妻に家事をダメ出しされてやる気が出ない【教えて先輩!オトコの家事育児お悩み相談室】

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夫婦円満

家事や育児に日々奮闘している全国のパパたちから悩みを受け付け、経験豊富な先輩パパたちがアドバイスを贈る「教えて先輩!オトコの家事育児お悩み相談室

第3回の悩みに答えてくれるのは、高校1年生と小学2年生という年の離れた姉妹を育てる兼業主夫放送作家でパパ向け情報アプリ「パパコミ」編集長の杉山ジョージさんです。


<相談内容>

洗濯物が溜まっているようだったので洗濯をしたら「混ぜて洗わないで!」など怒られ、掃除の時は、棚を開けたら中から詰め込んだものが雪崩のように落ちてきたので、きちんと入れるように言ったら「ぐちゃぐちゃにしないで!」と怒られ、家事を手伝おうにも手伝う気になれません。皆さんどうですか?

(ryoさん)

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ryoさん、洗濯も掃除も指示される前に自分から率先して動く姿勢は本当に素晴らしいと思います!


僕が所属する主夫の団体「秘密結社主夫の友」では、「主夫」の定義を収入や家事分担の割合ではなく「主体的に家事育児をする夫」としていて、ryoさんのように自らが主体的に動くことをとても大事にしています。


指示を待って、言われたことだけやったらあとは知らんぷり。それではまるで“アルバイト”。仕事や子育てをしながら一緒に協力していくためには、やはりお互いが“社員”クラスの働きをしないとなかなか回りませんよね。


ところが。


せっかくやったのに怒られるのでは、そりゃやる気も萎えてしまうというものです。その気持ちはとても分かります。


こっちだって疲れているのに、やったほうが喜ぶと思ったのに、いつも大変だって言ってるから心配なのに…まあ総合して言うと「良かれと思って」ということでしょう。


でも、ちょっと待ってください。


ryoさんが怒られた理由は具体的に何だったのでしょうか?


家事をやったことは怒られていない

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改めてパートナーが怒った時に言ったセリフに注目してみると。

「混ぜて洗わないで!」


これは結果的に自分がした家事が招いた結果のことかもしれませんが、家事をしたことに対しては怒っていませんよね。ちょっと深読みかも知れませんが、もしかしたら、こういう意味なのかも。


「(洗濯してくれるのは助かるんだけど)混ぜて洗わないで!」


つまり。怒らせてしまったポイントはきっと「家事のやり方」ではないでしょうか?


仕事でもよくあることだと思います。

経験の浅い新人が、良かれと思ってやったことが自分としてはちょっと違うということ。そんな時、あなたはどう感じますか?


察するに、Ryoさんの家では妻がメインで洗濯をされていると思いますが、そこに“良かれ”と思ってRyoさんが先回りして洗濯をしたものの、妻とはやり方が違ったということでしょう。


そう考えてみると、怒らせてしまったのは、きっとコミュニケーションの問題ではないでしょうか?

家事のやり方は男女ともにちゃんと習う機会があまりないものですから、多かれ少なかれ“自分なりのやり方”があります。一緒に家事をするためには、まずそこのすり合わせをしないと、ギャップからすれ違いが生まれがち


相談の中の洗濯に関して言えば、まずはメインで洗濯をやっている妻のやり方を共有するところから始めてみてはどうでしょうか?


ダメ出しに得はない

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さてここで、もう一つの妻のセリフにも注目してみましょう。


「ぐちゃぐちゃにしないで!」


これはそもそもRyoさんがぐちゃぐちゃにするつもりもなかったし、何ならぐちゃぐちゃになった原因はきちんと入れなかった妻に原因があると思っているのではないでしょうか?


まあ、確かにそういう部分はあるかもしれません。では直接怒った原因は何でしょうか? ぐちゃぐちゃにしたことでしょうか?

深読みかもしれないけど本当はこう言いたかったのかもしれません。


「(やってもないのに文句を言って!しかも無造作に棚を開けて)ぐちゃぐちゃにしないで!」


だいぶ長くなりましたが…(苦笑)ただ、掃除をしたことには怒っていません

もちろん無造作に棚を開けたことにも怒っていますが、怒りの根源はその前にあると感じます。それが、Ryoさんの相談にある「きちんと入れるように言った」というところだと思います。


Ryoさんが注意したくなる気持ちも分かります。でも妻の方にしてみれば、確かにきちんと入っていなかったかもしれないけど、毎日毎日忙しい中できるだけちゃんと畳んで入れているのに、そんなに無造作に開けたら落ちてくるでしょ…となりそうな気はしませんか?


仕事で考えてみてください。たまにしか来ない先輩がこれまで自分が整理していた書類を適当に使おうとしてぐちゃぐちゃにした感じです。


じゃあ、どうすればよかったのでしょうか?


まず「きちんと入れるように」とは言わずに、「ぐちゃぐちゃにしちゃってごめん」からの自分で畳んできちんと入れる、だと思います。

ちゃんと関係を築けていない状況でのダメ出しはただただ怒りを買います。今回の場合はまず妻に認められるくらい家事をやって初めて言う権利がある状況です。


とはいえ、仕事も忙しいし、なかなか家事をする時間もないというところもあるでしょう。その場合でも家事をする以外での関係の築く方法はあります。


家事の話し合いをしましょう

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さきほども書いたように、今回のケース。基本は家事に関するコミュニケーションの問題だと思います。


2人で家事のことを話したことはどのくらいありますか?


それは分担だけの話でなく。家事のやり方の話、そして、どの家事が大変か? 得意か? 苦手か? このあたりを話したことはありますか?

さらには自分がどのように家事に協力したいと思っているか、伝えたことはありますか?


毎日のことで、当たり前のように行ってきたことなので気づかないことも多いですが、家事にはギャップがつきものです。相手のことはもちろん自分のことも相手に知ってもらうことから始めれば、きっと無駄な争いを生むことは格段に減るんじゃないでしょうか?


そして争わなくてよくなったら、家事に入りやすくなると思います。とにかく話すことから始めてください。


ちなみに我が家も話し合いはいつもしています。ただし、その話し合った内容は日々変わります(苦笑)。

それはそれは理不尽に感じますが、それが妻の個性だったりするので、変わることも意識に入れてできるだけこまめに確認するようにしています。


結局のところ、コミュニケーションを取るのはいろいろと大変ですが、やって損はないので、やってみてください。



※掲載する情報はすべての方にそのまま当てはまる内容ではありません。

それぞれの夫婦関係や事例に沿った方法でご活用ください。


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