
保育園でお昼寝してきた子が家で寝てくれない!子どもを寝かせるための対処法
育児
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※2020年7月公開の記事を再編集・再掲載しています。
多くの保育園では上の学年になってきてもお昼寝をしています。一方で同じ年齢でも幼稚園に通っている子はお昼寝をしていなかったりもしますし、保育園の子たちも休日はお昼寝をしない…ということもあると思います。
そうなってくると悩みのタネになるのが、保育園でお昼寝をしすぎて家で夜寝てくれないこと。子どもにできるだけ早く寝てもらうために習慣づけたいことや対策をご紹介していきます。
多くの保育園では上の学年になってきてもお昼寝をしています。一方で同じ年齢でも幼稚園に通っている子はお昼寝をしていなかったりもしますし、保育園の子たちも休日はお昼寝をしない…ということもあると思います。
そうなってくると悩みのタネになるのが、保育園でお昼寝をしすぎて家で夜寝てくれないこと。子どもにできるだけ早く寝てもらうために習慣づけたいことや対策をご紹介していきます。
お昼寝はいつから必要なくなる?
お昼寝が必要なくなるタイミングには個人差がありますが、おおよそ3歳から4歳の間になくなっていきます。アメリカ国立睡眠財団の発表(※)によると、3〜5歳の1日のトータルの睡眠時間の目安は10〜13時間です。
※出典:National Sleep Foundation
https://www.sleepfoundation.org/press-release/national-sleep-foundation-recommends-new-sleep-times
もし、お子さんが保育園で毎日2時間の昼寝をしてきている場合、夜の睡眠時間は8〜11時間ということになります。仮に9時間と考えると、朝7時に起きる子の逆算した就寝時刻は22時ということになります。
早寝早起きの習慣が大切なのは皆さんご存知の通り。できればもう少し早く寝かせたいというのがパパやママの願いだと思います。保育園の昼寝の長さがコントロールできない以上、ある程度仕方ないところもありますが、ご家庭で生活リズムを改善することによって十分カバーできます。
※出典:National Sleep Foundation
https://www.sleepfoundation.org/press-release/national-sleep-foundation-recommends-new-sleep-times
もし、お子さんが保育園で毎日2時間の昼寝をしてきている場合、夜の睡眠時間は8〜11時間ということになります。仮に9時間と考えると、朝7時に起きる子の逆算した就寝時刻は22時ということになります。
早寝早起きの習慣が大切なのは皆さんご存知の通り。できればもう少し早く寝かせたいというのがパパやママの願いだと思います。保育園の昼寝の長さがコントロールできない以上、ある程度仕方ないところもありますが、ご家庭で生活リズムを改善することによって十分カバーできます。
眠くさせるためのコツ
朝起きる時間を早める
朝起きるのが遅ければ、当然ながら夜眠くなる時間も遅くなります。
先ほどの例のように7時起床で就寝が22時になってしまうなら、6時起床であれば21時が就寝時刻となって1時間前倒すことができます。
パパやママ自身が眠くてなかなか難しいこともあるかもしれませんが、もしパパが夜に遊んであげる時間をもてないのであれば、この朝時間を活用して子どもと過ごす時間を設けるのもおすすめです。
先ほどの例のように7時起床で就寝が22時になってしまうなら、6時起床であれば21時が就寝時刻となって1時間前倒すことができます。
パパやママ自身が眠くてなかなか難しいこともあるかもしれませんが、もしパパが夜に遊んであげる時間をもてないのであれば、この朝時間を活用して子どもと過ごす時間を設けるのもおすすめです。
光をコントロール
光と睡眠には深い関係があります。
人が夜になると眠くなるのにはメラトニンというホルモンが影響しています。このメラトニンは暗くなることによって分泌が増えてくるので、寝かせたい時間になっても明るい電気のついたリビングなどで過ごしていると分泌されず、眠気が起きづらくなってしまいます。寝かせたい時間の1時間前には部屋の明かりを少し落とし、薄暗い中でゆったりとした遊び(就寝ルーティーン)を行うようにしましょう。
