これも立派な“料理の家事シェア”!人気フードライターが提案する現代版「家事の常識」とは?

これも立派な“料理の家事シェア”!人気フードライターが提案する現代版「家事の常識」とは?

家事分担

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  1. 一緒に暮らすパートナーへの思いやりが“小さな家事シェア”に
共働き世帯で夫婦間の負担格差を解消するため、そして終わりのない家事育児に追われる妻をサポートするため、家事シェアに励んでいるパパも多いことでしょう。


そんな中、その得意・不得意からつい女性に頼りがちな家事が「料理」。

家menで以前ご紹介した「令和の最新家事事情」調査でも、料理は“普段自分で行っている家事”という項目で男女差が特に大きかったそうです。

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では、料理を作れない(作らない)パパも、作れないなりにパートナーの負担を軽減できる方法はないのか?

そのヒントとなるツイートをフードライターの白央篤司さんが投稿し、「いいね」の数が約1カ月間で1万4000を超えるという大反響を呼んでいます。

一緒に暮らすパートナーへの思いやりが“小さな家事シェア”に

白央さんが現代版「家事の常識」にしたいこととして提案している3箇条は、いずれも一見すると当たり前かつ些細なことのようですが、実はいずれも立派な家事シェア術です。


以前、家事シェア研究家の三木智有さんが家menの記事で、家事スキルのつたない人でも実践できる家事シェア術として次の3つを挙げていました。


1. 家事のマイナスを増やさない(マイナスをゼロに戻す)

2. 自分の面倒は自分で見る

3. パラレル家事


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三木さんが提唱する家事シェア術に照らし合わせてみても同じではないでしょうか。
■ごはん作ってもらってたら箸、小皿、飲み物容器などは用意する
→パートナーが料理を作っている間に食事の用意を整えることは、「〇〇していない方が□□する」というパラレル家事。調理以外の“名もなき家事”を手早く済ませておけば、家事負担の偏りとそれに伴う不満を少しでも解消できるはずです。


■食べ終わった皿は流しに運び、さっと水で濡らしておく
→こちらも広義のパラレル家事。本来なら食器洗いまで済ませたいところですが、時間の都合などですべての工程を担当できない場合は、せめて「食器のこびりつき汚れを水でふやかす」という前処理だけでも行っておくと、洗う際に汚れが落としやすくなるのでオススメです。


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■作ってもらったら洗い、乾いたらお皿を元の位置に戻す
→家庭の家事で大多数を占めるのが、食器の汚れや散らかった部屋の片づけなど「マイナスになった状態」を「0に戻していく=元通りにする」作業。とはいえ、日常生活を送る中で“マイナス”が生まれるのは不可避なこと。

食事に限らず日ごろから「マイナスをゼロに戻す行動」を意識的に率先し、パートナーの肉体面だけではなく精神面の負担軽減を心がけましょう。


ちなみに白央さんは、先ほど紹介した投稿に続けて、次のようなツイートも発信しています。
「料理を作らないぶん、食器洗いぐらいやってるよ」

「箸や小皿を用意することぐらい当たり前のこと」

という方も多いでしょうが、今回ご紹介した家事シェア術は料理に限ったものではありません。洗濯や掃除など、家庭の中のあらゆるシーンに活用できるアクションです。
パパがあらゆる家事スキルを完璧にマスターすることも、夫婦間ですべての家事をきっちり平等に分担することも、そう簡単にできることではないでしょう。

でも、「せめてこれだけでも自分がやっておけば、パートナーの負担を軽減できる」という小さな働きかけならコツコツ実践できるはずだし、パートナーの心の中にたまっていく「なんで私ばっかり…」という不満の解消にもつながるはず。


「自分が何をやれば家の中がスムーズに回るか」という当事者意識とパートナーを思いやる助け合い精神を大切にし、家族みんなが笑顔で快適に暮らしやすい環境を作ってみませんか。