
パパが夜中にできることは?赤ちゃんの夜泣きを夫婦で支え合って乗り切るポイント
育児
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十月十日、待ちに待って生まれてきた赤ちゃん。可愛くて愛おしくて仕方ない一方で、大変なのが夜中の対応。
大声で泣いて寝てくれない、真夜中にミルクを作ったり抱っこして歩き回ったり、外までお散歩に行ってみたり…ご近所のことも気になるし、一体どうすれば良いかわからず右往左往してしまっているパパやママは少なくないと思います。
その中でもさらに、ママはパパにも気を遣っていることも多くあります。私自身、娘が新生児の頃は「パパを寝かせてあげないといけないから…」と泣いている娘を抱えて夜中にひっそりリビングに行って永遠に抱っこをしながら歩き回り、落ち着いた頃に寝室に帰ってそっと下ろして次に泣くまでのわずかな時間に睡眠をとる、という生活をしていました。しかしそこで気づいたことは、それを毎日していたら私も倒れてしまうということです。
つらい夜泣きを乗り切るには、どんな形であれ夫婦での協力が不可欠です。この記事では夫婦での夜泣きの乗り越え方としてケースごとに、パパのできること・意識しておくと良いことをご紹介していきます。
大声で泣いて寝てくれない、真夜中にミルクを作ったり抱っこして歩き回ったり、外までお散歩に行ってみたり…ご近所のことも気になるし、一体どうすれば良いかわからず右往左往してしまっているパパやママは少なくないと思います。
その中でもさらに、ママはパパにも気を遣っていることも多くあります。私自身、娘が新生児の頃は「パパを寝かせてあげないといけないから…」と泣いている娘を抱えて夜中にひっそりリビングに行って永遠に抱っこをしながら歩き回り、落ち着いた頃に寝室に帰ってそっと下ろして次に泣くまでのわずかな時間に睡眠をとる、という生活をしていました。しかしそこで気づいたことは、それを毎日していたら私も倒れてしまうということです。
つらい夜泣きを乗り切るには、どんな形であれ夫婦での協力が不可欠です。この記事では夫婦での夜泣きの乗り越え方としてケースごとに、パパのできること・意識しておくと良いことをご紹介していきます。
産後は夫婦関係が悪化する?!愛情回復のカギは乳幼児期の対応
妊娠中まで仲の良かった夫婦が、子どもの誕生をきっかけに関係が悪化してしまうことは少なくありません。
東レ経営研究所が発表している「夫婦の愛情曲線の変遷」というグラフをご存知でしょうか? 妻の夫に対する愛情は子どもの誕生によって一旦急降下し(子どもに愛情を持っていかれる)、その後は回復グループと低迷グループに二分化します。この分かれ目になるのが乳幼児期、特に0歳の大変な時期の対応なのです。
<参照>
http://www1.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/Portals/0/jigyou/lwb/curve.html
回復グループに入るには、この大変な時期をともに支え合った経験が重要。産後の恨みが一生なら、産後の感謝も一生だと思います。今後の夫婦関係、そして人生のためにも、ここぞ!と力をかけるタイミングが乳幼児期と言えるでしょう。
東レ経営研究所が発表している「夫婦の愛情曲線の変遷」というグラフをご存知でしょうか? 妻の夫に対する愛情は子どもの誕生によって一旦急降下し(子どもに愛情を持っていかれる)、その後は回復グループと低迷グループに二分化します。この分かれ目になるのが乳幼児期、特に0歳の大変な時期の対応なのです。
<参照>
http://www1.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/Portals/0/jigyou/lwb/curve.html
回復グループに入るには、この大変な時期をともに支え合った経験が重要。産後の恨みが一生なら、産後の感謝も一生だと思います。今後の夫婦関係、そして人生のためにも、ここぞ!と力をかけるタイミングが乳幼児期と言えるでしょう。
夜泣き対応を効率化するため、まずは夜中の対応を可視化してみる
夜中に赤ちゃんが泣いた時、ママと一緒に起きてサポートしているパパもいれば、ママと交代で起きて1人で対応されているパパもいらっしゃいます。一方で、別部屋で睡眠をとっているというパパもいらっしゃいます(悪いことではありません。特に通勤が車の方は寝ないと危険です)。
1人で対応されているパパはよくご存知かもしれませんが、そうでないパパは意外とこの「夜中に泣いた!」という時の対応の一連の流れをご存知ない方も多いもの。下記に一例として挙げてみますが、こちらはご家庭によって異なるものなのでぜひママと一緒に書き出してタスクを可視化してみてください。
以下は当時の私の例です。