例えば我が家の場合、お風呂に行く時にテレビを消し、お風呂からあがったあとはリビングを消灯してキッチンのダウンライトの明かりのみで過ごしています。
明かりの色は覚醒効果の少ない暖色系がおすすめ。少し薄暗くして過ごすことによって自然と眠りに入りやすくしてくれる効果があります。
人が夜になると眠くなるのにはメラトニンというホルモンが影響しています。このメラトニンは暗くなることによって分泌が増えてくるので、寝かせたい時間になっても明るい電気のついたリビングなどで過ごしていると分泌されず、眠気が起きづらくなってしまいます。寝かせたい時間の1時間前には部屋の明かりを少し落とし、薄暗い中でゆったりとした遊び(就寝ルーティーン)を行うようにしましょう。
例えば我が家の場合、お風呂に行く時にテレビを消し、お風呂からあがったあとはリビングを消灯してキッチンのダウンライトの明かりのみで過ごしています。
明かりの色は覚醒効果の少ない暖色系がおすすめ。少し薄暗くして過ごすことによって自然と眠りに入りやすくしてくれる効果があります。
体温の力を利用する
以前の記事でもご紹介していますが、体温と睡眠にも非常に深い関係があります。
ヒトは日中は体温を高くしてアクティブに、夜寝るときには体温を低くして眠りに向かって落ち着いていくようにできています。その体温が下がっていく過程で眠気が誘発されます。
お風呂で温まると体温が上がります。それが入浴後にだんだんと下がっていくのですが、ちょうど元の体温くらいまで下がってきたタイミングでお布団やベッドに入ることができると最も眠りにつきやすくなります。研究の結果から分かっているのは、40℃のお湯に15分間入浴した場合に元の体温に戻るまでの時間は90分であるということです。
(出典:西野精治(2017)『スタンフォード式最高の睡眠』サンマーク出版)
子どもの場合はもう少し入浴時間が短いことを考えると、入浴後1時間程度を寝室に向かう目安にすると良いでしょう。お湯の温度も熱すぎは避け、38~40度のぬるめにしておくことがおすすめです。
ヒトは日中は体温を高くしてアクティブに、夜寝るときには体温を低くして眠りに向かって落ち着いていくようにできています。その体温が下がっていく過程で眠気が誘発されます。
お風呂で温まると体温が上がります。それが入浴後にだんだんと下がっていくのですが、ちょうど元の体温くらいまで下がってきたタイミングでお布団やベッドに入ることができると最も眠りにつきやすくなります。研究の結果から分かっているのは、40℃のお湯に15分間入浴した場合に元の体温に戻るまでの時間は90分であるということです。
(出典:西野精治(2017)『スタンフォード式最高の睡眠』サンマーク出版)
子どもの場合はもう少し入浴時間が短いことを考えると、入浴後1時間程度を寝室に向かう目安にすると良いでしょう。お湯の温度も熱すぎは避け、38~40度のぬるめにしておくことがおすすめです。
就寝ルーティーン
素直に寝つかせるためには本人が寝ることに納得していることがとても大切です。そのために有効なのが毎日同じことを繰り返すことで、これを就寝ルーティーンと呼びます。
例えば我が家(娘3歳)のルーティーンは「お風呂→パジャマを着る→薄暗いリビングで1つ遊ぶ(絵本やお絵かきなど)→歯磨き→洗面所でうがい→薄暗い寝室でお話し→電気を消す」という流れです。
こういった毎日繰り返す流れができていると、自然と寝室に足を向かせることができますし、本人も「ここまできたら寝る時間だ」と納得して寝ることができます。
例えば我が家(娘3歳)のルーティーンは「お風呂→パジャマを着る→薄暗いリビングで1つ遊ぶ(絵本やお絵かきなど)→歯磨き→洗面所でうがい→薄暗い寝室でお話し→電気を消す」という流れです。
こういった毎日繰り返す流れができていると、自然と寝室に足を向かせることができますし、本人も「ここまできたら寝る時間だ」と納得して寝ることができます。
寝る時間との境界線
おしゃべりが達者な子どもたちは、寝室に入って電気を消してもおしゃべりが止まらないことも多々あります。寝る時間になってもお話ししたり遊んだりしても良いと認識してしまうと、せっかく寝室に誘導してもそこからさらに寝かしつけに時間がかかることになってしまいます。
これを防ぐために徹底したいのが寝る時間との境界線です。物理的な境界線ではなく、時間の中で見えない境界線を引いていきます。
