
これが基本中の基本!牛革の靴を長持ちさせるお手入れ術
趣味・遊び
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日々の生活用品や趣味のこだわりアイテムなど、大切なモノを長く愛用し続けるために必要な“お手入れ”術を、各アイテムの取り扱いを熟知した専門家たちに解説していただく「こだわり品のお手入れ術」。
第2回のテーマは「革靴」。All About「靴」ガイドの飯野高広さんに、革靴のお手入れの基本や、身近な道具で実践できる裏技を解説いただきます。
第2回のテーマは「革靴」。All About「靴」ガイドの飯野高広さんに、革靴のお手入れの基本や、身近な道具で実践できる裏技を解説いただきます。
最近は仕事着のカジュアル化に合わせて、スニーカーを履いているビジネスマンを結構目にします。
ただしいくら軽装化が進んでも、足下が汚れっぱなしだとそれは「カジュアル」ではなく、単に怠惰なだけ。ビジネスや冠婚葬祭の場で恥をかかないためにも、靴のお手入れ方法はぜひとも覚えておきたいもの。
一般的な革靴に用いられる牛の表革(毛羽立たせていない革)のものであれば、決して難しくありません。今日非常に多くなっているレザースニーカーも、実はやり方は同じ。道具も大して高額ではありませんから、どうか気軽に始めてみて下さい。
ただしいくら軽装化が進んでも、足下が汚れっぱなしだとそれは「カジュアル」ではなく、単に怠惰なだけ。ビジネスや冠婚葬祭の場で恥をかかないためにも、靴のお手入れ方法はぜひとも覚えておきたいもの。
一般的な革靴に用いられる牛の表革(毛羽立たせていない革)のものであれば、決して難しくありません。今日非常に多くなっているレザースニーカーも、実はやり方は同じ。道具も大して高額ではありませんから、どうか気軽に始めてみて下さい。
革靴のお手入れに必要な道具
今回のお手入れに必要な道具は下記です。無いものは身近なもので代用できるものもあるので、ぜひご参考ください。
・先のソフトな馬毛製のブラシ
・シューツリー
・布やコットンパフ
・クリーナー
・ブラシ
・乳化性の靴クリーム
・油性ワックス
・先のソフトな馬毛製のブラシ
・シューツリー
・布やコットンパフ
・クリーナー
・ブラシ
・乳化性の靴クリーム
・油性ワックス
3ステップで覚える、革靴手入れの基本
「お手入れ」の本来の目的は、革から汚れを取り除き、その内部に水分や油分、時には色も補給するのを通じ、通気性を保ちつつ革の柔らかさ・しなやかさを維持すること。つまり靴を長持ちさせることであって、靴の表面に光沢が出るのは、あくまで結果にすぎません。
Step1:最初に汚れ落とし
まずは毛先のソフトな馬毛製のブラシでほこり落とし。泥汚れがひどい時などは、おしぼりより気持ち湿った程度の雑巾で、靴全体を軽くまんべんなく拭いても構いません。なお、お手入れの際はシューツリーを入れて行うと、履きジワも伸びて作業がはかどります。
布やコットンパフなどにクリーナーを取り、靴全体を拭きます。油性の汚れや以前入れた古い靴クリームの類を落とすのが目的です。布の面を都度入れ替え、常にきれいな面で拭き取るのがポイント。ゴシゴシ力を入れすぎて拭くと、革にダメージを与え逆効果なので、気持ち多めのクリーナーを革にくぐらせて軽―く拭くイメージで。
Step2:次に栄養補給
歯ブラシのような小ブラシで乳化性の靴クリームを塗り、靴に水分と油分を補給します。分量は片足で米粒2~3粒程度と少なくて大丈夫です。まず靴の数カ所に均等に点付けし、それをサッと素早く全体に広げるのがコツで、最近は専用のブラシも売られています。
乳化性の靴クリームは瓶やチューブに入ったもので、「無色(ニュートラル)」のものと「色付き」のものがあります。「靴が新しいうちは無色。履き込んで色褪せが目立ち始めたら色付き」と考えれば良いでしょう。特にブラウン系の靴の場合はそれより少し薄い色目のクリームを選ぶと、色ムラを最小限に防げます
手のひら程度の大きさの毛先の硬い豚毛ブラシでブラッシングします。乳化性の靴クリームをさらに均等に靴に広げ、同時に余分なそれを「掃い落とす」のが目的です。よほどソフトな革や色の薄い革でない限り、力を入れてブラッシングしてOK。
つい忘れがちですが、縫い目や履きジワなども丁寧にブラッシングしましょう。面倒に思うかもですが、ブラシを使うと乳化性の靴クリームがダマにならず、乾拭きする布の繊維も靴にこびり付き難くなるので、圧倒的に早く仕上げられます。
続いて着古したTシャツのような布で乾拭き。余分な乳化性の靴クリームをさらに「取る」「落とす」感覚で行いましょう。布も磨く場所を都度変え、靴クリームがそれに付かなくなる程度まで拭き込めば、革が潤い表面が一気に光ってきます。ここでお手入れを終えても構いません。