
体験して分かった!“大物家電”ガスコンロ買い替えのタイミングと選ぶ比較ポイント【リンナイ「デリシア」レビュー】
家電
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家庭で使う生活家電のうち、冷蔵庫や洗濯機などの高額かつビッグサイズの「大物家電」は、基本的には使えなくなるまで頻繁に買い替えないもの。そのため“あって当たり前”と思いがちですが、内閣府が行った消費動向調査(※1)によると、大物家電の平均使用年数は10年前後で、ほとんどが故障によるものでした。つまり家計のためにも生活のためにも、いつかは買い替えのタイミングがやってくることを想定しておく必要があるということです。
※1:e-Stat「平成30年消費動向調査」
そんな大物家電の中で案外見落とされがちなのが「ガスコンロ」。実はパパ編集部スタッフの家でも先日「グリルに油汚れがこびりつき、火を消しても炎が残ってしまう」という危険な事態がいきなり発生し、急遽買い替えるハメに。ガスコンロが使えないと毎日の料理に支障をきたすため、あわてて製品の選定と取り付け工事を進めることになりました(幸い、見積もり当日から数日後の工事日を予約でき、工事自体も1~2時間程度で終了しました)。
そこで今回はその実体験を踏まえ、“隠れた大物家電”ガスコンロの買い替えでパパが知っておきたい基本ポイントと、製品選びの参考になるよう我が家が導入したリンナイのガスコンロ「DELICIA(デリシア)」の利用レビューをご紹介します。
※1:e-Stat「平成30年消費動向調査」
そんな大物家電の中で案外見落とされがちなのが「ガスコンロ」。実はパパ編集部スタッフの家でも先日「グリルに油汚れがこびりつき、火を消しても炎が残ってしまう」という危険な事態がいきなり発生し、急遽買い替えるハメに。ガスコンロが使えないと毎日の料理に支障をきたすため、あわてて製品の選定と取り付け工事を進めることになりました(幸い、見積もり当日から数日後の工事日を予約でき、工事自体も1~2時間程度で終了しました)。
そこで今回はその実体験を踏まえ、“隠れた大物家電”ガスコンロの買い替えでパパが知っておきたい基本ポイントと、製品選びの参考になるよう我が家が導入したリンナイのガスコンロ「DELICIA(デリシア)」の利用レビューをご紹介します。
ガスコンロの寿命は約10年!故障や寿命のサインは?
おそらく多くの家庭にとってガスコンロは「使える限り使い続けるもの」という認識だと思いますが、当然のことながらガスコンロにもおおまかな耐用年数があります。パロマの公式HPによると、テーブルコンロは5~7年程度、システムキッチンに据え置きされているビルトインコンロは7~10年程度で、部品の経年劣化により不具合が発生する場合があるそうです(※2)。
※2:パロマ「よくあるご質問(Q&A)」
また、購入時期によっては修理補修用部品の供給が終了している場合もあるので、耐用年数に近い時期で故障が起きたら交換を検討した方が良いでしょう。なお、次のような症状が故障のサインとして挙げられます。
・電池を交換したのに点火しにくい
・バーナーから出る炎の大きさや色が均等でない(あるいは勝手に消えてしまう)
・炎からススが出て、鍋やフライパンの底に付着し汚れる
・ガスくさいニオイがする
・操作パネルにエラーが表示される
・着火時や火の使用中に異音がある
・長期間の使用で汚れが取れない(前述のグリル内部の油汚れなど)
※2:パロマ「よくあるご質問(Q&A)」
また、購入時期によっては修理補修用部品の供給が終了している場合もあるので、耐用年数に近い時期で故障が起きたら交換を検討した方が良いでしょう。なお、次のような症状が故障のサインとして挙げられます。
・電池を交換したのに点火しにくい
・バーナーから出る炎の大きさや色が均等でない(あるいは勝手に消えてしまう)
・炎からススが出て、鍋やフライパンの底に付着し汚れる
・ガスくさいニオイがする
・操作パネルにエラーが表示される
・着火時や火の使用中に異音がある
・長期間の使用で汚れが取れない(前述のグリル内部の油汚れなど)
ビルトインコンロを比較・選ぶ時のチェックポイント
ここからは我が家のケースに沿って、システムキッチンの据え置きビルトインコンロの選び方や交換方法について説明していきます。毎日使うガスコンロは値段で性能を妥協してしまうと料理のたびにストレスがたまってしまうので、自分がメインの料理担当でない場合は「この性能は必要!」「あれば嬉しい!」というパートナーの意向を最大限に尊重しましょう!
①バーナーの数は3口がスタンダード
ビルトインコンロのバーナーの数は、2口と3口から選べます。現在主流なのは3つ口タイプで、製品の性能やデザインもバリエーションが豊富です。家族が少人数ではなく、並行調理も頻繁に行うのであれば3つ口がオススメでしょう。
②製品サイズの「60cm」と「75cm」は天板の違い
ビルトインコンロの製品サイズには、幅が60cmと75cmのものがあります。これは天板(トッププレート)の幅による違いで、本体サイズはいずれも同じ。天板が大きい75cmだとコンロ調理のスペースに余裕が生まれ、60cmだと逆に天板が小さいぶんコンロを使わない調理スペースに余裕が生まれます。システムキッチンの設計からおのずと選択が限られるかもしれませんが、選択の余地があるなら各タイプのメリットを踏まえて検討してみてください。
③天板の種類はお手入れが簡単な「ガラストップ」がオススメ
天板の種類には「ガラストップ」「ガラスコート」「アルミ」「ステンレス」「ホーロー」などがあり、現在主流となっているのは強化ガラスで出来たガラストップ。他と比べて値段が高めですが、見た目に高級感があって傷や焦げが付きにくく、調理後にさっと拭くだけで簡単に汚れを落とせるので、毎日の家事が楽になり価格分の価値は十分あります。
④五徳のタイプはお手入れの頻度で選ぼう
五徳には「ホーロー」と「ステンレス」の2種類あります。ホーロー製は熱に強く、重厚な黒色で汚れが目立ちにくいためお手入れが楽だけど、長年使ううちに塗装がはがれサビが発生することもあります。一方ステンレス製は、キッチン全体に明るい印象を与えるスタイリッシュさとサビにくい耐久性が特長ですが、熱に弱いため炎の焼け跡が残りやすく、こまめなお手入れが必要。各家庭のインテリアやライフスタイルに合わせて選んでください。
⑤価格と性能は比例!「あれば家事が楽になる機能」は前向きに検討すべし
各メーカーとも高価格帯・中価格帯・普及価格帯の製品があり、普及価格帯に基本性能が備わっていて、価格が上がるごとに特別な性能が増えていきます。なかには「火を使った調理ができれば特別な性能はいらない」と思う方もいるかもしれませんが、コンロに火力調整を任せられる自動調理や天板・バーナーが汚れにくい(お手入れのしやすい)設計などは、あるとないとで家事の負担が大違い。毎日の家事が少しでも楽になる機能を備えた製品は、家庭で料理に携わる人たちの意見を聞きながら前向きに検討した方が良いでしょう。
⑥設置工事は信頼度を優先!費用の相場は?
いざ購入したいコンロを選んだら、次に決めなければいけないのは「どこで買うか」。ネット通販は比較的リーズナブルですが、設置工事業者を自分で選べず力量が未知数というリスクもあります。信頼性を重視するなら、地元の工務店やガス会社、あるいは「交換できるくん」など住宅設備機器と工事サービスをセットで提供している販売会社がオススメです。ちなみに工事費は2万円前後が相場となるので、見積もりの参考にしてください。
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