手軽な料理こそ実は奥が深い!?「家族の料理シェアを目指す自炊男子塾」第2回イベントレポート

手軽な料理こそ実は奥が深い!?「家族の料理シェアを目指す自炊男子塾」第2回イベントレポート

料理

目次[非表示]

  1. 「コトラボ阿佐ヶ谷」にパパ・プレパパが集合! 肉野菜炒めを極めます!
  2. 意外と知らない!? 野菜炒めの心得
  3. 料理の計量は意外と奥深い!? 液体や顆粒の量り方
  4. 野菜のカットのコツと、包丁の扱い方を学びます!
  5. いよいよ完成!「シャキシャキ!肉野菜炒め」実食です
  6. 「自炊男子塾」第2回。肉野菜炒めを作ってみた感想は?
  7. 今回の講座を通して:手軽な料理で家事シェアの第一歩を
  8. 「自炊男子塾」いよいよ次で最終回!
    1. 第3回「自炊男子塾」募集要項
家族で家事を分担するときに、何を担当していますか? 簡単な料理くらいはパパっと作れるようになれればいいな…そんな風に思ったことはありませんか?

『オレンジページ』主催、『NPO法人ファザーリング・ジャパン』・『家men』が協力する、料理初心者のパパ、プレパパ向けの料理講座「家族の料理シェアを目指す自炊男子塾」。
第2回目が5月22日にオレンジページの体験型スタジオ「コトラボ阿佐ヶ谷」にて開催されました。
いわゆる「オトコの料理」ではなく、ふだんの生活の中で「パパが作る○○っておいしい!」と家族に喜んでもらえるような料理を作る…そこに目標を置いたこの料理講座。

第1回はオンラインでの開催となりましたが、第2回はスタジオに参加者の方々が集まって、講師の方から直接レクチャーをうけながら料理を作っていくという形式です。今回もその模様を家men編集部がレポートします! 料理初心者の編集部員、参加者の方と同じ目線で講座にお邪魔してきました。
▼第1回目の「自炊男子塾」のレポートはこちらから

「コトラボ阿佐ヶ谷」にパパ・プレパパが集合! 肉野菜炒めを極めます!

コトラボ阿佐ヶ谷は、高架下にあり阿佐ヶ谷駅から徒歩約1分のきれいでオープンなスタジオ。
集まったのはプレパパ・パパさん、30代を中心とした幅広い年齢層の方々。
そして今回のテーマは「知らないコツがいっぱい!シャキシャキ!肉野菜炒めを極める」。

司会はオレンジページの松瀬さん、講師はコトラボ講師の房前さん。生徒代表として家menでもおなじみのファザーリング・ジャパン代表の村上さんが、実際に教わりながら進めていくスタイルです。
3~4人づつに分けられた各テーブルにみなさんが案内され、名前と料理歴を書いた名札をつけていただきました。「今回、妻が知らない間に申し込んだんですよ(笑)」「僕もなんですよ!」など、始まる前からみなさんすっかり打ち解けられている様子。

今回は大きく分けて下記のような流れで進行しました。
0:今回のコンセプトと講師、村上さん、参加者の自己紹介
1:野菜炒めの各工程の説明を紹介
2:調味料の計量方法や包丁の使い方の説明、デモンストレーション
3:野菜カット、炒める工程
4:実食
5:野菜炒めのバリエーション、余り野菜の切り方の説明
6:質疑応答、感想
2、3、4については、講師:房前さんのデモ⇒生徒代表:村上さんの実践⇒参加者さんの実習という料理番組のような形式で教わっていきます。

左が村上さん、右が房前さん。村上さんはパパ目線でかつフレンドリーに、房前さんは聞きやすい口調とトーンで的確に講座の内容をお伝えされていました

村上さん「兼業主夫という形で料理は30年以上やっています。男の子が3人いるのですが、野菜を食べてもらうのがなかなか難しい。今回野菜をシャキシャキにした肉野菜炒め。野菜を食べてもらえるようなレシピということで楽しみにしています」

房前さん「以前はカフェで働いていて、普段はコトラボで講師をしています。家の料理ってなかなか大変。家族の人がちゃちゃっと作ってくれると本当にうれしいし美味しいと思うので、家にあるものでおいしくできる野菜炒めを作って、家族のハッピーにつながっていけたらいいなと思います」

意外と知らない!? 野菜炒めの心得

今回作る野菜炒めの手順が、房前さんより紹介されました。
普段の料理本では「ここで一口サイズに切ります」「しょうゆ、日本酒を入れる」などさらっと書かれていることが多いかと思います。ですがの「自炊男子塾」では、ただ手順を教えるだけではなく、「どの工程をどこで、そしてなぜここで行うのか?」といったロジカルな説明や、慌てずに料理を行う心得といったことも紹介。
「調味料の量や入れる順番は、加熱しながら考えると慌ててしまったりしてしまうので、最初に計量しておく、というのも美味しく仕上がるポイントです」
「しょうゆは発酵調味料になるので、焦がすと風味がとびます。とばないように最後に入れることで料理の味がよくなります」

お料理初心者にとっては新鮮でためになる情報がたくさんありました。

参加者の方も熱心にメモをとられていました

料理の計量は意外と奥深い!? 液体や顆粒の量り方

お次は調味料の準備に入ります。計測って面倒で適当になってしまいがち。ですが房前さん曰く「量り方によって味が変わる」とのこと。やはりおいしく作るには、きちんとした計量が大切です。

小さじ3は大さじ1と同じ量です。覚えておくと便利ですよ」
「顆粒系はぎゅぎゅっと押し込むと、空気がつまっていくらでも入ってしまいます。
そのためふわっとすくって山盛りにして、竹串ですりきってください」
「液体は表面張力で少し丸みが帯びるくらい。小さじ1/2は、底が丸いので見た目の2/3になります」
こういった基本は料理歴が長くても意外と知らなかったり、慣れているからこそ目分量になりがち。「自炊男子塾」は、意外と見落としがちな基本も丁寧に教わることができる貴重な機会ですね。
村上さん「ごま油はをフライパンに入れる前に、火はいれなくていいんですか?」
房前さん「テフロン加工のフライパンだと、先に火を入れると空焚きになるので、今回は慌てずごま油を入れた後に加熱していきましょう」

村上さんが実践。和気あいあいと進みます

村上さんが終わったら、お次はいよいよ参加者の皆さんの計量の時間です!

小さじに調味料を入れる参加者さんの姿が。みなさん真剣です!

「意外と小さじ1/4って難しい!」「オンラインだとこのさじ加減わからないね」
テーブルではちらほらそんな声も聞こえてきました。困ったことがあれば講師やコトラボスタッフの方がフォローに入ります。この空気感、リアルな場の料理講座ならではですよね!
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