具体的には、電気を消したら寝る時間!ということです。電気を消した後は話しかけられても「もう寝る時間だからね、また明日ね」などと遊びやお話しの時間ではないことをルール化していきましょう。楽しくない空間をつくることで、寝るしかない…というように誘導をしていきます。
もちろん、消灯前に薄暗い電気の中で今日あった出来事などを振り返ってお話ししていただくのはOK! 気持ちを満たし、落ち着かせるルーティーンの1つですので、積極的に取り入れてください。その代わり、“電気を消したらもうおしまい”を徹底しましょう。
これを防ぐために徹底したいのが寝る時間との境界線です。物理的な境界線ではなく、時間の中で見えない境界線を引いていきます。
具体的には、電気を消したら寝る時間!ということです。電気を消した後は話しかけられても「もう寝る時間だからね、また明日ね」などと遊びやお話しの時間ではないことをルール化していきましょう。楽しくない空間をつくることで、寝るしかない…というように誘導をしていきます。
もちろん、消灯前に薄暗い電気の中で今日あった出来事などを振り返ってお話ししていただくのはOK! 気持ちを満たし、落ち着かせるルーティーンの1つですので、積極的に取り入れてください。その代わり、“電気を消したらもうおしまい”を徹底しましょう。
体力を削る工夫
なんとかして体力を削るのも、子どもを眠くさせるための方法の1つ。
可能であれば保育園のあとに体を動かさせてみましょう。お迎えに行った帰り道に「30分だけだよ!」と言い聞かせて公園に寄ってみたり、階段を上り下りさせてみたり、自転車で送迎している人ならば子どもは走らせたりして、あり余っている体力を消耗させるのも有効です。
スペースに余裕のある方は、トランポリンを自宅に置いてみるのも楽しく体力を消耗させる手段になります。
可能であれば保育園のあとに体を動かさせてみましょう。お迎えに行った帰り道に「30分だけだよ!」と言い聞かせて公園に寄ってみたり、階段を上り下りさせてみたり、自転車で送迎している人ならば子どもは走らせたりして、あり余っている体力を消耗させるのも有効です。
スペースに余裕のある方は、トランポリンを自宅に置いてみるのも楽しく体力を消耗させる手段になります。
寝かしつけタイムでパパに意識してもらいたいこと
ママが保育園のお迎えを担当していて、パパは後から帰ってくるというご家庭の場合に注意していただきたいのが「寝かしつけの邪魔をしない」ことです。
帰宅時間が寝かしつけの時間に重なってしまい、せっかくママが寝室に誘導したのにちょうどパパが帰宅して子どもは大喜びでパパと遊び出す…などとなるとママはがっかりしてしまいます。はしゃぐ子どもをみてママがイライラし、その後の寝かしつけや夫婦関係にも悪影響がでてしまうことも。帰宅時間が寝かしつけの時間と重なりそうな場合は、事前にママと連携を取って必要に応じて帰宅を遅らせることも大切です。お子さんに会えないのはさみしいと思いますが、代わりに朝時間に遊んであげるようにしてください。
また、もう一つありがちなのが寝る前の激しい遊び。帰宅時間は就寝時刻よりも前でも、寝る前に子どもを振り回したり、高い高いをしたりするなど激しめの遊びをすると子どもは興奮してしまいます。そうなるとその興奮が影響して寝つきづらくなってしまうので、寝る前の1時間はおだやかに過ごすリラックスタイムだということを意識するようにしてみてください。
帰宅時間が寝かしつけの時間に重なってしまい、せっかくママが寝室に誘導したのにちょうどパパが帰宅して子どもは大喜びでパパと遊び出す…などとなるとママはがっかりしてしまいます。はしゃぐ子どもをみてママがイライラし、その後の寝かしつけや夫婦関係にも悪影響がでてしまうことも。帰宅時間が寝かしつけの時間と重なりそうな場合は、事前にママと連携を取って必要に応じて帰宅を遅らせることも大切です。お子さんに会えないのはさみしいと思いますが、代わりに朝時間に遊んであげるようにしてください。
また、もう一つありがちなのが寝る前の激しい遊び。帰宅時間は就寝時刻よりも前でも、寝る前に子どもを振り回したり、高い高いをしたりするなど激しめの遊びをすると子どもは興奮してしまいます。そうなるとその興奮が影響して寝つきづらくなってしまうので、寝る前の1時間はおだやかに過ごすリラックスタイムだということを意識するようにしてみてください。