【家庭でもできるSDGs】未来を生きる子どもたちのために!親子で取り組むSDGs(エスディージーズ)な暮らし

【家庭でもできるSDGs】未来を生きる子どもたちのために!親子で取り組むSDGs(エスディージーズ)な暮らし

ライフスタイル

目次[非表示]

  1. SDGsが掲げる「17の目標」とは
  2. 家の中でできるSDGsアクション
    1. ①資源ゴミをリサイクルできるよう正しく分別する
    2. ②買いすぎず作りすぎない「エコ・クッキング」を実践する
    3. ③電気や水の消費量を減らす
    4. ④洗濯物は部屋干しで乾燥させる
    5. ⑤夫婦で平等に家事分担する
    6. ⑥いじめや差別をしないよう子どもに教える
  3. 家の外でできるSDGsアクション
    1. ①エコバック・マイボトル・マイ箸を持ち歩く
    2. ②買い物は地元の商店&地元産を優先する
    3. ③プラスチック原料ではなく自然由来の商品を買う
    4. ④国際フェアトレード認証の商品を購入する
    5. ⑤社会福祉団体に募金・寄付する
最近、メディアで目にしたり耳にする機会が増えた「SDGs(エスディージーズ)」という言葉。SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、地球の環境や貧困などさまざまな課題を解決しながら世界中の人々が豊かで幸せに暮らせるよう、2030年の達成を目指して定められた国際社会共通の開発目標のこと。日本でも幅広い業種の企業がSDGsに取り組んでいます。

“地球の環境”“開発”という大きなテーマだけを聞くと、政府や企業が取り組む問題で一般市民にとってあまり関係なく感じられるかもしれません。でも実は個人の身の回りでも、そして大人だけでなく子どもでも実行できる取り組みはたくさんあるのです

そこで今回は、SDGsが掲げる目標を1つずつ見ながら、親子が日常生活で取り組むことができる身近なアクションをご提案します。

SDGsが掲げる「17の目標」とは

(画像提供:国際連合広報センター)

親子でできる取り組みをご紹介する前に、SDGsが掲げる「17の目標」の中身を見ていきましょう。各項目の具体的な内容は次の通りとなります。開発途上国だけでなく日本のような先進国でも解決すべき課題がたくさんありますね。
目標1[貧困]
あらゆる場所、あらゆる形態の貧困を終わらせる

目標2[飢餓]
飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養の改善を実現し、持続可能な農業を促進する

目標3[保健]
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

目標4[教育]
すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する

目標5[ジェンダー]
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う

目標6[水・衛生]
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する

目標7[エネルギー]
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

目標8[経済成長と雇用]
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

目標9[インフラ、産業化、イノベーション]
強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る

目標10[不平等]
国内及び各国家間の不平等を是正する

目標11[持続可能な都市]
包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する

目標12[持続可能な消費と生産]
持続可能な消費生産形態を確保する

目標13[気候変動]
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる

目標14[海洋資源]
持続可能な開発のために、海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する

目標15[陸上資源]
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する

目標16[平和]
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責 MDGs 任のある包摂的な制度を構築する

目標17[実施手段]
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

家の中でできるSDGsアクション

①資源ゴミをリサイクルできるよう正しく分別する

ペットボトルやビンなど再利用が可能な物をリサイクルすることは、資源のムダを省いたりCO2の排出削減につながります。日ごろから大人が手本を見せながら家庭ゴミの分別を子どもにも実践させましょう。ただし、キレイな状態で回収できないと再利用は難しくなるので要注意。ペットボトルであれば①キャップと包装を外す ②水ですすぐ ③ペシャンコに潰す、と正しく分別しましょう。

②買いすぎず作りすぎない「エコ・クッキング」を実践する

途上国で飢餓に苦しむ人たちが大勢いる一方、日本ではまだ食べられるのに捨てられる「食品ロス(フードロス)」の量が年間643万トンもあり、このうち家庭から発生しているのは291万トン(※)。毎日出される料理をなるべく完食するよう子どもたちに声がけする一方、大人は食べ物を捨てなくて済むよう「エコ・クッキング」を心がけましょう

具体的には、家族が食べきれる量=必要な分だけ食材を購入して料理を作りすぎず、大根1本を使い切るなど廃棄物が少なくなるよう調理し、熱効率の良い器具を使ってエネルギー利用量を減らすなど、あらゆる工程で環境に配慮できると理想的です。

※政府広報オンライン「もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/4.html

③電気や水の消費量を減らす

火力発電などで電気を作ると、地球温暖化の原因となる温室効果ガスのCO2が排出されます。使ってない部屋の電気をこまめに消したりエアコンの設定温度を上げ下げしたり、あるいはテレビの視聴時間を1時間減らしてアナログな親子遊びにあてるなど、エネルギー使用の少ない暮らしを意識してみてください

こうした生活習慣の改善だけでなく、消費電力の少ない省エネ家電に買い替えたり、蛍光灯をLED照明に取り替えるのも効果的。また、水道の蛇口をこまめに止めたり風呂水を再利用するなど、限られた資源である水も大切にしましょう。