赤ちゃんが泣いた!→メガネをかける→髪を結ぶ(結ばないと授乳中に赤ちゃんの顔にかかってしまう)→おむつチェック→おむつを替える→おむつを捨てにいく→Tシャツをゴムでたくしあげる(胸を出すため)→授乳する(最初からここまで赤ちゃんは泣きっぱなし)→リビングに行って消毒液から哺乳瓶と搾乳機を出す→それらを拭きあげる→ミルクを作って適温に冷ます→寝室に戻ってミルクをあげる→げっぷをさせる→抱っこしてあやす→うとうとさせる→背中スイッチ→うとうとさせる→(繰り返すこと数回)→やっと着地→搾乳機で搾乳する→搾乳した母乳をフリージングパックに入れる→リビングに行って搾乳を冷凍庫に入れる→哺乳瓶と搾乳機を洗って消毒液につける→戻って髪をほどいてメガネをしまって寝る…そして間もなく次の起床…
これ、少しも盛っていないリアルな夜中の対応です。今みると効率が悪すぎてツッコミどころ満載ですが、当時の私の動きはこういった感じでした。正直1人では無理で、ミルクを飲ませることに関しては夫に手伝ってもらっていましたが、もっと早くこうして書き出すべきだったと反省しています。
なぜなら夫にはこの全体像が見えていなかったからです。部分的に私に「起きて!ミルクあげて!」と半ば強引に依頼されて、夫としては言われたことをこなしているつもりだけれども、私としては「たったこれだけしかやってくれていない、他にやることがたくさんあるのに!哺乳瓶とか持ってきてくれたらいいのに!(でも夜中に起きて手伝ってくれるしなんも言えない)」とイライラしてしまう、というすれ違いになってしまうからです。
そして私自身、必死すぎてこの効率の悪さに気づけずにいました。こなすことに必死で、どうすれば効率が良くなるかなんて考える余裕がなかったのです。一方で、もし当時このように書き出して夫と話し合いができていれば、きっと夫が冷静に「哺乳瓶を複数買おう」「夜中の搾乳はパックせずに捨てよう」などアイデアを出してくれていたと思います。
1人で対応されているパパはよくご存知かもしれませんが、そうでないパパは意外とこの「夜中に泣いた!」という時の対応の一連の流れをご存知ない方も多いもの。下記に一例として挙げてみますが、こちらはご家庭によって異なるものなのでぜひママと一緒に書き出してタスクを可視化してみてください。
以下は当時の私の例です。
赤ちゃんが泣いた!→メガネをかける→髪を結ぶ(結ばないと授乳中に赤ちゃんの顔にかかってしまう)→おむつチェック→おむつを替える→おむつを捨てにいく→Tシャツをゴムでたくしあげる(胸を出すため)→授乳する(最初からここまで赤ちゃんは泣きっぱなし)→リビングに行って消毒液から哺乳瓶と搾乳機を出す→それらを拭きあげる→ミルクを作って適温に冷ます→寝室に戻ってミルクをあげる→げっぷをさせる→抱っこしてあやす→うとうとさせる→背中スイッチ→うとうとさせる→(繰り返すこと数回)→やっと着地→搾乳機で搾乳する→搾乳した母乳をフリージングパックに入れる→リビングに行って搾乳を冷凍庫に入れる→哺乳瓶と搾乳機を洗って消毒液につける→戻って髪をほどいてメガネをしまって寝る…そして間もなく次の起床…
これ、少しも盛っていないリアルな夜中の対応です。今みると効率が悪すぎてツッコミどころ満載ですが、当時の私の動きはこういった感じでした。正直1人では無理で、ミルクを飲ませることに関しては夫に手伝ってもらっていましたが、もっと早くこうして書き出すべきだったと反省しています。
なぜなら夫にはこの全体像が見えていなかったからです。部分的に私に「起きて!ミルクあげて!」と半ば強引に依頼されて、夫としては言われたことをこなしているつもりだけれども、私としては「たったこれだけしかやってくれていない、他にやることがたくさんあるのに!哺乳瓶とか持ってきてくれたらいいのに!(でも夜中に起きて手伝ってくれるしなんも言えない)」とイライラしてしまう、というすれ違いになってしまうからです。
そして私自身、必死すぎてこの効率の悪さに気づけずにいました。こなすことに必死で、どうすれば効率が良くなるかなんて考える余裕がなかったのです。一方で、もし当時このように書き出して夫と話し合いができていれば、きっと夫が冷静に「哺乳瓶を複数買おう」「夜中の搾乳はパックせずに捨てよう」などアイデアを出してくれていたと思います。
一緒の部屋で寝ているパパにできること
夜泣き対応としてパパのできることは同じ部屋で睡眠をとっているかどうかによって異なります。
赤ちゃんやママと同じ部屋に寝ているという方は、先の事例のように書き出したタスクの中でどこを担えるのか、話し合って担えるところを担当するようにすることをおすすめします。
パパに求める対応はママによって異なります。一緒に起きて頑張ってほしいママもいれば、夜はパパに睡眠をとってほしいと思っているママもいます。ママの希望とパパの希望、できることをすり合わせながら、どれだけ介入するかを決めていけると良いでしょう。
