『ビフォア・ミッドナイト』 | いつか訪れる倦怠期…夫婦の絆が試される

『ビフォア・ミッドナイト』 | いつか訪れる倦怠期…夫婦の絆が試される

夫婦円満

目次[非表示]

  1. 最近、妻と会話していますか?
  2. 運命で結ばれた2人にも訪れた倦怠期
  3. 何でも言い合えてこそ夫婦の絆は深まる
  4. 『ビフォア・ミッドナイト』作品情報
※2017年11月の記事を再編集・再掲載しています。

最近、妻と会話していますか?

どれほど熱烈に愛し合い結婚した男女でも、その情熱を永遠にキープし続けるのは難しい。どの夫婦にもいつかは倦怠期が訪れるものです。そういえば最近妻との会話が減ったな…そんな夫婦に見てほしい作品が、イーサン・ホーク&ジュリー・デルピー主演のラブロマンスシリーズ第3作『ビフォア・ミッドナイト』です。

運命で結ばれた2人にも訪れた倦怠期

列車で偶然出会ったアメリカ人ジェシーとフランス人セリーヌが、旅先のウィーンで一夜限りの恋に落ちる『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』。9年後にパリで再会した2人が、限られた短い時間で互いの想いを確かめ合う『ビフォア・サンセット』。そして本作では、ついに結婚し双子の娘も授かり、家族でギリシャ休暇を過ごす2人が描かれています。過去2作の情熱的なロマンスを振り返れば、夫婦生活もさぞ順風満帆…と思いきや、互いが抱える悩みのせいもあってどこかすれ違い気味。

『ビフォア』シリーズの魅力といえば、ウィットを交えて本音をぶつけ合う、テンポよく延々と繰り広げられる会話の妙。本作でもジェシーとセリーヌは数年ぶりに2人きりになれたホテルの一室で、それまで抑えていた互いの本音を生々しくむき出しにします。その会話は前2作のようにロマンティックなムードとは程遠く、昔の2人を知る者にはショックかもしれません、でも、“運命で結ばれた2人”でさえ夫婦関係の危機からは例外でいられない、ということなのです。

何でも言い合えてこそ夫婦の絆は深まる

それでも単なるドロドロ劇で終わらないのが『ビフォア』シリーズの真骨頂。とことん本音をぶつけ合いケンカしたジェシーとセリーヌは、日が落ちた海辺のカフェで、とてもロマンティックな方法で仲直りしようとします。そのやり取りに心がほんわか温かくなることでしょう。

互いを対等なパートナーとして尊重し何でも言い合えれば、たとえケンカになっても夫婦の絆が深まっていくはず。逆にケンカを避けるため本音をガマンしてため込む方が、ある日突然不満が大爆発してしまうため危険です。まずはどんな話題でもいいので、会話の時間を増やしてはいかがでしょうか。成熟した夫婦になるヒントを、ジェシーとセリーヌのやり取りから見つけてください。

『ビフォア・ミッドナイト』作品情報

『ビフォア・ミッドナイト』(2013年) /アメリカ / 上映時間:108分
監督:リチャード・リンクレイター(「恋人までの距離(ディスタンス)」(95)、「スクール・オブ・ロック」(03)など)
主演:イーサン・ホーク(「ガタカ」(97)、「6才のボクが、大人になるまで。」(14)など)
ジュリー・デルピー(「パリ、恋人たちの2日間」(07)、続編「ニューヨーク、恋人たちの2日間」(12)など)

受賞歴
第86回 アカデミー賞(2014年)
第71回 ゴールデングローブ賞(2014年)


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