④洗濯物は部屋干しで乾燥させる

電気やガスの消費量を減らすSDGsアクションとして、髪や衣類など自然乾燥できるものはなるべく乾燥道具を使わないのも効果的。ただし、ドライヤーを使わず髪の毛が乾くのを待つのは(特に女性は)辛いので、洗濯物を部屋干しにして乾燥機を使わないようにするのがオススメ。空気が循環しやすい部屋のなるべく高い位置に干せば、嫌な部屋干し臭を抑えて手早く乾燥できますよ。

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⑤夫婦で平等に家事分担する

SDGsと家事分担は近しい課題に感じづらいかもしれませんが、ジェンダー平等もSDGsの目標の一つ。SDGs先進国でもある北欧諸国では、家事分担率が夫婦で同じくらいだそうです。

5:5が難しいとしても、「女性だから」「妻だから」という理由でパートナーに家事を押しつけず、お互いが納得できる割合で分担できるようにしましょう。もちろんパパママだけでなく、子どもも巻き込んで一人ひとりの負担を軽減できるとなおよいでしょう。

⑥いじめや差別をしないよう子どもに教える

さまざまな形で生まれる“人や国の不平等”の身近な原因となるのが、いじめや差別です。人種・文化・貧富、あるいは人の見た目や障がいを理由に偏見を持たないよう、お互いの違いを認めて相手を大事にする気持ちを、パパの口から子どもたちに教えてあげてください

また、“無関心”も間接的な不平等の原因です。お年寄りや障がいを持つ人が困っていたら声をかけるよう、思いやりの心も伝えられるとよいでしょう。

家の外でできるSDGsアクション

①エコバック・マイボトル・マイ箸を持ち歩く

製造工程で温室効果ガスが排出されるプラスチックを用いたレジ袋の削減には、エコバックの使用が不可欠。SDGsが注目される以前から使っている方も多いでしょうが、近所のコンビニや書店でのちょっとした買い物だとつい忘れがちなので、折りたたみ式のエコバックを常日頃持ち歩くようにしましょう。また、外出時にマイボトルやマイ箸を持参して不要な器具を使わないのも、環境保全につながります。

②買い物は地元の商店&地元産を優先する

買い物といえば品ぞろえが豊富な商業施設に足が向かいがちですが、地元の商店を利用することによって地域が活性化し、身近な地域の人々の雇用や生活が守られます。また、農作物などもなるべく地元産を選ぶと、商品運搬によるCO2排出を抑えられ、なおかつ子どもが地元に愛着を抱くきっかけにもなりますよ。

③プラスチック原料ではなく自然由来の商品を買う

写真左:カルビーでは2019年にクラフト包材を使用した「かっぱえびせん」「ポテトチップス」を販売(画像提供:カルビー株式会社)
写真右:ネスレはほぼすべての大袋タイプ製品の外袋を紙パッケージに変更(画像提供:ネスレ日本株式会社)

先ほど説明したようにプラスチックは製造時に環境負荷の高い素材であり、また近年はプラスチックゴミが海洋汚染の原因として問題視されています。

プラスチック素材は、レジ袋だけでなくカフェのストローやカップ、またお菓子の袋など意外と多く使われているので要注意。外出時はマイボトルを持参してプラスチックストローやカップの利用は避け、子どものお菓子も紙を原料にしたクラフト包材(紙パッケージ)を選ぶようにしてみましょう。

④国際フェアトレード認証の商品を購入する

国際フェアトレード認証ラベル

開発途上国から原料や製品を不当に安く買うのではなく、適正な価格で継続的に買い取る取引が「フェアトレード」。国際フェアトレード認証ラベルは、経済・社会・環境の3つの柱を持つ国際フェアトレード基準が守られていることを示し、国際フェアトレード認証の対象産品はコーヒー・カカオ・コットン・紅茶・バナナ・花・スポーツボールなど多岐に渡ります。

適正な価格を実現するため一般的な製品よりも割高に感じるかもしれませんが、開発途上国の生産者を応援する思いを込めて優先的にチョイスしてみましょう。

⑤社会福祉団体に募金・寄付する

貧困や飢餓のない世界にするため、すぐに実行できる取り組みが募金・寄付。国内のさまざまな社会福祉の課題解決に取り組む民間団体を支援する「赤い羽根共同募金」や、途上国の人々の生活や医療を支援している団体への寄付を通じて、貧困に苦しむ人々に手を差し伸べてはいかがでしょうか。
家の中と外で実行できるSDGsアクションを挙げていきましたが、こうして見ると一人ひとりが無理なくできる行動はたくさんありますね。また、1つのアクションが複数のSDGs目標の達成につながり、日々の小さな行動でも十分に意義があると理解していただけたのではないでしょうか。

社会を形作っているのは、政府や企業という組織ではなく、一人ひとりの人間です。子どもたちにSDGsの意義を丁寧に教え、自分たちで着実にできることから親子で実践してみませんか。そうした小さなSDGsアクションの積み重ねが、今を生きる私たち、そして未来を生きる子どもたちのために、世界をよりよく変える力となるはずです。