【ワンオペにならない工夫3選】共働き夫婦の子育てはどうしてる?

【ワンオペにならない工夫3選】共働き夫婦の子育てはどうしてる?

共働き

目次[非表示]

  1. 共働き子育てがワンオペ化してしまうことのデメリット
  2. 工夫① 手を抜ける家事は手を抜こう
  3. 工夫② 子どもができることはどんどんやってもらおう
  4. 工夫③ 夫婦間で現状認識と思いやりをシェアしよう
  5. おまけ 共働き夫婦の家計管理のコツ
共働き世帯の増加や保育園の待機児童問題など、現在の日本には育児に関わるさまざまな問題が横たわっています。そんな中、同じく問題視されているのがワンオペ育児です。

ワンオペ育児とは、育児と家事を夫婦のどちらか一方がすべて一人で行うといった状態を示した言葉。育児はパパとママが2人で行うのが理想的とも言われますが、さまざまな事情でそれが難しいという家庭が増えているようです。

そこで今回は、ワンオペ育児の現状や、できるだけ負担を減らすための工夫についてご紹介します。
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共働き子育てがワンオペ化してしまうことのデメリット

そもそも男性の家事育児時間は女性に比べて短く、平成28年度の社会生活基本調査によると、子どもがいる共働き世帯における1日あたりの平均家事時間は「妻:3時間16分、夫:15分」、育児時間は「妻:56分、夫:16分」でした。

また平成23年度の同調査ではさらに詳しい統計結果が出ていて、0歳の子どもがいる共働き世帯で「平日の夫の家事時間がゼロ=ワンオペ育児」は全体の43.9%!その割合は子どもの年齢が上がるごとにアップしていました。

共働き夫婦によるワンオペ育児にはさまざまなデメリットがあります。例えば子どもが熱を出してしまったとき。どうしても抜けられない仕事があると、病院へ連れて行くのが遅れてしまうこともあるでしょう。もちろんこのデメリットはパパママ自身も例外ではありません。自分と子どもの健康のことを考えると、常に綱渡りの状態が続くと言っても過言ではありません。

「誰かに相談すればいいのでは?」という声も聞かれますが、それも難しくなるのがワンオペ育児の問題です。そもそも自由に使える時間がないわけですから、相談をしに行くだけでも一苦労。そうなると、誰にも頼れないという状況が続き、精神的な負担も大きくなってしまうでしょう。

他にも、睡眠時間がなかなか取れない、子どもの教育に力を入れられない、服を買ったり髪を切ったりする時間ももったいない、などなど……少し考えるだけでも、大変な毎日が予想できてしまいます。

工夫① 手を抜ける家事は手を抜こう

過酷なワンオペ育児でかかる負担を少しでも軽減するためには、小さなことから工夫をしていくことが大切です。とりあえず子どもが大きくなるまでは、手を抜けるところはできるだけ手を抜いてしまってもいいのではないでしょうか。

例えば、料理は常に出来立てのものでなくてもいいし、おかずの数だって一品減らしてもよいでしょう。料理のレパートリーも少なくて大丈夫。できるだけ簡単ですぐ作れる時短レシピをメインに考えてみてください。

また洗濯に関しても、もし家計に余裕があるなら乾燥機付きの全自動洗濯機を検討してみましょう。決して安くはありませんが、乾燥機能によって“干す”作業が短縮できます。また、子どもの服であれば洗濯機からそのまま取り出して着てもらってもいいでしょう。

これだけで“畳む”と“しまう”作業が不要になります。

その他にも、部屋が広いのであればロボット掃除機も便利ですし、食洗機などもあればかなり楽ができます。いずれも初期費用はかかるものの、日々の家事に費やす時間が短くなるのであれば、それだけでも購入した価値を感じられるはずです。

工夫② 子どもができることはどんどんやってもらおう

「この子はまだ小さいから、自分が何でもやってあげないと…」と考えてしまう両親は少なくありません。しかし、ただでさえ忙しい毎日を送っているのですから、子どもができることは可能な限りチャレンジしてもらうようにしましょう。

もちろん、はじめのうちは慣れない行動に時間がかかるかもしれません。「これだったら、自分が手を貸したほうが早いのでは…」と感じてしまうことも多いでしょう。しかし、子どもの物覚えというのは早いものです。徐々に要領をつかめば、意外とできることは多いもの。結果的に、後から「覚えてよかった」となるはずです。

また、こうした行動は子どもの成長にもつながります。“自分のことは自分でできるだけやる”という意識が身につくのは、親としてこれほど頼もしいことはありません。将来、たくましく育ってくれたわが子の姿を見れば、きっとその行動が間違いではなかったと感じられることでしょう。

工夫③ 夫婦間で現状認識と思いやりをシェアしよう

最後に、夫婦のコミュニケーションについても考えていきましょう。大切にしていただきたいのは、お互いの理解を深めることです。

例えば、主にママが育児家事を担当している場合、いざパパが家事や育児に参加しようと思っても、何をすればいいか分からず思いだけが空回りしてしまうことも…。

まずは夫婦が互いに「今何が大変なのか」をしっかり伝え合いましょう。愚痴になってしまっても構いません。しっかりパートナーと気持ちをシェアすることが大切なのです。

その上で、パートナーに何を手伝ってもらえると助かるのか? どんなことをしてほしいのか? その内容を具体的に伝えてみましょう。パートナーの理解と協力を得られれば、日々の負担が大きく軽減され、ワンオペ育児の解消にもつながるはずです。

おまけ 共働き夫婦の家計管理のコツ

共働き夫婦にとって、育児はもちろんですが家計も大きな悩みの種の1つ。特に、それぞれで収入を管理するのか、完全に同じお財布にするのか? というのはよくある悩みでしょう。

その解決法の1つとして、「片方が生活費を出して、もう片方が貯蓄を担当する」という方法があります。

夫の給料は家賃・ローン・光熱費・食費などの生活費や交際費に使い、妻の給料は貯蓄に回します。こうすることで、限られた金額の中で生活をやり繰りするという節約の意識が高まります。

妻の口座には毎月同水準の給料が貯金としてたまっていきます。「この口座の現金には一切手をつけない」というルールを設ければ、現在どれくらいの貯金があるかも夫婦で共有しやすくなるでしょう。

家計管理の仕方に迷っている方は、一度実践してみてください。

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