解析)。Makuakeではクラウドファンディング開始わずか30分で目標金額を達成したそうで、パパママたちの期待のほどが伺えます。

そんな話題の「ainenne」は、どんなテクノロジーで赤ちゃんの入眠・起床をサポートしてくれるのか? また、子育てにまつわるどんな悩みを解決してくれるのか?ファーストアセント代表取締役の服部伴之氏にインタビューし、ベビーテックに掛ける思いや「ainenne」の開発秘話・特長について語っていただきました。

子育ての課題を科学で解決できる?IT系ベンチャー企業の挑戦

インタビューに応じる服部伴之氏(株式会社ファーストアセント代表取締役)

──ファーストアセントはこれまで「パパっと育児@赤ちゃん手帳」「CryAnalyzer」など数々の子育てアプリを開発してきましたが、そこにはどのような思いがあったのですか?

「自分が本当にやりたいと思うことを事業として行えるようファーストアセントを起業した2012年当時、ちょうど私自身が子育ての課題に直面したことがきっかけです。妻に勧められる育児記録アプリを探したところ、当時はまだ市場が小さくユーザーにとって使い勝手のいいアプリがなかったため、『だったら自分で作ってみよう』と思い立ちました」

──服部さんご自身が直面した課題を解決できるアプリを、ユーザー目線で開発したということですか。

「はい。そうしてアプリ開発を進める中で、アプリから収集した育児記録を活かしたデータドリブン(データの分析結果を元にしたビジネスの意識決定や課題解決)がまだ行われておらず、赤ちゃん関連の産業はまだまだ変えていく余地があることに気づきました。そうした産業構造を変えると共に、自分の子どもが大きくなった時に『お父さんはこういう研究をしたんだよ』と胸を張って言えるよう、サービス開発を通じて子育てをサポートし世のため人のためになりたいという思いがファーストアセントの原点となっています」

──ご自身の目線からこだわったアプリ開発のポイントはありましたか?

「当時のアプリになくて、私が欲しいと思っていたのが、育児記録をグラフや表で“見える化”する機能です。ところが、“見える化”が可能な育児記録アプリを開発するためママたちにヒアリングしたところ『見える化は男性目線の発想で、データを見て育児するというのはイメージが湧かない』『アプリが可愛ければいい』といった、必要性を感じない方の意見が多く聞かれました」

──当時はそういう“見える化”するアプリがなくて、ピンと来なかったのかもしれませんね。

「それでもママたちの一人に『私にはわからないけど、確かにグラフで育児記録を見れたら便利かも』と言われて意を決し、『パパっと育児@赤ちゃん手帳』を作ったところ、公開後はグラフ画面が多く見られたのです。ユーザーの生の声に耳を傾けることも大事ですが、ユーザーのインサイト(潜在的なニーズ)は表面的な声からだけでは判断できないなと改めて実感しました。そうしてアプリを通じて60万人分ものビッグデータを収集し、さまざまなサービス開発に活用してきました」
──『パパっと育児@赤ちゃん手帳』をはじめとする製品開発にあたって、パパの目線やニーズをどのように意識してきましたか?

「9年前にアプリを開発した頃と比べて、今は男性も女性も育児に対する意識が大きく変わっています。私がこのアプリで実現したかったのは“夫婦間での育児情報の共有”でしたが、当時はまだ男性の育児参加が進んでおらず、『大して育児をしないのに、育児記録を見てとやかく言われたくない』という女性の意見を多く頂いておりました。

なので当初は必要なときだけ1週間分の育児記録のレポートをWEBデータとして共有して、まとめて見れる仕様にしていましたが、昨今は育児参加に熱心な男性が増えて『リアルタイムで育児記録を共有したい』といニーズが強くなり、アプリ間で連携可能な仕様に変更しました。そうした意識の変化を背景に、『夫婦がシームレスに子育てできるような環境を作りたい』という思いを込めています」
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