赤ちゃんが寝返りで起きて泣いてしまう?安全・快適にぐっすり寝られるよう注意したいこと

赤ちゃんが寝返りで起きて泣いてしまう?安全・快適にぐっすり寝られるよう注意したいこと

育児

目次[非表示]

  1. 赤ちゃんの寝返りはいつごろから?おすすめの練習方法は?
  2. 赤ちゃんが寝返りをマスターすると良いこと/困りがちなこと
    1. 寝返りをマスターすると良いこと
    2. 寝返りをマスターして困りがちなこと
  3. 赤ちゃんが寝返りで泣くことへの対策
    1. 仰向けが寝やすい子の場合
    2. うつ伏せが寝やすい子の場合
  4. 寝返りにまつわる睡眠環境での安全対策
  5. 寝返り防止グッズは安全性を確認しましょう
コロンっと回って可愛い赤ちゃんの寝返り。初めての寝返りは、思わず動画に収めたくなる感動の瞬間ですよね!

その一方で、「寝返りで起きてしまう」「寝返りして泣いて寝てくれない」など困ってしまう一面も。そんな寝返りとの付き合い方、安全で快適な眠りのための対策を赤ちゃんの睡眠の専門家が解説します。

赤ちゃんの寝返りはいつごろから?おすすめの練習方法は?

寝返りを始めるのは一般的には生後4〜6カ月頃といわれていますが、赤ちゃんの成長スピードはそれぞれ。もう少し遅いことも大いにありますので、成長が遅いからといって心配せず、ゆったりとした気持ちで見守りましょう。

寝返りの練習として、赤ちゃんの機嫌が良い時にうつ伏せにしてあげるのもおすすめです。英語では「タミータイム」と呼ばれるうつ伏せ遊びです。首や肩の筋肉を発達させ、寝返りを獲得することにもつながります(※やわらかい場所ではせず、必ず赤ちゃんが起きている間に親の見守りのもと行いましょう)。

赤ちゃんが寝返りをマスターすると良いこと/困りがちなこと

寝返りをマスターすると良いこと

寝返りや寝返り返りのように体を自由に動かすことができるようになると、セルフねんね(自分で寝つくこと)がしやすくなります。うまく自分で体を動かし、寝やすいポーズになることができるので、そこで安心して眠りやすいのです。

また、背中に熱がこもってしまっても、自分で寝返りを打って逃がすことができるので快適に眠り続けやすくなります。

寝返りをマスターして困りがちなこと

お子さんが寝返りをマスターした方から「寝かしつけをしようとしても寝返りしてなかなか寝てくれない」「夜中に寝返りして起きてしまって泣いてしまう」などというご相談をいただくことが多くあります。

身につけたばかりのスキル(寝返り)はついつい体が勝手に練習してしまうことがあります。そのため、赤ちゃん自身は寝返りしようと思っていなくても寝返りしてしまい、びっくりして泣いているということが起こるようになるのです。

赤ちゃんが寝返りで泣くことへの対策

寝返りして泣いている赤ちゃんにうまく寝ついてもらうために、大事な見極めポイントが1つあります。それは、“仰向けとうつ伏せどちらが寝やすいのか”ということです。

赤ちゃんの中には仰向けのほうが寝やすい子とうつ伏せのほうが寝やすい子がいます。これがどちらかにより、対策が変わってきます。

仰向けが寝やすい子の場合

うつ伏せになってしまったら、親が黒子になって戻してあげましょう。もし声をかけながらひっくり返してしまうと、それ自体が遊びとして認識されてしまう可能性があるため、静かにひっくり返してあげることがポイントです

それでもどうしてもひっくり返ってしまうようなら、寝入りの時だけ少し手で抑えてあげるのも有効です。

うつ伏せが寝やすい子の場合

仰向けに戻されると怒ってさらに泣いてしまう可能性があります。こういった場合はうつ伏せのまま寝かしつけてあげるのも一つの方法です。ただし、寝返り返りを習得していない場合、そのままだと窒息などの危険性もありますので、眠り始めは横についていてあげて、眠りが深くなったら仰向けに戻してあげましょう

どちらの場合も大切なのは、うつ伏せになって寝てしまっても安全な環境を整えておくことです。

寝返りにまつわる睡眠環境での安全対策

うつ伏せで怖いのは窒息です。布団などに顔が埋まってしまい、呼吸ができなくなってしまうのは危険です。そのため、呼吸を妨げる原因になるようなやわらかいものを寝床に置かないように整えておくことが大切です。

冬の寒い時期だと寒さが心配で毛布や掛け布団をかけていらっしゃる方も多いかと思いますが、赤ちゃんに毛布や掛け布団などは不要です。米国小児科学会でも安全のためのガイドライン(※)として乳幼児の寝床には毛布や掛け布団など柔らかいものを置かないように推奨されています。寒さ対策としては、スリーパーやスリーピングバッグなど着るタイプのお布団を使用することをおすすめします。

※米国小児科学会 安全のためのガイドライン

寝返り防止グッズは安全性を確認しましょう

寝返りの対策グッズとして、寝返り防止クッションやベッドインベッドなどが販売されていますが、このアイテムそのものが窒息のリスクとなる可能性はあります

力が強くなるとクッションを乗り越えてしまうことも考えられます。そうした際に、ベッドの壁とクッションの間に挟まって窒息してしまうようなことは考えられますので、そういったアイテムは使用しないことをおすすめします。また、ペットボトルを置いたり、バスタオルを丸めたもの置いたりと対策されているという方のお話もよく耳にしますが、それらについても同様です。

米国消費者製品安全委員会(CPSC)ではこのようなアイテムの使用により死亡事故が発生していることを受けて、使用を控えるようにという警告も出しています(※)ので注意するようにしてください。

※米国消費者製品安全委員会 乳児用寝返り防止用寝具の安全性について
寝返りは成長の嬉しい過程ではありますが、睡眠については困ってしまうことの多いポイントでもあります。まずは赤ちゃん自身の寝つきやすい体勢を見極めて、それに合わせて対策をしてあげましょう。あわせて、うつ伏せ遊びを取り入れることで、寝返り返りの練習をさせてあげることもおすすめです

練習方法として、得意な方向だけでも良いので、うつ伏せの状態から仰向けに回るイメージを体で覚えさせてあげましょう。その際に「ごろーん」と掛け声をかけてあげるようにすると、夜中にうつ伏せになってしまったときも「ごろーん」の声で元に戻れるようになることもありますよ。

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