赤ちゃんやママと同じ部屋に寝ているという方は、先の事例のように書き出したタスクの中でどこを担えるのか、話し合って担えるところを担当するようにすることをおすすめします。
パパに求める対応はママによって異なります。一緒に起きて頑張ってほしいママもいれば、夜はパパに睡眠をとってほしいと思っているママもいます。ママの希望とパパの希望、できることをすり合わせながら、どれだけ介入するかを決めていけると良いでしょう。
別部屋で寝ているパパにできること
別部屋で寝ているパパは夜中に泣くたびにサポートしにいくことは難しいと思います。そういった場合、ちょっと角度を変えたサポートとして、夜泣き対策の本を読んだり動画を見たりしてママにシェアする、というサポートも良いのではないでしょうか。
夜泣きトラブル渦中のママは、情報収集をしたくてもその労力がないケースが多くあります。本を読めば解決方法がわかるかもしれない、けれどもそれを読む時間や体力、理解するために頭を回すこと、実行してわからなかったときに読み返すこと…そのすべてがママにとってハードルになっている可能性があります。
そんな場合、通勤時間などを利用してママの代わりに情報を仕入れてみてあげてください。パパがおうちの乳幼児睡眠コンサルタントになってあげるイメージです。「こういうことが原因になるからこう変えると良いと書いてあったよ!」「そういうときはこうするのがいいらしいよ!」などと情報を集約して届けてくれることは強いサポートになります。
その他、寝かしつけをできるようになる!というのも最大のサポート。金曜の夜と土曜の夜はママのおやすみタイムとして、部屋を交代する…などができるととても良いですね。
夜泣きトラブル渦中のママは、情報収集をしたくてもその労力がないケースが多くあります。本を読めば解決方法がわかるかもしれない、けれどもそれを読む時間や体力、理解するために頭を回すこと、実行してわからなかったときに読み返すこと…そのすべてがママにとってハードルになっている可能性があります。
そんな場合、通勤時間などを利用してママの代わりに情報を仕入れてみてあげてください。パパがおうちの乳幼児睡眠コンサルタントになってあげるイメージです。「こういうことが原因になるからこう変えると良いと書いてあったよ!」「そういうときはこうするのがいいらしいよ!」などと情報を集約して届けてくれることは強いサポートになります。
その他、寝かしつけをできるようになる!というのも最大のサポート。金曜の夜と土曜の夜はママのおやすみタイムとして、部屋を交代する…などができるととても良いですね。
夜泣きを減らすために大事なパパの行動ポイント
夜泣きの原因は1つではなく、様々な要因が絡み合っていることが多いのですが、その中でもパパが関わってしまいがちな注意ポイントについてご紹介します。
①寝る前に興奮させる
寝る直前は副交感神経を優位にするようリラックスしていくことが大切です。ここで興奮するような遊びをしてしまうと、交感神経が優位になって活発モードになり、寝つきづらく、そして睡眠も浅くなることにつながってしまうので気をつけましょう。
②消していた電気やテレビをつける
寝るモードへ向かって消していたテレビや電気を、パパが帰宅して休んだりご飯を食べたりするためにつけてしまうと、せっかくの眠気も飛んで行ってしまいやすくなります。そうして適切なタイミングを逃すことで疲れすぎ、夜泣きにつながることも考えられます。パパも協力して寝るモードの演出を心がけましょう。
③寝顔を照らして見る/寝室でスマホを使う
赤ちゃんが眠った後に帰宅されるパパはつい、寝顔が見たくて寝室の電気をつけてしまったり、スマホの明かりで寝顔を照らしたりしたくなってしまいますが、それは眠りを妨げてしまいます。ぐっと我慢して、赤ちゃんの睡眠を優先しましょう。
④リビングや廊下の明かりをつけたまま寝室のドアを開ける
大人の感覚ではそこまで気にしなくても…と思ってしまいがちですが、赤ちゃんは光にとても敏感です。一筋の光が漏れてくるだけで反応して起きてしまう、ということもあり得ます。寝室のドアを開けるときは、明かり漏れがないように廊下やリビングなどドアを開けた先の明かりも消すことを心がけましょう。
⑤酔っ払って帰宅して大声で話す/ドアの開閉がうるさい
夫婦関係のためにもっとも気をつけたいのがお酒です。お酒を飲むとどうしても注意散漫になりがち。話し声の音量やドアの開閉音には気をつけましょう。夜泣き発生の要因だけでなく、ママと喧嘩する要因になりやすいポイントです。
寝不足は健康にも精神にもダメージを与えます。夜泣きで寝不足になってしまうと、パパもママもお互いに疲弊してしまって冷静になれないシーンもあるかもしれませんが、お互いにできることを話し合って協力して乗り越えていけるといいですね。応援しています。
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