『インクレディブル・ファミリー』 | 家事育児はヒーロー活動よりもハード

『インクレディブル・ファミリー』 | 家事育児はヒーロー活動よりもハード

教育

等身大のヒーローが“すべての頑張るパパ”に捧げる大ヒット・アニメーション最新作


スーパーパワーを持つ超人ファミリーを“どこにでもいる人間一家”のように描いた、2004年の大ヒット・アニメーション映画『Mr.インクレディブル』。家族みんなで力を合わせて戦う一家の大活躍はもちろん、引退して力を持て余すパパをはじめ“人間と同じように悩む等身大ヒーロー”に共感した方も多いはず。


あれから14年、前作以上に共感必至の家族像を描いた、待望の最新作『インクレディブル・ファミリー』が誕生しました。

今回のテーマは“男の家事と子育て”です。


超人ヒーローの新たなミッションは、家事と育児


悪との戦いで発揮する強大なパワーが一般市民の生活に与えるダメージを考慮し、ヒーロー活動を禁じられてしまったインクレディブル一家。

ある日、ヒーロー復活を懸けたミッションが舞い込みますが、任されたのは“怪力男”の夫ボブではなく、建物を破壊する恐れのない“ゴム人間”の妻ヘレンでした。ボブはやせ我慢してショックを隠し、ヘレンの留守中の家庭を守ることを約束します。


とはいえ、今まで家のことは妻に任せっきりだったボブにとって、家事や育児はヒーロー活動よりはるかにハード!

長男ダッシュの宿題を見てあげようとしても、解き方が難しすぎてお手上げ。長女ヴァイオレットは思春期を迎え、複雑な乙女心の対応に四苦八苦。末っ子ジャック・ジャックは赤ん坊ゆえパワーを制御できず、子守りの間に息をつく暇なしでヘトヘト。なんだか、世のパパたちにとって思い当たる悩みばかりですね。


自慢の腕力では解決できない家庭の問題にアタフタしながら挑むボブの姿は、共働き世帯が増え、男性だって家事や育児に無関心ではいられない現代社会の写し鏡。だからこそ、やることなすこと空回りの悪戦苦闘に爆笑しつつ、パパたちにとってはボブの苦労が他人事と思えずストーリーに没頭してしまうはず。


今どきの悩みを抱えるヒーロー・ファミリーに家族みんなが共感


本作の共感ポイントはパパ向けだけではありません。


夫が家事と育児に苦戦する一方、妻ヘレンは外で戦う=“社会進出”を果たすことでイキイキと輝くのですが、子どもと過ごす時間が減ってしまい不満を募らせます。当然、その寂しい気持ちは子どもたちだって同じことでしょう。

このように、現代の家庭生活で生じうる問題や悩みがあらゆる角度から投影され、家族みんなが見ていて感情移入できる物語に仕上がっています。


もちろんスーパーパワーを持つヒーローとしての楽しい見せ場も満載! 新たな敵を前にピンチに陥ったママを救うため、家族全員で一致団結するスーパーバトルは、一家の絆の行方と相まって手に汗握ること間違いなしです。


ハラハラドキドキできる痛快ヒーロー映画としても、感情移入して自分を振り返ることもできる人間ドラマとしても、圧倒的な満足感を与えてくれる最強のエンターテインメント・アニメーション。その興奮と感動をぜひ家族みんなで分け合ってみてください。


『インクレディブル・ファミリー』(2018年) /アメリカ / 上映時間:126分(短編含む)

8月1日(水)全国公開

©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

http://www.disney.co.jp/


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